映画「ダブル・ジョパディー」


「ダブル・ジョパディー(DOUBLE JEOPARDY)」アシュレイ・ジャッド

アシュレイ・ジャッド                                    トミー・リー・ジョーンズ

今回はブルース・ベレスフォード監督1999年製作「ダブル・ジョパディー(DOUBLE JEOPARDY)」をピックアップする。
本作はアメリカ合衆国憲法修正第5条の”何人も同一の犯罪で二度有罪にはならない”という法律を軸に展開するサスペンスドラマだ。明快なストリーと巧く纏めた脚本と構成は、観る者を惹きつける優秀な作品だと思う。


ブルース・グリーンウッド            アナベス・ギッシュ

【ストリー】
リビー(アシュレイ・ジャッド)は、実業家の夫ニック(ブルース・グリーンウッド)と愛する息子マティ(ベンジャミン・ウェアー)と幸せな暮らしを送っていました。ニックの提案で、夫婦水入らずでヨットでクルージング中、ニックが姿を消し、リビーに殺人の罪が被せられます。リビーはマティを親友のアンジー(アナベス・ギッシュ)に託し、刑務所に服役します。最初は頻繁にマティを連れて面会に来ていたアンジーですが、ある日突然消息を絶ちます。必死で調べるうち、実はニックの殺人事件は本人の狂言で、アンジーも共犯だったことを突き止めます。ニックは資金繰りに行き詰まり、保険金目的でリビーを罠に落とし入れたのでした。刑務所の仲間から“ダブル・ジョパディー=二重処罰の禁止”を聞き、復讐を誓ったリビー。体を鍛え、ひたすら仮釈放にむけて日々を過ごすのでした。6年後、仮釈放され保護観察官トラヴィス(トミー・リー・ジョーンズ)の元で監視されるリビーは、アンジーの行方を追います。アンジーの元の職場で住所を手に入れますが、不法浸入で捕まってしまいます。送還中、トラヴィスの目を盗んで逃げ出したリビーは、アンジーを訪ねますが、彼女は4年前にガス爆発事故で亡くなっていました。ニックの仕業だと確信したリビーは、母親に援助され、さらにニックとマティの行方を追います。ニックが名前を変え、ニューオリンズでホテルを経営している事を突き止めたリビーは、すぐに現地に飛びますが、同時にトラヴィスも事件の真相を感じとり、リビーを案じてニューオーリンズに向かっていました。ホテルのイベントを利用してニックと再会を果たしたリビーですが、再びずる賢いニックの罠にはまり、墓地に閉じ込められますが何とか脱出します。感情的になったリビーを、トラヴィスはなだめ、ニック逮捕の為、協力を申し出ます。ニックのホテルを訪れて、誘導尋問でニック逮捕の証拠を掴みます。逆上したニックは、トラヴィスを襲いますが、危機一髪、リビーがニックを撃ち殺します。罪が晴れて、リビーはトラヴィスとともに、マティへ逢いにいきます。ためらうリビーを優しく励ますトラヴィス。二人は、今はお互いによき理解者なのでした。そして、リビーはやっとマティを自分の腕で抱きしめることができたのでした。

題名:DOUBLE JEOPARDY
邦題:ダブル・ジョパディー
監督:ブルース・ベレスフォード
製作:レオナード・ゴールドバーグ
脚本:デイヴィッド・ワイスバーグ、ダグラス・S・クック
撮影:ピーター・ジェームズ
美術:ハワード・カミングス、アンドルー・ネスコロムニー
編集:マーク・ワーナー
音楽:ノーマンド・コーベイル
撮影機材:パナビジョン
フィルム:イーストマンコダック
現像:RAINMAKER LABORATORIES  プリント:デラックスカラー
出演:アシュレイ・ジャッド、トミー・リー・ジョーンズ、ブルース・グリーンウッド、アナベス・ギッシュ、ジェイ・ブラゾー、スペンサー・トリート・クラーク、ベンジャミン・ウェアー、ロマ・マフィア、ジリアン・バーバー、ダヴェニア・マクファデン
1999年アメリカ・カナダ/シネスコサイズ・カラー105分35mmフィルム
ダブル・ジョパディー -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


アシュレイ・ジャッド            アシュレイ・ジャッド、ベンジャミン・ウェアー

映画「追跡者」


トミー・リー・ジョーンズ             ウェズリー・スナイプス

今回はスチュワート・ベアード監督1998年製作「追跡者(U.S.MARSHALS)」をピックアップする。
本作は1993年に連邦保安官と逃亡者の追走劇を描いた「逃亡者」のスピンオフ作品で、アカデミー助演男優賞を受賞したトミー・リー・ジョーンズがジェラード連邦保安官役で再登板する。


ロバート・ダウニー・Jr               イレーヌ・ジャコブ

【ストリー】
シカゴからニューヨークへの犯罪者を護送中の護送機がオハイオ川に墜落。機に乗り合わせたサム・ジェラード連邦筆頭副保安官(トミー・リー・ジョーンズ)は、逃走した囚人マーク・シェリダン(ウェズリー・スナイプス)を部下と共に追跡することに。元CIAの特殊工作員で、2名のCIA部員を殺した容疑を受けていたシェリダンを追うため、外交保安局捜査官のロイス(ロバート・ダウニー・Jr.)が捜査に加わる。一方、シェリダンは捜査網をかいくぐり、恋人のマリー(イレーヌ・ジャコブ)の協力をひそかに得て自らの冤罪を晴らそうと行動を開始。事件の背後にはCIAから中国に国家機密を売り渡す陰謀が存在、その首謀者はなんとロイスだった。激しい追走劇の末、シェリダンを逮捕したジェラードは、ロイスこそ真犯人だと知るや、シェリダンを殺そうと忍び寄ったロイスを間一髪で倒した。


ウェズリー・スナイプス

題名:U.S.MARSHALS
邦題:追跡者
監督:スチュワート・ベアード
製作総指揮:ロイ・ハギンス、キース・バリッシュ
製作:アーノルド・コペルソン、アン・コペルソン
脚本:ジョン・ポーグ
撮影:アンジェイ・バートコウィアク
美術:メイハー・アーマッド
衣装:ルイーズ・フログレイ
編集:テリー・ローリングス
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
フイルム:イーストマンコダック
撮影機材:パナビジョン
現像:テクニカラー
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ウェズリー・スナイプス、ロバート・ダウニーJr.、イレーヌ・ジャコブ、ジョー・パントリアーノ、ダニエル・ロウバック、トム・ウッド、ラフーニャ・リチャードソン、ケイト・ネリガン
1998年アメリカ/ビスタサイズ・カラー131分35mmフィルム
追跡者 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


ロバート・ダウニー・Jr、トミー・リー・ジョーンズ        ウェズリー・スナイプス
追跡者(U.S.MARSHALS)

映画「ナチュラル・ボーン・キラーズ」


ナチュラル・ボーン・キラーズ(NATURALBORNKILLERS)

ウディ・ハレルソン                ジュリエット・ルイス 

今回はオリバー・ストーン監督1994年製作「ナチュラル・ボーン・キラーズ(NATURAL BORN KILLERS)」をピックアップする。本作はクエンティン・タランティーノ監督の原作を映画化したものだが、カラーからモノクロ、16mmからのブローアップ、ペーカムSD-VTRからのキネコなどを35mmインターネガに起こし、殺人を繰り返すカップルの心情を表現しているが、ベースは35mmパナビジョンキャメラであり、フィルムはイーストマンコダックだ。この実験的映像は、今見ると斬新さは希薄だと感じたが、さぞかしクエンティン・タランティーノ監督が撮りたかったのだろうなと勝手に想像してしまう。


ナチュラル・ボーン・キラーズ(NATURALBORNKILLERS)

トミー・リー・ジョーンズ           ロバート・ダウニー・ジュニア

【ストリー】
片田舎の名もない町のハイウェイ沿いのレストラン。客もまばらな店に、ミッキー(ウディ・ハレルソン)とマロリー(ジュリエット・ルイス)の2人が立ち寄る。ジュークボックスに合わせて踊るマロリーを卑猥な仕種ではやし立てる地元の中年男たち。突如マロリーは彼らに襲いかかり、強烈なパンチを食わせ、ミッキーの銃が火を吹く。楽しむようにいあわせた者を惨殺した2人は、レジの金を掴むとただ1人だけ生かしておいた女に「ミッキーとマロリーがやったと言え」と告げる。マロリーは幼い頃から父親(ロドニー・デンジャーフィールド)に性的虐待を受け、母親(エディ・マクラーグ)は黙って見ているだけだった。ある日、マロリーは肉屋の配達人だったミッキーと出会う。互いにひと目惚れした2人は父親の車を盗んで旅立つがあえなく捕まり、ミッキーは刑務所へ。強制労働の最中に竜巻に乗じて脱走したミッキーはマロリーの家へ向かい、2人で父親の頭を金魚鉢に沈め、母親をベッドに縛って火を放つ。やっと自由を手にした2人はルート666をひた走る。傷つけた手の平を合わせて血を分かち合い、永遠の愛を誓った。道を教えてくれた警官を射殺したり、町で拾った女の子をモーテルの部屋に監禁してその前で行為に耽る2人は、いつしかマスコミによって英雄に崇められる。52人を殺した彼らに憧れる若者は後を絶たなかった。そんな彼らを、有名犯罪者を捕らえて名声を手に入れ、ベストセラーを書きたいと考える暴力刑事ジャック・スキャグネッティ(トム・サイズモア)と、2人をスターに仕立てて独占インタビューを行い、視聴率を上げようと画策するTV番組キャスターのウェイン・ゲール(ロバート・ダウニー・ジュニア)が追っていた。道に迷ったミッキーとマロリーはインディアンの呪術師の老人の小屋に泊めてもらうが、悪夢にうなされたミッキーは誤って老人を撃ち殺す。初めて後悔した2人は逃げる時にガラガラ蛇に噛まれ、町のドラッグストアに駆け込むが、スキャグネッティら警察に包囲され、ついに逮捕される。2人が別々の独房に入れられた刑務所は、嗜虐的な所長ドワイト・マクラスキ-(トミー・リー・ジョーンズ)によって日夜、囚人たちへの虐待が行われていた。2人の逮捕から1年後、所長と本人の許可によりゲイルによるミッキーのインタビューが監獄内からの独占生中継で行われることになった。「殺人こそが純粋な行為だ」とうそぶくミッキーは、メディアへの痛烈な批判を語る。一方、所内にいあわせたスキャグネッティはマロリーの独房を訪れ、彼女に性行為を強要する。TV中継は所内の娯楽室でも流れており、見ていた囚人たちの興奮が高まった末に暴動へと発展。ミッキーは隙を見て警備員の銃を奪うと、マロリーの元へ急ぎ、スキチャグネッティを殺す。再会した2人は、愛を確かめ合った。暴動で所内は大混乱となり、ミッキーとマロリーは殺戮を開始する。人質のはずのゲールもこれに加わった。脱出した2人は惨めに命乞いするゲールを殺し、いずこともなく消えた。

題名:NATURAL BORN KILLERS
邦題:ナチュラル・ボーン・キラーズ
監督:オリバー・ストーン
製作総指揮:アーノン・ミルチャン、トム・マウント
製作:ジェーン・ハムシャー、ドン・マーフィー、クレイトン・タウンゼント
共同製作:ランド・ヴォスラー
原作:クエンティン・タランティーノ
脚本:デイヴィッド・ヴェローズ、リチャード・ルトウスキー、オリヴァー・ストーン
撮影:ロバート・リチャードソン
録音:ロン・ベンダー、トム・フライシュマン、ゲイリー・A・ヘッカー、ワイリー・ステイトマン、マイケル・ミンクラー
美術:ヴィクター・ケンプスター
衣装:リチャード・ホーナング
特殊メイク:マシュー・W・マングル、ゴードン・J・スミス
配役:リサ・ブラモン・ガルシア
編集:ハンク・コーウィン、ブライアン・バーダン
音楽:トレント・レズナー
助監督:ハーブ・ゲインズ
撮影機材:パナビジョン
現像:テクニカラー
出演:ウディ・ハレルソン、ジュリエット・ルイス、ロバート・ダウニー・Jr、トミー・リー・ジョーンズ、トム・サイズモア、ロドニー・デンジャーフィールド、エディ・マクラーグ
1994年アメリカ/ビスタサイズ・パートカラー119分35mmフィルム
ナチュラル・ボーン・キラーズ -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


ナチュラル・ボーン・キラーズ(NATURALBORNKILLERS)

ナチュラル・ボーン・キラーズ(NATURALBORNKILLERS)

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