映画「アイドルを探せ」


フランク・フェルナンデル、ベルデ・グランバル                            ミレーヌ・ドモンジョ(本人役)

今回はミシェル・ボワロン監督1963年製作「アイドルを探せ(CHERCHEZ L’IDOLE)」をピックアップする。
本作は、フランスのアイドル映画であり、ダイヤでプロットを繋ぐコメディ作品でもある。日本でも人気の歌手であるシルヴィ・ヴァルタン、ジョニー・アリディ、シャンソン界の大御所シャルル・アズナヴールが出演する。
特にシルヴィ・ヴァルタンが歌う「アイドルを探せ」は日本でも大ヒットした事を記憶する。

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ドミニク・ボシェロ、ダニー・サヴァル                シルヴィ・ヴァルタン(本人役)

【ストリー】
映画スター、ミレーヌ・ドモンジョの家で働らいているリシャール(フランク・フェルナンデル)は、恋人ジョゼット(ダニー・サヴァル)に贈るために五千万円もするダイヤモンドを盗んだがみつけられ、逃走のあげく、楽器店のギターの中にかくした。それと知ったジョゼットは、楽器店にギターを買いに行ったが、同じ型のものが五つもあり、その上、全部人気歌手達が買っていったときいて大あわて。一方リシャールは、女中ジゼール(ベルデ・グランバル)の忠告で改心し彼女と組んでダイヤを探すことにした。おこったジョゼットも女友達(ドミニク・ボシェロ)と組んでダイヤを探すことになり、二組はギターを求めて西へ東へ。リシャールとジゼールの組は、何度かジョゼット組にだしぬかれながらも、ついにシャルル・アズナブールのところでダイヤを見つけた。彼が自首する決心をした時、ジゼールは彼が出獄するまで待つことを誓う。五千万円のダイヤを探しながら、もっとすばらしいダイヤを見つけた二人に、アズナブールの歌う愛の歌が、強くあやしくひびきわたったのだった。


ベルデ・グランバル                   シャルル・アズナヴール(本人役)

題名:CHERCHEZ L’IDOLE
邦題:アイドルを探せ
監督:ミシェル・ボワロン
脚本:リシャール・バルデュッチ 台詞:アネット・ワドマン
撮影:レイモン・ルモワーニュ
音楽:ジョルジュ・ガルヴァランツ 挿入歌:シルヴィ・ヴァルタン
現像:L.T.C
出演:フランク・フェルナンデル、ダニー・サヴァル、ベルデ・グランバル、ドミニク・ボシェロ、ミレーヌ・ドモンジョ、シルヴィ・ヴァルタン、ジョニー・アリディ、シャルル・アズナヴール
1963年フランス/シネスコサイズ・モノクロ85分35mmフィルム
アイドルを探せ -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


フランク・フェルナンデル、ベルデ・グランバル  アイドルを探せ(CHERCHEZ L’IDOLE)

映画「白昼の大列車強盗」


エンリコ・マリア・サレルノ、アンソニー・ステファン        マーク・ダモン

今回はマリオ・カイアーノ(ウィリアム・ホーキンス)監督1967年製作「白昼の大列車強盗(UNO TRENO PER DURANGO)」をピックアップする。出演は「荒野の死闘」「荒野のプロ・ファイター」のアンソニー・ステファン、「皆殺し無頼」「リンゴ・キッド」「荒野の死闘」のマーク・ダモン、舞台出身の演技派俳優エンリコ・マリア・サレルノ、「続・荒野の用心棒」のホセ・ボダロ、「さすらいのガンマン」のアルド・サンブレル、「情無用のジャンゴ」のロベルト・カマルディエルなど。

脚本:ドゥッチオ・テッサリの真相
本作の脚本としてクレジットされているのは、監督のマリオ・カイアーノ、ホセ・グティエレス・マエッソに加え、監督・脚本を手掛けた「夕陽の用心棒(1965年)」でジュリアーノ・ジェンマをトップスターに押し上げたドゥッチオ・テッサリの三名。しかし、「禿鷹のえさ(1965年)」「続・荒野の1ドル銀貨」「キスキス・バンバン(1966年)」などの脚本をテッサリと共に執筆し、「嵐を呼ぶ男 スリム」などの脚本家として知られるフェルナンド・ディ・レオは、本作のシナリオを書き上げたのは、自分とアヴグスト・カミニートであると主張している。ディ・レオによると、当時のテッサリには温めていた別の映画の構想があり、その資金集めに苦労していた。そこで古くからの友人であるディ・レオに「白昼の大列車強盗」の原案とも言える粗原稿を託して脚本家を依頼。ディ・レオはこれに応え「拳銃無頼」「星空の用心棒(1967年)」などを共同執筆したカミニートに協力を要請し、脚本を完成させた。するとテッサリは、両者から手渡された原稿に目も通さずに、本作の製作陣にそのまま売却し、自らが構想していた作品の製作資金を得たというのだ。締め切りまでわずか1週間、しかもノーギャラで仕事を引き受けたディ・レオとカミートは、クレジットされなかった訳だが、当時のイタリアでは同様の事が珍しくなかったという。ちなみに、本作で得た資金でテッサリが何の映画を撮ったのかは定かではない。
(マカロニウエスタン傑作DVDプロダクションノートより)


ホセ・ボダロ、ロベルト・カマルディエ               アルド・サンブレル

サッカー選手だった”メキシコ軍の大尉”
本作でメキシコ軍の大尉を演じたアルド・サンブレルは、1931年にスペインのマドリードで生まれた。スペイン内戦後の混乱を避け、12歳でメキシコに移住したサンブレルは、やがてプロサッカー選手としてメキシコの一部リーグで活躍。1959年にはスペインへ凱旋し、CDアルコヤーノ、ラーヨ・バジェカーノなどでプレーしたのである。現役引退後、歌手を目指したが断念し、俳優となる事を決意した彼は、1961年「キング・オブ・キングス」で俳優デビュー。「Tres hombres buenos(1963年)」を皮切りに、「荒野の用心棒(1964年)」「夕陽のガンマン(1966年)」などを含む約60作のマカロニ・ウエスタンで主に悪役を演じた。テレビドラマを含めて7作を監督したサンブレルは、出演作「さすらいのガンマン(1966年)」のセルジオ・コルブッチ監督について「素晴らしい監督だ。コミュニケーション能力に優れ、役者の緊張感を上手く解す術を持っていた。製作会社ら無断で撮影を切り上げ、現場の全員で闘牛を見に行った事もあったよ」と語っている。46年間に及ぶ俳優人生で150作以上の映像作品に出演したサンブレルは、2003年に自叙伝を出版。2010年に他界した。
(マカロニウエスタン傑作DVDプロダクションノートより)

【ストリー】
石油やプラチナの採掘など一攫千金を求めて放浪するグリンゴ(アンソニー・ステファン)とルカ(エンリコ・マリア・サレル)が乗り込んだ列車で、革命軍による襲撃事件が発生。車内に積まれていた金庫が強奪された。その騒ぎの中、グリンゴとルカは殺された男の死体から金庫の鍵を手に入れる。金になると踏んだ二人は、接触した革命軍のボス(ホセ・ボダロ)に取り引きを持ち掛けるが、鍵を渡すよう拷問を受けてしまう。そこに謎の紳士ブラウン(マーク・ダモン)が現れ、革命軍に向けて機関銃を連射。絶体絶命のグリンゴらを救うのだった………。


ドミニク・ボシェロ                        マーク・ダモン

題名:UNO TRENO PER DURANGO
邦題:白昼の大列車強盗
監督:マリオ・カイアーノ(ウィリアム・ホーキンス)
製作:ビアンコ・マニーニ
脚本:マリオ・カイアーノ、ドゥッチオ・テッサリ、ホセ・グティエレス・マエッソ
撮影:エンツォ・バルボーニ
編集:レナード・チンクィーニー
音楽:カルロ・ルスティケリ
出演:アンソニー・ステファン、マーク・ダモン、エンリコ・マリア・サレルノ、ドミニク・ボシェロ、ホセ・ボダロ、ロベルト・カマルディエル、アルド・サンブレル、マヌエル・ザルゾ
1967年イタリア・スペイン/シネスコサイズ・カラー96分35mmフィルム[日本劇場未公開]
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 50号 2018年 3/11号 [分冊百科]
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


白昼の大列車強盗(UNO TRENO PER DURANGO)

白昼の大列車強盗(UNO TRENO PER DURANGO)

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