映画「今そこにある危機」


ハリソン・フォード                         アン・アーチャー

今回はフィリップ・ノイス監督1994年製作「今そこにある危機(CLEAR AND PRESENT DANGER)」をピックアップする。
本作は「レッド・オクトーバーを追え!(1990年)」「パトリオット・ゲーム」に続き、CIAの情報アナリスト、ジャック・ライアンの活躍を描いたシリーズの第3弾になる。


ジョアキム・デ・アルメイダ                  レイモンド・クルス

【ストリー】
CIA情報担当官のジャック・ライアン(ハリソン・フォード)はベネット大統領(ドナルド・モファット)に、彼の親しい友人のハーディン一家が惨殺されているのが沿岸警備隊に発見され、逮捕された犯人2人がコロンビアの麻薬組織カリ・カルテルの人間であることを報告する。麻薬撲滅を公約してきた大統領は怒りをこらえ、「麻薬カルテルはアメリカにとり、今そこにある危機だ」と直ちに対処措置を厳命した。ライアンはガンに倒れた上司のグリーア提督(ジェームズ・アール・ジョーンズ)の依頼でCIA副長官代行を引き受け、ハーディン事件の背後の捜査に当たった。その結果、実はハーディンがカリ・カルテルの資金洗浄係であったらしいことを突き止める。彼はカルテルの資金6億5千万ドルを着服し、それが判明したためにカルテルを率いるエルネスト・エスコベド(ミゲル・サンドバル)に殺害されたと推測したライアンは、大統領に報告する。その頃、彼の知らないところでカルテル撲滅の秘密軍事作戦が開始されていた。大統領補佐官のジェームズ・カッター(ハリス・ユーリン)はCIA作戦担当副長官のロバート・リター(ヘンリー・ツァーニー)に、議会の承認なしに他国に軍隊を派遣する報復作戦の承認書を与える。一方、エスコベドの部下で、かつてキューバ活動の上層部にいたフェリックス・コルテズ(ジョアキム・デ・アルメイダ)は偽造旅券でアメリカに入国し、恋仲となったFBI長官の秘書モイラ(アン・マグヌソン)と連絡を取り、アメリカ側の動きを探る。パナマに渡ったリターはCIAの諜報員クラーク(ウィレム・デフォー)に会い、秘密作戦の指揮を取るように要請する。クラークはラミレス大尉(ベンジャミン・ブラット)や狙撃の名手シャベス(レイモンド・クルーズ)ら選りすぐりの兵士12名で組織された軍団を率いて、闇に紛れてコロンビアに潜入する。その頃、強気に転じた大統領はハーディンの6億5千万ドルを政府が運用すれば、さらに価値を発揮すると主張。それはカルテルからの金だとのライアンの推測を確かめるために、彼にコロンビアに向かうよう命令した。ライアンは、愛する妻キャシー(アン・アーチャー)に見送られ、現地に渡る。彼が首都ボゴダに到着し、政府関係者から情報を聞き始めた頃、クラーク率いる秘密部隊はカルテル関係施設の攻撃に成功する。グリーアの助言でクラークと会ったライアンはハーディンとカルテルの関係を確認し、ホワイトハウスに報告する。大統領はそれを受けて直ちに記者会見を行い、麻薬収益金の洗浄用の6億5千万ドルの口座を差し押さえたことを発表した。モイラから、ジェイコブスFBI長官が密かにボゴダ入りすることを知ったコルテズは襲撃を計画。それは大きな損害を受けて激怒したエスコベドの報復に見せかけようとして、コルテズが他のカルテルのロハスと組んだ巧妙な作戦だった。長官一行はロケット砲をはじめとする火器の猛攻を受け、同行していたライアンたちは必死に防戦するが、長官ほか幾多の犠牲を出してしまう。一方、アメリカに飛んだコルテズは、役目を果たし終えたモイラを口封じに絞殺した。手段を選ばぬカルテルに激怒したカッターは実力を行使するよう指示。電話を盗聴してカルテルの代表者の集会があることを知ったリターはパナマ湾上空に戦闘機を出撃させ、高性能ミサイルで女性や子供もろとろ会場の家を爆破させる。だが、集会に遅れたエスコベドとコルテズは命拾いした。米国政府の不法攻撃の事実を突き止めたコルテズはカッターと取り引きし、麻薬摘発と供給網のリストラを実行する見返りとして、特殊部隊の現在位置を教え、彼らとの通信回線を切ることを約束させた。その頃、モイラの電話録音と盗聴テープからようやくコルテズのことを突き止めたライアンは事件の輪郭を掴み、特殊部隊の存在を知る。ライアンはリターに迫るが、彼は大統領が始めから関与していたと言う。そんな時、グリーア提督が亡くなった。ライアンは彼が最後に残した、議会で米国民に誓った正義をまっとうするようにとの言葉を胸に、単身コロンビアへ飛ぶ。そこで、見殺しにされようとしている部隊を救出しようと必死に行方を追うクラークと出会った彼は、カルテルの本拠に向かう。裏切りが明らかになったコルテズはエスコバドを殺す。ライアンとクラークは兵士たちの救出と脱出に成功し、コルテズも倒された。ホワイトハウスに戻った彼は大統領に向かい、彼らが行ったことを告発すると言う。議会に出席したライアンは、真実のみを語ると宣言した。


レイモンド・クルス、ウィレム・デフォー

題名:CLEAR AND PRESENT DANGER
邦題:今そこにある危機
監督:フィリップ・ノイス
製作:メイス・ニューフェルド、ロバート・レーメ
原作:トム・クランシー
脚本:ドナルド・スチュワート、スティーヴン・ザイリアン、ジョン・ミリアス
撮影:ドナルド・M・マッカルパイン
美術:テレンス・マーシュ
特殊効果:ジョー&ポール・ロンバルディ
視覚効果:ロバート・グラズミア
衣装:バーニー・ポラック
編集:ニール・トラヴィス
音楽:ジェームズ・ホーナー
撮影機材:パナビジョン
現像:デラックスカラー
出演:ハリソン・フォード、ウィレム・デフォー、アン・アーチャー、ジョアキム・デ・アルメイダ、ヘンリー・ツァーニー、ハリス・ユーリン、ドナルド・モファット
1994年アメリカ/シネスコサイズ・カラー141分35mmフィルム
今そこにある危機 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


ヘンリー・ツァーニ                        ハリソン・フォード

映画「パトリオット・ゲーム」


ハリソン・フォード                        アン・アーチャー

今回はフィリップ・ノイス監督1992年製作「パトリオット・ゲーム(PATRIOT GAMES)」をピックアップする。本作はトム・クランシー氏の小説「愛国者のゲーム」を映画化したもので主人公のジャック・ライアンが活躍する”ジャック・ライアン・シリーズ”。1990年に映画化された「レッド・オクトーバーを追え!」の続編(第2弾)となる。


ショーン・ビーン               サミュエル・L・ジャクソン

【ストリー】
CIAを辞め、海軍学校の教官となったジャック・ライアン(ハリソン・フォード)は、妻で眼科医のキャシー(アン・アーチャー)、ひとり娘のサリー(ソーラ・バーチ)と仕事を兼ねた休暇旅行のためロンドンにいた。英国海軍大学でのスピーチを終えたジャックは、妻子が待つバッキンガム宮殿へ向かうが、その時テロリストが1台の車を襲撃するところに出くわす。本能的にテロリストに立ち向かい負傷しながらもひとりを射殺、駆けつけた警官によりテロリストのひとり、ショーン・ミラー(ショーン・ビーン)が逮捕された。殺されたのはショーンの弟だった。ジャックが救ったのは皇太后の従弟ホームズ卿(ジェームズ・フォックス)一家で、彼はサーの称号を送られることになった。1カ月あまりのイギリス滞在を終え、自宅に戻ったジャック一家。そんな彼らを追いかけるようにIRA幹部パディ・オニール(リチャード・ハリス)も資金集めのためアメリカへやってきた。一方その頃、テロリスト集団のリーダー、ケヴィン・オドンネル(パトリック・バーギン)と、赤毛の美人アネット(ポーリー・ウォーカー)らは別の警察署へ護送中のショーンを奪還。ショーン逃走のニュースはCIAのグーリア提督(ジェームズ・アール・ジョーンズ)にも届いた。ある日授業を終えたジャックは不審な男に襲われ、危機一髪で海軍兵に助けられる。妻子の危険を察知したジャックは猛スピードで家路をたどるが、アメリカへ潜入していたケヴィンがキャシーとサリーをハイウェイ上で狙撃、車はコンクリート壁に激突してしまう。一命はとりとめたがサリーは重体のまま。怒りにうち震れるジャックはCIAへ赴き、テロリストの行方を追うことになった。CIAではテロリスト担当の専門家がショーンたちの行方を追い、衛星などの情報や「一味に女が絡んでいる」とのジャックの証言から北アフリカに訓練キャンプがあるのではないかとにらみ、ジャックの元にもパディから例の女が写っている写真が届けられた。CIAはキャンプ襲撃に乗り出すが、ケヴィンらは一足早く脱出、再びアメリカへと向かっていた。嵐の中、訪米中のホームズ卿はライアン家で叙勲式を行うが、ここにもケヴィンらの手が伸び、ジャックらは命からがら海へ逃げ出す。弟の復讐に怒り狂うショーンはケヴィンとアネットを射殺、ジャックに襲いかかるが、海上での死闘の末ジャックはケヴィンを倒すのだった。

題名:PATRIOT GAMES
邦題:パトリオット・ゲーム
監督:フィリップ・ノイス
製作総指揮:チャールズ・H・マグワイアー
製作:メイス・ニューフェルド、ロバート・レーメ
原作:トム・クランシー「愛国者のゲーム」
脚本:W・ピーター・イリフ、ドナルド・スチュワート
撮影:ドナルド・M・マッカルパイン
録音:アンディ・ネルソン、アイヴァン・シャーロック
美術:ジョゼフ・ネメック3世
装飾:ジョン・M・ドワイヤー
特殊効果:ノーマ・モリソー
編集:ニール・トラヴィス、ウィリアム・ホイ
音楽:ジェームズ・ホーナー
撮影機材:パナビジョン
現像:テクニカラー
出演:ハリソン・フォード、アン・アーチャー、パトリック・バーギン、ショーン・ビーン、ソーラ・バーチ、ジェームズ・フォックス、サミュエル・L・ジャクソン、ポリー・ウォーカー、ジェームズ・アール・ジョーンズ、リチャード・ハリス
1992年アメリカ・イギリス/シネスコサイズ・カラー117分35mmフィルム
パトリオット・ゲーム -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


パトリオット・ゲーム(PATRIOT GAMES) アン・アーチャー、ハリソン・フォード、ソーラ・バーチ

パトリオット・ゲーム(PATRIOT GAMES)

フィリップ・ノイス監督

映画「推定無罪」


ハリソン・フォード            ハリソン・フォード、ラウル・ジュリア

今回はアラン・J・パクラ監督1990年製作「推定無罪(PRESUMED INNOCENT)」をピックアップする。
本作はスコット・トゥロー原作の同名小説を映画化した法廷推理「誰が真犯人なのか?」というミステリードラマだが、ラストのドンデンは面白い仕上がりだと思う。


ボニー・ベデリア                                      グレタ・スカッキ

【ストリー】
ラスティ・サビッチ(ハリソン・フォード)は、優秀で堅物の首席検事補として知られ、妻バーバラ(ボニー・ベデリア)、一人息子と、平凡だが、幸せな家庭を営んでいた。仕事も家庭生活も、すべてが順調にいっているかに見えたある日、サビッチは上司の地方検事レイモンド・ホーガン(ブライアン・デネヒー)から、ある殺人事件を知らされ、担当するように命じられる。それは、他ならぬ同僚であり、部下であった美人検事補キャロリン(グレタ・スカッキ)殺人事件だった。実は、彼女こそがサビッチが密かに情事を重ねていた愛人だったのだ。ショックを押し殺して、サビッチは気心の知れた相棒のリップランザー刑事(ジョン・スペンサー)と共に事件の捜査を開始する。ポルヒーマスの死は、一見して性的変質者による暴行殺人と思われたが、検死の結果と犯行現場の状況から、通り魔殺人に見せかけた顔見知りの犯行であることが判ってくる。死体から検出された精液の血液型と、現場に残された指紋が決定的な証拠となり、サビッチは一転して容疑者として逮捕される。サビッチは、法廷での好敵手である有能なアルジャンドロ・サンディ・スターン(ラウル・ジュリア)に弁護を依頼した。裁判が進み、リップランザーとスターンの調査が進むに連れて、しだいに公判の背後に地方検事の選挙戦と収賄事件が存在することが明らかになってくる。かつてとは打って変わったようにサビッチを陥し入れようとするホーガン検事の証言や、同僚でライバルだった検事補の提出する証拠物件は、ますます彼を窮地に追いやるものばかりだったが、スターンは巧みな弁護でラレン・リトル判事(ポール・ウィンフィールド)から無罪の判決を引き出した…。裁判が終り、隠されていた真実が明らかにされる。リトル判事は賄賂を受け取っていた張本人であり、スターンはその汚職事件の鍵を握っていることをほのめかしてサビッチに有利な判決を取り付けたのだった。そして、殺人事件の真犯人が、実は失意のサビッチを陰から励まし続けていた妻のバーバラであり、すべては夫の不倫相手への強烈な嫉妬ゆえのものだったことが明らかにされるのだった。


推定無罪(PRESUMED INNOCENT)

題名:PRESUMED INNOCENT
邦題:推定無罪
監督:アラン・J・パクラ
製作総指揮:スーザン・ソルト
製作:シドニー・ポラック、マーク・ローゼンバーグ
原作:スコット・トゥロー
脚本:フランク・R・ピアソン、アラン・J・パクラ
撮影:ゴードン・ウィリス
録音:リチャード・ポートマン
美術:ジョージ・ジェンキンス
編集:エヴァン・A・ロットマン
音楽:ジョン・ウィリアムス
撮影機材:パナビジョン GENERAL CAMERA,N.Y.
現像:DU ART FILM LABS,N.Y. プリント:テクニカラー
出演:ハリソン・フォード、グレタ・スカッキ、ボニー・ベデリア、ラウル・ジュリア、ブライアン・デネヒー、ポール・ウィンフィールド
1990年アメリカ/ビスタサイズ・カラー127分35mmフィルム
推定無罪 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


ラウル・ジュリア                 ハリソン・フォード

1 2 3