映画「プロフェッショナル」

プロフェッショナル
「プロフェッショナル(THE PROFESSIONALS)」クラウディア・カルディナーレ
プロフェッショナルプロフェッショナル
バート・ランカスター                                          リー・マーヴィン

今回はリチャード・ブルックス監督1966年製作「プロフェッショナル(THE PROFESSIONALS)」をピックアップする。本作の公開された1966年度はイタリア製西部劇が世界的に大ヒットし、アメリカ本国でも多数公開されていた状況で、逆にイタリアから名女優クラウディア・カルディナーレを呼んで製作しているのが興味深い西部劇である。内容も往来のハリウッド西部劇と違った展開でおもしろかった。

プロフェッショナルプロフェッショナル
クラウディア・カルディナーレ     クラウディア・カルディナーレ、ジャック・パランス

【ストリー】
1917年、メキシコ革命の時代。数百名の革命派くずれの無法者たちが、山賊となって国境付近で暴れまわっていた。その頃テキサス油田の持ち主グラントの妻マリア(クラウディア・カルディナーレ)が彼らに誘拐され、身代金10万ドルを要求されていた。グラント(ラルフ・ベラミー)は妻をとりかえすため4人の男を雇った。彼らはそれぞれの特技をもつ戦争専門家だった。ファーダン(リー・マーヴィン)は、射撃の名手で4人のリーダー格。エーレンガード(ロバート・ライアン)は馬に関しての専門家、ジェイク(ウディ・ストロード)は追跡と狩りの名人で、ナイフと弓矢の術は抜群だ。そしてドルワース(バート・ランカスター)はダイナマイトの専門家といったぐあい。4人は出発した。岩山と砂漠が広がる長い旅だ。途中何度か革命軍に襲われ、各自の特技をいかしてきり抜けた。メキシコ鉄道を見下ろす丘の上で4人は周囲を偵察した。政府軍に守られた機関車が来た時、首領ラザ(ジャック・パランス)を先頭に数十人の革命軍が現れた。列車はおさえられ乗員は全員射殺された。敵の根城の近くまできたらしい。その夜4人は攻撃を始めた。ダイナマイトを仕かけ、マリア救出におもむいたところ、なんとラザとマリアは夫婦だった。むりやりマリアを連れ出し、敵の本拠を爆破した。4人のプロフェッショナルとマリア、一行5人の脱出が始まった。砂嵐の中を、ラザ一味が追ってくる。戦闘が続き、敵の生存者はラザだけとなった。そして、ラザも一行に加えたのだが、彼の話によると、マリアはもともとメキシコの女で、グラントが土地を奪った際に連れ去ったのだという。マリアとラザは昔から恋人同士だったとも。グラントのきたないやり方に4人は怒った。賞金などいらない。プロフェッショナルたちはマリアとラザをメキシコに帰してやるのだった。

プロフェッショナルプロフェッショナル
ウディ・ストロード、ロバート・ライアン バート・ランカスター、クラウディア・カルディナーレ、リー・マーヴィン

題名:THE PROFESSIONALS
邦題:プロフェッショナル
監督:リチャード・ブルックス
製作:リチャード・ブルックス
原作:フランク・オローク ”A Mule for the Marquesa”
脚本:リチャード・ブルックス
撮影:コンラッド・ホール
美術:エドワード・S.H.ハワーズ
音楽:モーリス・ジャール
編集:ピーター・ツィンナー
現像:テクニカラー
撮影機材:パナビジョン
出演:バート・ランカスター、リー・マーヴィン、ロバート・ライアン、クラウディア・カルディナーレ、ウディ・ストロード、ジャック・パランス、ラルフ・ベラミー、ジョー・デ・サントス
1966年アメリカ/シネスコサイズ・カラー117分35mmフィルム

プロフェッショナルプロフェッショナル
リー・マーヴィン、バート・ランカスター

映画「ワイルド・アパッチ」

ワイルド・アパッチワイルド・アパッチ
バート・ランカスター              ブルース・デイヴィソン 

今回はロバート・アルドリッチ監督1972年製作「ワイルド・アパッチ(ULZANA’S RAID)」をピックアップする。
本作は追いつめられたアパッチ族の最後の反逆である“ウルザナの襲撃”を、それが実際に起きたアリゾナの平原と山岳地帯に再現し、撮影はアリゾナ州のコロナド国立森林とノガレス、ネバダ州のバレー・オブ・ファイア州立公園で行われたそうだ。

ワイルド・アパッチワイルド・アパッチ
ホルヘ・リューク             ワイルド・アパッチ(ULZANA’S RAID)

【ストリー】
西へ西へと進んだアメリカ西部開拓の時代も終わろうとしていた1810年代なかば。わずかにこの30年たらずの間に各地で圧倒的な騎兵隊の攻撃の前に、勇敢さで恐れられたシャイアン、スー、コマンチ族などが次々に敗れ、散り散りとなった。ここアリゾナでも、アパッチ族は自分たちの土地だった平原と険しい山々が連なるその一隅に押し込められていた。従って騎兵隊もその役割を終わろうとしていた。安穏な空気が流れるロウェル砦に、インディアン保留地とでたアパッチが、ウルザナに率いられて南へ向かったという報せが入った。砦に呼ばれたマッキントッシュ(バート・ランカスター)は、インディアンとの戦いに長くたずさわっており、騎兵隊の指揮官たちの考えが安易すぎるのを忠告した。これが初陣である若いデブリン中尉(ブルース・デイヴィソン)を指揮官に、20名の隊員が、とりあえず出陣、マッキントッシュが彼を補佐し、地理に明るいアパッチの若い男ケ・ニ・ティ(ホルヘ・リューク)をガイドに、ウルザナの追跡を始めた。だが開拓者たちに危険を知らせるべく、先発していた騎兵隊員たちをたちまち血祭にあげたウルザナ(ホアキン・マルティネス)は、道道の家を襲った。ウルザナな、自決した者も容赦なく身を剥ぎ、心臓をえぐり取った。また犬の尾をくわえさせ、股間を焼くなど、その殺戮は凄惨を極めた。「なぜアパッチはこんなにも残酷なんだ」経験のない若い中尉の怒りにみちた問に、ケ・ニ・ティは答えた。「この厳しい土地で生きるためには力が必要なのだ。殺した男が殺された男の力を受ける。ウルザナは長い保留地の生活で力が薄れているからこれからも多勢の人を殺すだろう」。マッキントッシュは敵の手にのると見せかけてその裏をかき、一挙に決着をつけようとする。ウルザナの策略はこうだ。襲った家の主婦を輪姦し、命だけは助けておく、そうすれば騎兵隊は婦人を砦に送る隊と、追跡する隊に分散する。そこを襲って潰滅させ馬を奪おうというのだ。マッキントッシュはこの危険な賭に乗った。討つか討たれるか、もはや1手の誤ちも許されない緊迫の戦いへ突入した。険しい山がそそりたち、急激に細かく切れ込んでいる“赤い谷”を朝日が朱のように染めあげた。騎兵隊は中尉の率いる本隊と、傷ついた婦人を砦に送りかえすマッキントッシュと軍曹(リチャード・ジャッカル)たちの2手に別れて進んだ。赤い谷に入る護衛隊。襲いかかるアパッチ。狙い射ちに護衛隊員は次々と倒れて、谷は修羅場と化した。だがこのおとり作戦も中尉が合図を読み違え、銃声が轟いてからかけつけたため、功を奏さず、護衛隊は全滅。マッキントッシュはなおも襲いくるアパッチを倒すが、深手を負った。一方、別行動にでていたケ・ニ・ティはウルザナを追いつめた。ウルザナは自分を正当化し、死の歌をうたった。戦いは終わった。砦に運ぼうという中尉の申し出を断わり、来るべき死を静かに待ち受けるマッキントッシュ。中尉は、アパッチも騎兵隊員と同様埋葬するよう命じ、砦に引き上げていった。

ワイルド・アパッチワイルド・アパッチ
リチャード・ジャッケル                                          ホアキン・マルティネス

題名:ULZANA’S RAID
邦題:ワイルド・アパッチ
監督:ロバート・アルドリッチ
製作:カーター・デ・ヘブン、バート・ランカスター
脚本:アラン・シャープ
撮影:ジョゼフ・バイロック
美術:ジェームズ・D・ヴァンス
録音:ワルドン・O・ワトソン、ジム・アレクサンダー
衣装:グレン・ライト
編集:マイケル・ルチアーノ
音楽:フランク・デヴォール
現像:テクニカラー
助監督:マルコム・R・ハーディング
出演:バート・ランカスター、ブルース・デイヴィソン、ホルヘ・リューク、リチャード・ジャッケル、ロイド・ボックナー、ホアキン・マルティネス、カール・スウェンソン、ダグラス・ワトソン
1972年アメリカ/ビスタサイズ・カラー102分35mmフィルム
ワイルド・アパッチ -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

ワイルド・アパッチワイルド・アパッチ
バート・ランカスター                                  ワイルド・アパッチ(ULZANA’S RAID)

ワイルド・アパッチ

映画「アパッチ」


バート・ランカスター                ジーン・ピータース

今回はロバート・アルドリッチ監督1954年製作「アパッチ(APACHE)」をピックアップする。
本作は、アルドリッチの監督2作目にして初の西部劇になる。先住民のキャラクターを褐色メイクした白人俳優たちが演じたのに違和感はあるものの、’50年代当時のアメリカで、アパッチ族の戦士を反逆のヒーローとして描いた事は評価出来るのではないだろうか。


チャールズ・バチンキスー(チャールズ・ブロンソン)  アパッチ(APACHE)

【ストリー】
アパッチ族は酋長ジェロニモ以下が合衆国に降伏して捕らえられたが、その中の1人マサイ(バート・ランカスター)は列車護送中に脱走し、故郷の西部アパッチへ帰りついた。しかし、彼のいない間に故郷はすっかり変貌し、マサイの恋人ナリンリ(ジーン・ピータース)の父サントス(ポール・ギルフォイル)が、名前だけの酋長にまつりあげられていた。マサイはアパッチ族が自立するには青年たちの意欲を農業に向かわせなければならないと主張したが、サントスに裏切られて再び敵に捕らえられる。だが、マサイはまたもや護送中に脱走、ただ1人山中に隠れて、合衆国と裏切者に対する復讐に燃え立った。そしてある日、ナリンリを誘拐して隠れ家の廃鉱へ連れてきた。最初は2人とも互いに打ちとけなかったが、次第に愛情を抱き合うようになり、冬が来る頃には結婚して小さな小屋を営んだ。春が訪れた頃、ナリンリは身篭っていた。あるとき彼女が村へ下って食糧を盗んできたことから足がつき、2人の小屋は合衆国軍に包囲された。マサイは1人敢然と敵に立ち向かったが衆寡敵せず重傷を負う。マサイが最後の力をふりしぼって敵に向かおうとしたとき、突如赤ん坊の産声が一際高く聞こえた。声の方をふりむくマサイを撃とうとする合衆国兵士は、誰ひとりとしていなかった。かくて、マサイは農夫となって一生を送り、アパッチ帰順の先覚といわれるようになったのである。


アパッチ(APACHE)

題名:APACHE
邦題:アパッチ
監督:ロバート・アルドリッチ
製作:ハロルド・ヘクト
原作:ポール・I・ウェルマン
脚本:ジェームズ・R・ウェッブ
撮影:アーネスト・ラズロ
録音:ジャック・ソロモン
美術:ニコライ・レミソフ
衣装:ノーマ
編集:アラン・クロスランド・ジュニア
音楽:デヴィッド・ラクシン
現像:テクニカラー
出演:バート・ランカスター、ジーン・ピータース、ジョン・マッキンタイア、チャールズ・バチンキスー(チャールズ・ブロンソン)、ジョン・デナー、ポール・ギルフォイル、ウォルター・サンド、モーリス・アンクラム、モント・ブルー
1954年アメリカ/スタンダードサイズ・カラー87分35mmフィルム
アパッチ -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


アパッチ(APACHE)

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