映画「あの頃ペニー・レインと」
パトリック・フュジット ケイト・ハドソン
今回はキャメロン・クロウ監督2000年製作「あの頃ペニー・レインと(ALMOST FAMOUS)」をピックアップする。
キャメロン・クロウ監督は、実際に15歳でローリング・ストーン誌の記者になり、レッド・ツェッペリン、ニール・ヤングなど、数多くの伝説的なミュージシャンへのインタビューに成功した音楽ジャーナリストで、自伝的ストーリーを映画化したものだ。邦題の「ペニー・レイン」は1967年にビートルズが発表した14枚目のオリジナル曲で、イギリス・リバプールにあるペニー・レインという通りの名前の響きを気に入ったポール・マッカートニーが過ぎ去りし日々を思い出し作曲したものだ。
1970年代のUSAヒットチャートを知る人にはたまらない映画である。
あの頃ペニー・レインと(ALMOST FAMOUS)
【ストリー】
1973年、大学教授の母(フランシス・マクドーマンド)と暮らす知的で陽気な15歳の少年ウィリアム(パトリック・フュジット)は、姉アニタ(ズーイー・デシャネル)が教えたロック音楽の魅力に取り憑かれ、学校新聞などにロック記事を書いていた。やがて、伝説のロック・ライターでクリーム誌の編集長、レスター・バングス(フィリップ・シーモア・ホフマン)に認められ、さらにローリングストーン誌からも声がかかり、ウィリアムが愛する新進バンド、スティルウォーターのツアーに同行取材をすることになる。そして、このバンドを追う少女たちの中にいた、一際美しいペニー・レイン(ケイト・ハドソン)に恋をするのだが、彼女はスティルウォーターのギタリスト、ラッセル(ビリー・クラダップ)と付き合っていた。それでもウィリアムの恋心は変わらず、ツアーの刺激的な毎日を楽しんでいた。しかしやがてペニー・レインは、ニューヨークでラッセルの本命の恋人が現われたため、睡眠薬で自殺を図る。ウィリアムの助けで彼女は一命を取り止めるが、それはお祭り騒ぎの終焉を意味していた。そして飛行機事故の危機をなんとか切り抜け、ウィリアムの旅は終わるのだった。
ビリー・クラダップ フランシス・マクドーマンド
題名:ALMOST FAMOUS
邦題:あの頃ペニー・レインと
監督:キャメロン・クロウ
製作:キャメロン・クロウ、イアン・ブライス
脚本:キャメロン・クロウ
撮影:ジョン・トール
美術:クレイ・A・グリフィス、クレイトン・アール・ハートレイ
衣裳:ベッツィ・ヘイマン
編集:サー・クライン、ジョー・ハッシング
音楽:ナンシー・ウィルソン、リサ・スチュワート 音楽監修:ダニー・ブラムソン
撮影機材:パナビジョン
編集機材:Avid
フィルム:イーストマンコダック
現像:テクニカラー
出演:パトリック・フュジット、ビリー・クラダップ、ケイト・ハドソン、フランシス・マクドーマンド、ジェイソン・リー、アンナ・パキン、フェルザ・バルク、ノア・テイラー、ズーイー・デシャネル、フィリップ・シーモア・ホフマン、テリー・チェン
第73回アカデミー賞脚本賞受賞。第58回ゴールデングローブ賞作品賞受賞。
2000年アメリカ/ビスタサイズ・カラー123分
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あの頃ペニー・レインと(ALMOST FAMOUS)