マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション 「皆殺しのジャンゴ」


朝日新聞出版より1月19日発売の「マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション 」第21号が届いた。二作品のうち今回はフェルディナンド・バルディ監督1968年製作「皆殺しのジャンゴ(VIVA DJANGO)」をピックアップする。
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 2017年 1/29号[分冊百科]

テレンス・ヒル版ジャンゴ誕生の経緯
「皆殺しのジャンゴ」は、伝説的なキャラクター”ジャンゴ”を生み出した「続・荒野の用心棒(1966年)」の製作会社B・R・Cプロダクションが、フランコ・ネロと交わした契約書に基づいて企画された作品である。B・R・Cはネロとの間に3作品出演するという契約を交わしており、その1作目が「続・荒野の用心棒」、2作目が「ガンマン無頼(1966年)」、3作目が本作だった。ところが、「続・荒野の用心棒」で一躍その名を轟かせたフランコ・ネロは、ハリウッドの巨匠ジョン・ヒューストンに招かれアメリカ・イタリア合作の超大作映画「天地創造(1966年)」に出演。
帰国して「ガンマン無頼」を撮り終えると、今度はハリウッド製ミュージカル「キャメロット(1967年)」に出演すべく、再び渡米してしまったのだ。一方、フランコ・ネロにもう一度ジャンゴを演じさせたいB・R・C側は、「続・荒野の用心棒」の脚本家フランコ・ロゼッティに続編を依頼し、セルジオ・コルプッチ監督にオファーを送った。コルブッチが続編に興味を示さなかった為、メガホンは「ガンマン無頼」のフェルディナンド・バルディに託される。このバルディ監督が、B・R・Cのプロデューサーであったマノロ・ボロニーニに、「フランコ・ネロの弟の様なルックスだ」とテレンス・ヒルを推薦したのである。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)

ヒル&バルディ監督の意外な前作
本作の主演俳優としてテレンス・ヒルを推薦したフェルディナンド・バルディ監督は、前年(1967年)に撮影した「西部のリトル・リタ 踊る大銃撃戦」で彼を起用していた。当時のイタリアでアイドル歌手的な人気を誇ったカンツォーネ歌手リタ・パヴォーネを主演に招いた”世界初のマカロニ・ウエスタン・ミュージカル”と称される超異色作である。(日本未公開)
ストリーは、人間を惑わす「金」をなくすために銀河の彼方から地球にやって来た早撃ちガンマン「リトル・リタ」が、金を巡って争う「ジャンゴ」や「リンゴ」というガンマンたちを次々に倒していく——というもの。
この作品で、リタが一目惚れしてしまう謎のガンマン「ブラック・スター」を演じたのが、テレンス・ヒルだったのである。随所に散りばめられた歌と踊りに加え、マカロニ・ウエスタンのパロデイ満載の「西部のリトル・リタ」についてバルディ監督は、「私が監督した41本の中で一番気に入ってる作品だ」後に語っている。ちなみに、「皆殺しのジャンゴ」」の原題「PREPARATI LA BARA(棺桶を用意しろ)」は、この作品の台詞から採られたものである。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)


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映画「「皆殺しのジャンゴ」当ブログ2013年4月3日公開
皆殺しのジャンゴ皆殺しのジャンゴ
テレンス・ヒル

今回は「ガンマン無頼」のフェルディナンド・バルディ監督1968年製作「皆殺しのジャンゴ(VIVA DJANGO)」をピックアップした。本作と「続・荒野の用心棒」を見比べると興味深い。主人公のジャンゴが身に纏う黒の帽子、黒のインバネスコート、棺桶から取り出す・ガトリングマシンガン、そして最終決着が妻の墓前という設定はオマージュしているのかパクリなのか?フランコ・ネロを意識したテレンス・ヒルの演技も濃くしている。それなりに楽しめるマカロニ・ウエスタンだ。

皆殺しのジャンゴ皆殺しのジャンゴ
ジョージ・イーストマン

【ストリー】
金輸送の警護人ジャンゴ(テレンス・ヒル)は妻ルーシー(バーバラ・サイモン)を連れての警護中親友のデビッド(ホルスト・ブランク)と彼の手下ルーカス (ジョージ・イーストマン)に率いられた盗賊に襲われた。ジャンゴを裏切ったデビッドは、ジャンゴとルーシーに向かって発砲、ルーシーは死んだ。辛うじて 逃れたジャンゴはデビッドに復讐を誓った。ジャンゴは巧妙な企てを敢行した。絞首刑吏となり、巧みに罪人たちの命を助け、次々と彼等を仲間に加えていった のだ。ある酒場でルーカスを発見したジャンゴは、はげしいガンファイトの末、彼を射殺した。このあと、ジャンゴの手下ガルシア(ホセ・トーレス)が謀反を 企て、ジャンゴの手下を皆殺しにして、金輸送馬車襲撃を狙ったが、ジャンゴに阻まれた。一方、ルーカスに代りギャング団を再編成したデビッドは、ジャンゴ 抹殺を画策するが、いずれも失敗、逆にジャンゴに墓場に誘い出されジャンゴの執念の銃口はデビッドにピタリと狙いを定めた。その時、デビッドの手下達が忽 然と現われた。ジャンゴはデビッドに強制的に墓穴を掘らされ、ジャンゴ絶体絶命かと見えたとき、ジャンゴは掘り起こした柩の中を見やって、うっすらと笑み を浮かべた。と瞬間手にした機関銃は轟然と火を吹き、一味は次々と地に這っていった。

皆殺しのジャンゴ皆殺しのジャンゴ
ホセ・トーレス

題名:VIVA DJANGO/PREPARATI LA BARA
邦題:皆殺しのジャンゴ
監督:フェルディナンド・バルディ
脚本:フランコ・ロゼッティ、フェルディナンド・バルディ
撮影:エンツォ・バルボーニ
音楽:ジャンフランコ・レヴェルベリ
出演:テレンス・ヒル、ジョージ・イーストマン、マリオ・ジロッティ、リー・バートン、ホルスト・ブランク、バーバラ・サイモン、ホセ・トーレス
1968年イタリア/ヨーロッパビスタサイズ・イーストマンカラー95分35mmフィルム
皆殺しのジャンゴ [DVD]

皆殺しのジャンゴ皆殺しのジャンゴ
皆殺しのジャンゴ(VIVA DJANGO)

マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション「怒りのガンマン 銀山の大虐殺」

怒りのガンマン 銀山の大虐殺怒りのガンマン 銀山の大虐殺
リー・バン・クリーフ               ピーター・オブライエン

朝日新聞出版より10月27日発売の「マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション」第14号が届いた。二作品のうち今回はジャンカルロ・サンティ監督1972年製作「怒りのガンマン 銀山の大虐殺」をピックアップする。
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 2016年 11/6号[分冊百科]

怒りのガンマン 銀山の大虐殺怒りのガンマン 銀山の大虐殺
リー・バン・クリーフ               ピーター・オブライエン

“屈辱”を晴らして念願の監督デビュー
本作は、ジャンカルロ・サンティにとって念願の監督デビュー作である。1970年頃のこと「荒野の用心棒(1964年)」以降、立て続けにマカロニ・ウエスタンをヒットさせ、すでに”巨匠”と呼ばれていたセルジオ・レオーネは、自ら脚本を書いた次回作「夕陽のギャングたち(1971年)」の監督を「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年)」と「ウエスタン(1968年)」で助監督を務めたサンティに託す事を決意。撮影の初日、主演のロッド・スタイガーにサンティを紹介し「彼は私の代理人の様なもので、私がカメラの後ろにいるのと同じ様なものだ」と説明した。ところが、レオーネ作品だからこそ出演を決めたスタイガーは「それなら明日、私は別の人間を連れて来て演技させるよ。私がカメラの前にいるのと同じだ」と言い、ハリウッドの代理人に出演拒否の電話を入れたという。そして、それを聞いたレオーネは観念し、自らが監督を務める事にしたのである。「怒りのガンマン」の監督は、こうした”屈辱”を味わったサンティに、ようやく訪れた機会だったのだ。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノートより)

怒りのガンマン 銀山の大虐殺怒りのガンマン 銀山の大虐殺
怒りのガンマン/銀山の大虐殺(IL GRANDE DUELLO)
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怒りのガンマン/銀山の大虐殺(IL GRANDE DUELLO)
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映画「怒りのガンマン/銀山の大虐殺」当ブログ2014年12月23公開
怒りのガンマン/銀山の大虐殺(ガンファイター)怒りのガンマン/銀山の大虐殺(ガンファイター)
リー・バン・クリーフ

今回はジャンカルロ・サンティ監督1972年製作「怒りのガンマン/銀山の大虐殺(IL GRANDE DUELLO)」をピックアップした。「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン「怒りの荒野」のリー・バン・クリーフが、いぶし銀の魅力で迫るマカロニウエスタンだ。本作のテーマ曲は、クエンティン・タランティーノ監督2003年製作の「キル・ビルVol.1」でオマージュとして使われた。

怒りのガンマン/銀山の大虐殺(ガンファイター)怒りのガンマン/銀山の大虐殺(ガンファイター)
リー・バン・クリーフ、ピーター・オブライエン         ピーター・オブライエン

【ストリー】
駅馬車が到着した村、そこは三千ドルの賞金がかかった殺人犯フィリップが潜伏し、賞金稼ぎたちが包囲するという緊張感にあふれていた。銃撃戦が始まると、乗客のひとりである元保安官のクレイトンが馬車を降り、フィリップの身柄を悠然と確保。ところがクレイトンは賞金稼ぎたちの裏をかき、フィリップを連れ去ってしまう。自分の罪が濡れ衣であると主張するフィリップ、しかし、クレイトンの狙いは賞金ではなかった…。

怒りのガンマン/銀山の大虐殺(ガンファイター)怒りのガンマン/銀山の大虐殺(ガンファイター)
※この機関銃は第二次大戦のドイツ軍のものなのがご愛嬌!

題名:IL GRANDE DUELLO
邦題:怒りのガンマン/銀山の大虐殺(ガンファイター)
監督:ジャンカルロ・サンティ
脚本:エルネスト・ガスタルディ
撮影:マリオ・ヴルピアーニ
音楽:セルジオ・バルドッティ
出演:リー・バン・クリーフ、ピーター・オブライエン、ジェス・ハーン、ホルスト・フランク、クラウス・グルンバーグ
1972年イタリア・フランス・ドイツテクニスコープ・カラー100分35mmフィルム[日本劇場未公開]
怒りのガンマン 銀山の大虐殺 [DVD]

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怒りのガンマン/銀山の大虐殺(IL GRANDE DUELLO)

映画「怒りのガンマン/銀山の大虐殺」

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リー・バン・クリーフ

今回はジャンカルロ・サンティ監督1972年製作「怒りのガンマン/銀山の大虐殺(IL GRANDE DUELLO)」をピックアップした。「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン「怒りの荒野」のリー・バン・クリーフが、いぶし銀の魅力で迫るマカロニウエスタンだ。本作のテーマ曲は、クエンティン・タランティーノ監督2003年製作の「キル・ビルVol.1」でオマージュとして使われた。

怒りのガンマン/銀山の大虐殺(ガンファイター)怒りのガンマン/銀山の大虐殺(ガンファイター)
リー・バン・クリーフ、ピーター・オブライエン   ピーター・オブライエン

【ストリー】
駅馬車が到着した村、そこは三千ドルの賞金がかかった殺人犯フィリップが潜伏し、賞金稼ぎたちが包囲するという緊張感にあふれていた。銃撃戦が始まると、乗客のひとりである元保安官のクレイトンが馬車を降り、フィリップの身柄を悠然と確保。ところがクレイトンは賞金稼ぎたちの裏をかき、フィリップを連れ去ってしまう。自分の罪が濡れ衣であると主張するフィリップ、しかし、クレイトンの狙いは賞金ではなかった…。

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※この機関銃は第二次大戦のドイツ軍のものなのがご愛嬌!

題名:IL GRANDE DUELLO
邦題:怒りのガンマン / 銀山の大虐殺(ガンファイター)
監督:ジャンカルロ・サンティ
脚本:エルネスト・ガスタルディ
撮影:マリオ・ヴルピアーニ
音楽:セルジオ・バルドッティ
出演:リー・バン・クリーフ、ピーター・オブライエン、ジェス・ハーン、ホルスト・フランク、クラウス・グルンバーグ
1972年イタリア・フランス・ドイツ/テクニスコープ・カラー100分35mmフィルム[日本劇場未公開]
怒りのガンマン 銀山の大虐殺 [DVD]
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

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怒りのガンマン/銀山の大虐殺(IL GRANDE DUELLO)

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