マカロニウエスタン傑作DVDコレクション版「地獄から来たプロガンマン」

地獄から来たプロガンマン
アンソニー・ステファン                      ジェリー・ウィルソン

朝日新聞出版より5月25日発売の「マカロニウエスタン傑作DVDコレクション」第30号が届いた。二作品のうち今回はアルバート・カーディフ監督1966年製作「地獄から来たプロガンマン(SEVEN DOLLARS TO KILL)」をピックアップする。
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 30号 2017年 6/4号 [分冊百科]


フェルナンド・サンチョ           ロレダーナ・ヌシアク

カバーバージョンだったデ・マージの傑作
「地獄から来たプロガンマン」は、生涯にわたって200本以上の映画音楽を手掛けたフランチェスコ・デ・マージの代表作の一つである。1930年にローマで生まれ、ナポリ国立音楽学院(サン・ビエトロ・ア・マイエッラ)で作曲わ学んだデ・マージは、叔父である音楽家アキーレ・ロンゴの助手として映画音楽の作曲を開始。以降「南十字星の下(1959年)」「新・残酷物語(1963年)」「鉄腕マチステ(1963年)」「スバルタカスの復讐(1965年)」といった史劇映画を経て、1965年からマカロニ・ウエスタンの音楽を手掛ける様になった。しかし、当時のマカロニ・ウエスタンは「荒野の用心棒(1964年)」でエンニオ・モリコーネが確立した”モリコーネ節”の影響を強く受けており、製作者側もそれを要求した。そんな中、自らのオリジナルティを模索し続けてきた彼が、”デ・マージ”節をようやく確立したのが「地獄から来たプロガンマン」だと評価されているのだ。
大好評を受け、日本でもサントラ盤としてシングルレコードが発売されたが、後にはそれは日本で録音されたカバーバージョンだった事が判明。現在は別バージョンを含む27曲入りの”完全版CD”が発売されている。
(マカロニウエスタン傑作DVDプロダクションノートより)


エリザ・モンテス            ジェリー・ウィルソン、キャロル・ブラウン

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地獄から来たプロガンマン(SEVEN DOLLARS TO KILL)


映画「地獄から来たプロガンマン」当ブログ2014年9月26日公開

地獄から来たプロガンマン地獄から来たプロガンマン
アンソニー・ステファン

今回はアルバート・カーディフ監督1966年製作「地獄から来たプロガンマン(SEVEN DOLLARS TO KILL)」をピックアップする。主演は「嵐を呼ぶプロ・ファイター」「荒野の棺桶」のアンソニー・ステファン、「二匹の流れ星」「ミネソタ無頼」のフェルナンド・サンチョ、「続・荒野の用心棒」のロレダーナ・ヌシアクが競演している。
本作はマカロニウエスタン初期の作品でハリウッド製西部劇(ビフテキウエスタン)の影響を受け、中でもアンソニー・ステファンの出演作はオーソドックスなものが多いのが特徴だ。

地獄から来たプロガンマン地獄から来たプロガンマン
フェルナンド・サンチョ

【ストリー】
幌馬車隊の道案内をしていたジョニー・アシュレー(アンソニー・ステファン)は、留守中、サンチョ(フェルナンド・サンチョ)を首領とする山賊の一味に妻を殺され、二つになる息子ジェリーを奪われた。ジョニーは妻のかたきと、息子の行方を探し求めて、西部一帯を歩いたが、目ざすサンチョはなかなか見つからなかった。そして二十年過ぎた。ジェリーはサンチョの息子として育てられ、今は乱暴な若者になっていた。サンチョは一度解散させていた組織を再びおこし、馬泥棒を始めていた。
やがてウィッシュビル銀行の襲撃を計画した。そして偵察にジェリーを送った。途中ジェリーは暴漢に襲われていたジョニーを、父とも知らず助けた。ウィッシュビルの町では、ジョニーの昔なじみのエミリーが妹のシビル(ロレダーナ・ヌシアク)と酒場を経営していた。エミリーはジョニーを見てなつかしがった。またジョニーの旧友の保安官は銀行に多額の金が預けられたから、警備に力を貸してくれとジョニーに頼んだ。その晩ジェリーはサンチョに、銀行には多量の金があること、明後日になると金がよその町に移されるから明日襲撃するよう報告した。ひそかに馬車でジェリーのあとを追って来たシビルは、この話を立ち聞きして愕然とした。愛している男が山賊の仲間だと知った驚きであった。
その時ジェリーに見つかり銃弾をあびせられた。彼女は必死になって馬車を走らせ、銀行襲撃の報を苦しい息の下から酒場の姉に告げて死んだ。サンチョはジェリーを家に残して町へ向った。だが町では彼らを迎え撃つ準備が出来ていてサンチョはジョニーに殺された。これを知ったジェリーは父の復讐に燃えて町へ来た。だがそれより早く、サンチョの妻ローザがジョニーを訪ね、ジェリーが彼の捜し求める息子であると言った。激しい雨の中、ジョニーとジェリーは対決した。ジェリーは拳銃を抜かないジョニーを父と信じようとせず、短剣を抜いた。揉みあううちジェリーは自らの短剣を胸にして倒れた。

地獄から来たプロガンマン地獄から来たプロガンマン
ロレダーナ・ヌシアク

題名:SEVEN DOLLARS TO KILL
邦題:地獄から来たプロガンマン
監督:アルバート・カーディフ
脚色:アルネ・フランクリン
原作:ハメッド・ライ
製作:マーロン・シルコ
撮影:ホセ・F・アグアーヨ
音楽:フランチェスコ・デ・マージ
出演:アンソニー・ステファン、フェルナンド・サンチョ、ジェリー・ウィルソン、ロレダーナ・ヌシアク、エリザ・モンテス、キャロル・ブラウン
1966年イタリア/テクニスコープ・イーストマンカラー96分35mmフィルム
地獄から来たプロガンマン [DVD]

地獄から来たプロガンマン地獄から来たプロガンマン
地獄から来たプロガンマン(SEVEN DOLLARS TO KILL)

映画「復讐のガンマン・ジャンゴ」


アンソニー・ステファン              クラウコ・オノラート

今回はエドワルド・G・ミュラー監督(本名:エドアルド・ムラルジア)1971年製作「復讐のガンマン・ジャンゴ(A MAN CALLED DJANGO/W DJANGO)」をピックアップする。
主演は「地獄から来たプロガンマン」「「荒野の棺桶」「嵐を呼ぶプロファイター」のアンソニー・ステファンである。本作は1970年以降のコメディ路線が目立つマカロニ・ウエスタン末期にあって、マカロニ正統派寄りの作品だが、オープンセットが随分と草臥れているのに驚く。


クラウコ・オノラート、アンソニー・ステファン       アンソニー・ステファン

【ストリー】
無法者に妻を殺されたジャンゴ(アンソニー・ステファン)は仇を追い求めてとある米墨国境の街にやってくる。その街はジェフ(クリス・アヴラン)率いる無法者に支配されていた。ジェフに私刑に掛けられていたカランザ(ステリオ・カンデッリ)を救い出したジャンゴだったが、その目的は妻を殺した一味のメンバーだったカランザに、仲間たちの名前と居場所を吐かせるためだった。カランザは銃と金を、ジャンゴは仇の命を、という利害の一致から協力することとなった二人は、まずは仇の一人であり、銃器の密売人となっていたトンプソン(リッカルド・ピッツーティ)を斃す。トンプソンから手に入れたライフルを、次なる仇であり、メキシコ軍の将校となっていたゴメスをおびき出すための餌にしようとしていた二人だったが、折悪しくトンプソンの元を訪れたジェフ一味にライフルを横取りされてしまう。酒場の親父パコ(ドナート・カステッラネタ)の協力もあり、ジョンからライフルを取り戻したジャンゴは、それを利用してゴメスに復讐を遂げるが、追いかけてきたジェフ一味にカランザ共々捕まってしまう。奇策を労して逃げ出す二人。カランザはジェフこそがジャンゴの最後の仇だと伝える。国境の街での銃撃戦の末、ジェフを倒したジャンゴだったが、そんな彼にカランザが銃口を向ける。実はカランザこそ、ジャンゴの妻を殺した張本人だったのだ。追い詰められたジャンゴだったが、カランザの一瞬の隙をつき、苦渋の表情で彼を撃ち殺すのだった。


ステリオ・カンデッリ、エスメラルダ・バロス       ドナート・カステッラネタ

英題:A MAN CALLED DJANGO
伊題:W DJANGO
邦題:復讐のガンマン・ジャンゴ
監督:エドワルド・G・ミュラー(エドアルド・ムラルジア)
製作:サルバトーレ・A・クロセラ
脚本:ニノ・ストレサ
撮影:マルチェロ・マシオッキ
編集:ケサレ・ビアンチニ
音楽:ピエロ・ウミリアーニ
フィルム:イーストマン・コダック
現像:テクニカラー
出演:アンソニー・ステファン、クラウコ・オノラート、ステリオ・カンデッリ、クリス・アヴラム、ドナート・カステッラネタ、エスメラルダ・バロス
1971年イタリア/シネスコサイズ・カラー94分35mmフィルム [日本劇場未公開]
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 2017年 4/9号
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


アンソニー・ステファン   「復讐のガンマン・ジャンゴ(A MAN CALLED DJANGO)」

復讐のガンマン・ジャンゴ(A MAN CALLED DJANGO)

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マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション「ガンマン無頼」


朝日新聞出版より12月22日発売の「マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション」第19号が届いた。二作品のうち今回はフェルディナンド・バルディ監督1966年製作「ガンマン無頼(GOODBYE TEXAS)」をピックアップする。
マカロニ・ウェスタン傑作映画DVDコレクション 2017年 1/1号


ガンマン無頼(GOODBYE TEXAS) ※上の画はクリックすると別画面で拡大されます。
サウンドトラック

ガンマン無頼(GOODBYE TEXAS)

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映画「「ガンマン無頼」当ブログ2013年1月13日公開
Goodbye Texas

今回は、フェルディナンド・バルディ監督1966年製作「ガンマン無頼(GOODBYE TEXAS)」をピックアップする。主演は「続・荒野の用心棒」で強烈なインパクトを与えた名優フランコ・ネロ。本作以外にも「真昼の用心棒」「豹/ジャガー」「ガンマン大連合」などのイタリア製西部劇で主演している。

Goodbye TexasGoodbye Texas

当時、ジュリアーノ・ジェンマと人気を二分したフランコ・ネロだが、この孤高で執念のキャラクターがマカロニウエスタンでピッタリと填まる。“背面逆手射ち”などガンプレイも満足な作品である。

Goodbye TexasGoodbye Texas
フランコ・ネロ                 コレ・キトッシュ
Goodbye TexasGoodbye Texas
リビオ・ロレンツォン              ルイジ・ピスティリ
Goodbye TexasGoodbye Texas
ホセ・スアレス

【ストリー】
テキサスの小さな町ウィドー・ロックに、バート・サリバン(フランコ・ネロ)という保安官がいた。彼は素晴しい拳銃使いで、無法者にのさばる余地を与えず、町の人々の絶大なる信頼を受けていた。そのバートがある日突然町を去った。彼には果さねばならない誓いがあったのだ。それは父を殺したシスコ(ホセ・スアレス)という男を探し出し、裁判にかけることだ。バートはその仕事を一人でする積りだったが、弟のジム(コレ・キトシュ)が一緒にいくときかなかった。二人は国境を越えメキシコの町へ入った。町の人々はシスコの消息を知っていたにもかかわらず、それを口に出そうとしなかった。それはシスコが町を含めた附近一帯の残虐な支配者におさまり、暴力をほしいままにしていたから、へたに口だしすると殺される恐れがあったからだ。ついに二人はシスコの居所を知っているという老人にめぐりあうことが出来た。老人の手引きでシスコの邸宅に乗り込んだバートは、単身シスコと顔をあわせた。だがバートはそこで意外な事実を聞かされ、逮捕出来なかった。シスコがバートの弟ジムの父親だったからだ。シスコはバートの父を殺し、そのうえ母を犯したのだった。やむなくバートは何も知らないジムをシスコの邸に残し、テキサスへの道を辿っていた。その途中彼は、シスコ討ばつの軍をおこした町の人人に、是非協力してくれと頼まれ、同意せざるを得なかった。バートはシスコの部下と倒ばつ軍の戦闘中、シスコの邸に行き、ジムに真実を語った。絶望と怒りにたけり狂った彼は脱走をくわだて、無残にもシスコの部下に射殺されてしまった。激しい怒りに燃えたバートは、シスコの体に復讐の弾丸を打ち込んだ。そして砂漠に落ちる夕陽をあびて、彼は馬をテキサスに向けた。

Goodbye TexasGoodbye Texas

題名:GOODBYE TEXAS/TEXAS, ADDIO
邦題:ガンマン無頼
監督:フェルディナンド・バルディ
脚本:フェルディナンド・バルディ、フランコ・ロゼッティ
製作:マノロ・ボロニーニ
撮影:エンツォ・バルボーニ
編集:セルジオ・モンタナリ
音楽:アントン・アブリル
主題歌:ドン・ポウエル
出演者:フランコ・ネロ、コレ・キトッシュ、ホセ・スアレス、ルイジ・ピスティ、リビオ・ロレンツォン
1966年イタリア・スペイン/ウルトラスコープ・イーストマンカラー92分35mmフィルム
ガンマン無頼[DVD]


ガンマン無頼(GOODBYE TEXAS)

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