映画「第七の封印」

第七の封印第七の封印
マックス・フォン・シドー             ベント・エケロート

今回はイングマル・ベルイマン監督1956年製作「第七の封印(DET SJUNDE INSEGLET/THE SEVENTH SEAL)」をピックアップする。私はクリスチャンではないので分からないが、新約聖書のヨハネの黙示録に記された”世界の終末を示す7つの徴(しるし)”から採られた題名で、作品のテーマを暗示している。本作の死神のイメージは、様々な映画やテレビドラマにおける死神像に由来するらしい。また死神とのチェスのシーンも非常に有名になったそうだ。イングマール・ベルイマン監督が、”神の不在”という実存主義的なテーマに挑んだ問題作だ。

作品リスト

第七の封印第七の封印

【ストリー】
騎士アントニウス(マックス・フォン・シドー)は十字軍の遠征を終え、従者ヨンス(グンナール・ビエンストランド)を従えて、十年もの苦戦と長旅に憔悴していた。懐疑的になっていた彼に死神が訪問する。死期が迫っていることを悟るが、死神にチェスの試合をいどみ、勝負がつくまで生命の猶予を乞うた。彼等の行く手には、疫病がはびこり、邪教は跳染していた。彼は神の存在というもの、啓示を求めたが、祭壇にひざまづく度に死神に邪魔された。帰途につく彼等の前に、手品師の夫婦ヨフ(ニルス・ポッペ)とミア(ビビ・アンデショーン)が現われたとき、アントニウスは彼等の素朴さの中に生への希望を見た。途中アントニウスは魔女の処刑を目撃し、またも懐疑的になった。そして、死神というものが、“悪”に対して、“善”のものよりも、より残酷に積極性を示すことを知り、ようやく生と死の意味を多少とも知ることが出来た。森のはずれで、死神とのチェスの試合はつづく。だが、手品師夫婦の命を狙っていると知った騎士は、駒を乱して死神の気をそらし、助けてやった。夜道は嵐になり、すさまじい風の唸りとともに死の影が通りすぎた。一行はアントニウスの家にたどりつき、一同のささやかな食卓を囲んで祈りを始める。「而して小羊、第七の封印を解き給いたれば……」そのとき、音もなく死神が現れた。彼らは思い思いに死の意味を悟り、その訪れを敬虔に迎え入れた。死神に導かれて手をつなぎ踊りながら昇っていく騎士達の姿をヨフは眼のあたりにみた。

第七の封印第七の封印

題名:DET SJUNDE INSEGLET/THE SEVENTH SEAL
邦題:第七の封印
監督:イングマル・ベルイマン
製作:アラン・エーケルンド
脚本:イングマル・ベルイマン
撮影:グンナール・フィッシャー
美術:P・A・ルンドグレン
振付:Else Fischer
音楽:エリク・ノルドグレン
出演:マックス・フォン・シドー、グンナール・ビョルンストランド、ベント・エケロート、ビビ・アンデショーン
1957年カンヌ国際映画祭【審査員特別賞】イングマール・ベルイマン
1956年スウェーデン/スタンダードサイズ・モノクロ97分35mmフィルム
第七の封印 [DVD]
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