映画「不良番長 送り狼」


菅原文、梅宮辰夫                   梅宮辰夫、谷隼人

今回は内藤誠監督1969年製作「不良番長 送り狼」をピックアップする。
本作は、梅宮辰夫さん主演の不良番長シリーズ第4弾で、内藤監督のデビュー作である。
内藤監督は、喜劇的な内容にしないと不良番長シリーズが持たないと京都撮影所所属の山城新伍さんを大泉に呼んだ。
山城さんも京都撮影所には錚々たるメンバーがいて上が突っかえているが、東京撮影所は手薄と判断して東京に出てきた。
東映岡田茂社長から「山城新伍の起用は見事であった」とのお墨付きを得て、山城さんはそのまま東京に居付いたそうだ。
(ウィキペディア参照)



梅宮辰夫、山城新伍                    赤座美代子

【ストリー】
神坂(梅宮辰夫)が率いるカポネ団は新宿を根城とする不良グループ。彼らがデートクラブを始めたことから、赤線廃止以来の伝統を誇る同業者紅バラ会と対立する羽目になった。神坂は紅バラ会会長大森あい(丹下キヨ子)の娘桂子(赤座美代子)を人質に、商売仇をゆすったが効き目はなかった。というのも、桂子がこの一帯を牛耳る関東挺心会会長川島(安部徹)の女だったから。だが、川島はこの二つのクラブを傘下に収めようと算段していた。神坂は、川島の圧力に屈しあっさり廃業。サラリーマン金融業に転じたが、これも挺心会の領分を犯したという理由で、廃業のやむなきにいたった。一方、挺心会の邪魔にねをあげた大森は、学生の暴力とストライキで廃校寸前に追いやれらた城南短大を買収、マンション売春をしようと理事長の江藤(上田吉二郎)と話を進めていた。だが、時を同じくしてこの短大を狙う挺心会は、形勢不利とみて大森を殺害してしまった。そんな時、失職中の神坂に江藤の不正を暴いたのが城南短大経理課の秋山(大辻伺郎)。神坂は大森の息子西条文男(菅原文太)と共に、江藤を脅迫、江藤のビルを乗取った。だが、挺心会は、桂子を人質に、ビル譲渡契約書にサインをさせた。神坂らが桂子を取戻したのも束の間、その契約書が偽せと気づいた挺心会は怒り、カポネ団員、それに西条を葬った。生き残った神坂と金丸(山城新伍)に残されたものは団員の復讐ただ一つ。やがて、二人は川島を射止め、会心の微笑を交した。


上田吉二郎                       丹下キヨ子

題名:不良番長 送り狼
監督:内藤誠
企画:吉田達、矢部恒
脚本:松本功、山本英明
撮影:星島一郎
照明:元持秀雄
録音:小松忠之
美術:藤田博
装置:石井正男
装飾:上原光男
擬斗:日尾孝司
記録:宮本依子
編集:長沢嘉樹
音楽:八木正生 主題歌:梅宮辰夫「番長シャロック」
フィルム:富士フィルム
現像:東映化学
進行主任:伊藤源郎
助監督:三堀篤
スチール:遠藤努
出演:梅宮辰夫、谷隼人、赤座美代子、夏珠美、菅原文太、山城新伍、鈴木ヤスシ、安部徹、丹下キヨ子、大辻伺郎、小松政夫、団巌、三原葉子、沼田曜一、春川ますみ、上田吉二郎、保高重信、長井浩二、八名信夫、左とん平、大泉滉、南利明、藤山浩二
1969年日本・東映東京撮影所/シネスコサイズ・カラー90分35mmフィルム
不良番長 送り狼 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


大辻伺郎                        安部徹

不良番長 送り狼

映画「恐怖のカービン銃」


天知茂                         三原葉子

今回は田口哲監督1954年製作「恐怖のカービン銃」をピックアップする。
本作は天知茂さん(当時23歳)初主演の作品で、実際に1954年6月に発生した”カービン銃ギャング事件”を速報する形で映画化された。事件は同年7月に犯人逮捕で解決したが、本作の劇場公開は同年8月である。テレビが開局する前の時代であるとは言え、早業に驚いた。


カービン銃ギャング事件

1954年6月13日、複数の強盗犯が保安庁技術研究所の会計係長夫妻をカービン銃で脅して夫妻を新宿四谷の主犯の兄宅に監禁。6月14日、7枚の小切手1750万円相当をつくらせ、横浜興銀川崎支店で95万円余を現金化。6月16日、監禁場所を西荻窪に移し、残額の現金化のため連れ出された係長が有楽町の日通営業所で友人と談合中、隙を見て有楽町交番に保護を求め事件が発覚。警視庁は係長夫妻への事情聴取で、体格や手口が似ていることから強盗の前科がある保安庁元隊員K・Oを全国に指名手配した。6月22日、主犯Oと共犯だったAが富山市で逮捕された。7月5日、Oと共犯だったBが台東区浅草山谷の旅館で逮捕された。逮捕直前までBと一緒だったCは逃亡していたが、その後丸の内署に自首した。Oは元東映女優・準ミス銀座である愛人とともに逃亡していたが、7月21日に潜伏先でOの故郷に程近い大分県大分郡湯平村貸間業住吉屋で発見され、大分署員に逮捕された。犯行に使用されたカービン銃は延岡駅で鉄道荷物の布団包みから発見された。
(ウィキペディア参照)

【ストリー】
大津(天知茂)、丸山(加藤章)、山本(村山京司)、高田(三砂亘)の4人は、保安庁技術研究所経理課長佐多氏夫妻(児玉一郎、上野綾子)を誘拐し、カービン銃をつきつけて研究所の金庫を開けさせ、小切手200万円その他を奪う。然し佐多夫妻は脱出し、4人は仲間割れをして、高田、丸山、山本は次々に捕われる。大津は巧みに行方をくらましたが、郷里大分の山中にある淋しい温泉場に情婦みさお(三原葉子)と潜伏しているところを捕われ、東京に護送された。

題名:恐怖のカービン銃
監督:田口哲、浅野辰雄
企画:佐川滉
脚本:浅野辰雄
撮影:井上莞
照明:沼倉良夫
録音:井上俊彦
美術:吉山俊彦
編集:西条賢二
音楽:伊藤宣二
監督補佐:島和彦
進行担当:小林文子
配給:新東宝
出演:天知茂、三原葉子、村山京司、加藤章、三砂亘、児玉一郎、上野綾子、有馬新二、倉橋宏明、川部守一
1954年日本・蟻プロダクション/スタンダードサイズ・モノクロ46分35mmフィルム
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恐怖のカービン銃

映画「不良番長 猪の鹿お蝶」


梅宮辰夫                      千葉真一、曽根晴美

今回は野田幸男監督1968年製作「不良番長 猪の鹿お蝶」をピックアップする。
1969年1月に公開された本作は、梅宮辰夫さん主演の不良番長シリーズ第2弾になる。
前作のスマッシュヒットにより制作され、全16作のシリーズ化となった。



菅原文太                       宮園純子

谷隼人、夏珠美                   克美しげる

【ストリー】
神坂(梅宮辰夫)の率いる不良グループは、新宿を根城に、悪事を働いていたが、暴力組織に殴り込みをかけたことから刑務所入りとなってしまった。それから5年。再び沙姿に出た神坂たちは、女を喰いものにする音楽舞踏研究所を開いた。彼らの目的はスカウトした女性を踊り子にしたてて海外に売りとばすことだった。ある日、神坂は、ゴーゴー喫茶の踊り子奈々子(賀川雪絵)を引抜いたことから、住田組の福田(曽根晴美)や、関東挺身会の挑戦を受けた。度重なるいやがらせに発憤した神坂は、住田一家に乗りこんだが、バックの関東挺身会会長大場(河津清三郎)に、軽くあしらわれる始末だった。その夜、一家の賭場に足を入れた神坂は、いかさま博奕を見破った女札師・猪の鹿お蝶(宮園純子)に助けられた。やがて、神坂の舞踊研究所は住田一家の迫害にあって困窮するようになった。資金源に苦しむ神坂グループは、車を盗んだ。ところが、それは大場の車で、そこには、重要書類が置き忘れてあった。それは、関西の総会屋小日向(水島道太郎)が国原建設をゆするために使う決算書だった。国原建設の経理部員(三原葉子)を抱込み、事の一部始終を知った神坂は、国原(永井秀明)との取引に成功した。だが、意気揚々と引上げる神坂は、一家に襲撃され、弟分の五郎(克美しげる)が小日向の息子であることが分った。五郎の自供により、書類を奪い返した住田一家は、国原を脅迫した。神坂はその様子を撮影したフィルムをもとに、一家の上前をはねようとしたが、仲間を殺されてしまった。復讐に立上る神坂にお蝶も合流。オートバイで関東挺身会へ乗り込んだ仲間たちは、拳銃で、火焔放射器で、敵を絶滅させるのだった。


梅宮辰夫、由利徹                   三原葉子

題名:不良番長 猪の鹿お蝶
監督:野田幸男
企画:吉田達、矢部恒
原作:凡天太郎
脚本:山本英明、松本功
撮影:山沢義一
照明:大野忠三郎
録音:小松忠之
美術:江野慎一
装置:吉田喜義
装飾:武井正二
擬斗:日尾孝司
記録:勝原繁子
編集:祖田富美夫
音楽:八木正生
フィルム:富士フィルム
現像:東映化学工業
進行主任:清河朝友
助監督:山口和彦
スチール:丸川忠士
出演:梅宮辰夫、千葉真一、菅原文太、宮園純子、谷隼人、夏珠美、橘ますみ、曽根晴美、克美しげる、団巌、三原葉子、賀川雪絵、由利徹、水島道太郎、河津清三郎、沢彰謙、左とん平、大泉滉、沼田曜一、永井秀明、相馬剛三
1968年日本・東映東京撮影所/シネスコサイズ・カラー89分35mmフィルム
不良番長 猪の鹿お蝶 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


梅宮辰夫                    宮園純子、梅宮辰夫

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