映画「男はつらいよ・寅次郎頑張れ!」


渥美清                  渥美清、藤村志保(マドンナ役)

今回は山田洋次監督1977年製作「男はつらいよ・寅次郎頑張れ!」をピックアップする。
第20作となる本作は、長崎県平戸市、佐世保市(ラストシーン)などで行われ、封切り時の観客動員は188万1,000人、配給収入は11億1,600万円だったそうだ。当時のロードショー入場料金は1,300円、併映は「ワニと鸚鵡とオットセイ(監督:山根成之 出演:郷ひろみ、樹木希林、秋吉久美子、大滝秀治、山田吾一)」であった。


大竹しのぶ、中村雅俊         下條正巳、三崎千恵子、倍賞千恵子

【ストリー】
紅葉の便りを聞くころ寅(渥美清)は柴又へ帰って来た。すると、身知らぬ青年・良介(中村雅俊)におし売りに間違えられ、口論となるところへ、さくら(倍賞千恵子)が帰ってくる。寅はさくらから事情を聞くが、自分の部屋を良介に占拠されているのを知る。良介は、平戸島から上京し、近所の柴又電工の作業員をやっていた。彼はとらやの近くにある大衆食堂の幸子(大竹しのぶ)に恋していた。寅はそんな良介の胸中をすぐ見破る。数日後、寅に励まされた良介は、いきなり幸子にプロポーズする。秋田の母の容体が悪く、気がかりだった幸子は良介の言葉が耳にはいらない。それを良介は失恋と思いこみ故郷へ帰ると言い出した。結局、寅が彼に同情し、一緒に平戸島に行くことになった。平戸島にやって来た寅は良介の姉・藤子(藤村志保)に紹介された。一目見た寅は、美しい藤子の恋の虜になってしまう。その頃柴又では、秋田から戻った幸子がとらやを訪ね、自分のことで自殺未遂まで起こしてしまった良介の一件を知り、愕然とする。幸子も良介が好きだったのである。幸子が良介を好きだという電話をうけ、早速姉と一緒にとらやにやって来た。一方、平戸島で藤子の家の留守番をしていた寅も、彼女を追って再びとらやに帰ってくる。良介と幸子の結婚話は急激に進展した。そんなある夜、藤子が、平戸島に恋人がいるので寅に来られてはこまると、良介に話しているのを寅は聞いてしまう。翌日、さくらに見送られ、寅は柴又の町を後にした。お正月、良介に連れられて晴れ晴れとした顔で幸子は平戸島を訪れた。その頃、寅は別の土地で旅回りの一座と再会していた。失恋の淋しさなどみじんも感じさせない寅の姿が、初春の日差しの中でなんともいえずさわやかだった。


笠智衆、倍賞千恵子                桜井センリ、渥美清

題名:男はつらいよ・寅次郎頑張れ!
監督:山田洋次
企画:高島幸夫、小林俊一
製作:島津清
原作:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
録音:中村寛
調音:松本隆司
美術:出川三男
編集:石井巌
音楽:山本直純 主題歌・唄:渥美清
フィルム:富士フィルム
現像:東京現像所
製作主任:峰順一
製作補佐:峰順一
製作進行:玉生久宗
助監督:五十嵐敬司
スチール:長谷川宗平
出演:渥美清、藤村志保、大竹しのぶ、倍賞千恵子、前田吟、三崎千恵子、太宰久雄、笠智衆、佐藤蛾次郎、下條正巳、中村雅俊、米倉斉加年、桜井センリ、杉山とく子、吉田義夫、岡本茉利、中村はやと
1977年日本・松竹/シネスコサイズ・カラー95分35mmフィルム
公式サイト
男はつらいよ・寅次郎頑張れ! -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


藤村志保、渥美清

映画「男はつらいよ・寅次郎純情詩集」


渥美清、檀ふみ                   京マチ子(マドンナ役)

今回は山田洋次監督1976年製作「男はつらいよ・寅次郎純情詩集」をピックアップする。
第18作となる本作のロケ地は、長野県別所温泉、新潟県六日町町などで行われ、封切り時の観客動員は172万6,000人、配給収入は10億8,600万円だったそうだ。当時のロードショー入場料金は1,300円、併映は「おとうと(監督:山根成之 出演:郷ひろみ、浅芽陽子、木村功、岩崎加根子)」であった。


【タイトルバックのシーン】
テレビ映画の撮影シーンで使われた劇用キャメラは、Arriflex 16 BLを使用している。
出演:統一劇場

【ストリー】
暖かな初秋の陽差しをあびて、今日も帝釈天の参道は多くの参拝客で賑っている。その門前で、柴又名物のだんごや「とらや」を経営している寅のおいちゃん夫婦(下條正巳・三崎千恵子)、最愛の妹さくら夫婦(前田吟・倍賞千恵子)、そして隣りの印刷工場の社長(太宰久雄)らも平穏無事な日々を過ごしていた。今日は、さくら夫婦の一人息子満男を先生が家庭訪問する日であった。「とらや」の連中は朝からそわそわしている。というのは、担任の先生が産休のため、代わりに、美しい雅子先生(檀ふみ)がやって来るからである。「こんな時に寅が帰って来たら大変なことになる」と一同が噂している最中、雅子先生の後から、寅が平和な顔をしてブラリと帰ってきた。あきれる皆をよそに寅は持前の饒舌で雅子先生の相手をし、家庭訪問をメチャクチャにしてしまった。さくら夫婦はカンカンに怒ってしまった。寅に反省を求めようと、皆がまちかまえている所へ、バツの悪そうに寅が帰って来た。それからは、例の通りの大喧嘩。そして、寅は再び旅に出てしまった。数日後、寅は紅葉美しき信濃路を旅していた。寅はここで昔世話した旅役者の一行に偶然出会った。その晩、寅はドンチャン騒ぎをし、翌朝になって旅館に無銭飲食がバレて、警察のやっかいになってしまった。知らせを受けたさくらは寅を引きとりに来た。さすがの寅も後悔して、ションボリ柴又へ帰ってきたのである。柴又に帰った寅は、また雅子先生について話し始めた。「あの娘に教養があって、気品溢れる未亡人の母親でもいれば別だけど」と。そんな折も折、雅子先生が綾(京マチ子)という美しい、しかも未亡人の母親をつれて、「とらや」にやって来た。寅の勘は的中し、とらやの連中はまたまた絶望の境地に追いこまれた。綾は由緒ある家柄の未亡人だが、昔から病気がちで、ほとんど家にとじこもっていた。綾と寅は昔からの顔なじみであった。そんなある日、寅は夕食に招待された。綾に捧げる寅の慕情はつのる一方であった。しかし綾の病気はすでに、かなり悪化していた。ある日、綾は眠るようにしてこの世を去った。明けて昭和52年のお正月。帝釈天の参道は、初詣客でいっぱい。とらやの連中はてんてこ舞いの忙しさ。そんな頃、寅は雪に覆われた山々を背にした、田舎の小学校に転任した雅子先生を訪ねていた。


京マチ子、渥美清               佐藤蛾次郎、渥美清、京マチ子

題名:男はつらいよ・寅次郎純情詩集
監督:山田洋次
企画:高島幸夫、小林俊一
製作:名島徹
原作:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
録音:中村寛
調音:松本隆司
美術:出川三男
編集:石井巌
音楽:山本直純 主題歌・唄:渥美清
フィルム:富士フィルム
現像:東京現像所
製作主任:峰順一
製作進行:玉生久宗
製作宣伝:藤谷正雄
助監督:五十嵐敬司
スチール:長谷川宗平
出演:渥美清、京マチ子、檀ふみ、倍賞千恵子、前田吟、下條正巳、三崎千恵子、太宰久雄、笠智衆、佐藤蛾次郎、永六輔、谷村昌彦、梅津栄、浦辺粂子、岡本茉利、谷村昌彦、吉田義夫、赤塚真人、中村はやと、統一劇場
1976年日本・松竹/シネスコサイズ・カラー103分35mmフィルム
公式サイト
男はつらいよ・寅次郎純情詩集 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


倍賞千恵子、渥美清

映画「男はつらいよ・葛飾立志篇」


渥美清、下條正巳、三崎千恵子、前田吟、倍賞千恵子、太宰久雄      樫山文枝(マドンナ役)

今回は山田洋次監督1975年製作「男はつらいよ・葛飾立志篇」をピックアップする。
第16作となる本作のロケ地は、山形県寒河江市、静岡県大瀬崎などで行われ、封切り時の観客動員は213万1,000人、配給収入は11億9,100万円だったそうだ。当時のロードショー入場料金は1,200円、併映は「正義だ!味方だ!全員集合!!(監督:瀬川昌治 出演:ザ・ドリフターズ、榊原るみ、キャンディーズ)」であった。


桜田淳子                                                           倍賞千恵子

【ストリー】
秋も深まったある日の午後。数カ月ぶりに寅(渥美清)は“とらや”に帰って来た。ところが、そこには山形から修学旅行で上京したついでに寅を訪ねに来ていた高校2年の順子(桜田淳子)がいた。寅は彼女を見るなり、おもわず「お雪さん!」と叫び、順子は目に涙をいっばいため「お父さん!」と叫んだ。寅は勿論のこと、さくらや(倍賞千恵子)、おいちゃん(下條正巳)、おばちゃん(三崎千恵子)はビックリする。実は順子は寅が17年前に恋焦がれた人--お雪の娘だったのだ。寅は毎年正月になると少しの金を添えて手紙を送っていたので、順子は、寅を本当の父親と勘違いしていたのだった。そのお雪がつい最近死んだ、と聞き、寅は歳月の流れをしみじみと感じた。とらやの人々がホッとしたのも束の間、「寅がまともに結婚していたらこの位の娘がいるのになあ」と愚痴るおいちゃんの言葉が原因で、怒った寅はまた旅に出てしまった。数日後、寅はお雪の墓詣りを兼ねて、山形を訪ねた。そこで寅は、寺の住職(大滝秀治)から、お雪の生前の不幸を聞かされた。彼女は学問がなかったために男に騙されたのだった。そして住職は、学問の必要な事を寅に教え、寅も晩学を決意した。一方、とらやには、御前様の親戚で大学の考古学教室に残り勉強を続けている筧礼子(樫山文枝)が下宿することになった。そんなところへ寅が帰って来た。明るく誰とでも気軽に口をきき、インテリぶらない礼子に、寅は次第に惹かれていき、勉強の方も彼女に教えてもらいながら真面目につづけた。また、礼子の恩師である、奇人だが天才肌の田所博士(小林桂樹)をも寅はすっかり気に入ってしまった。そんな寅がまた礼子に振られてしまうと心配したさくらだったが、寅は「礼子さんに色恋を感じたら失礼だ。彼女はもっと高い事を考えてる人で、結婚なんかするはずがない」と答えた。ところがある日、礼子は田所にプロポーズされた。礼子は何日も何日も思い悩んだ。そして、結婚の事で悩んでいる、と礼子の口から聞かされた寅は、相手が誰だか知らずに、大変なショックを受けた。礼子を恋愛の対象にするのは失礼だ、とは言ったもののやはり、彼女を愛していたのだった。寅は、またまた失恋、一人、旅に出た。だが、その頃、礼子は学問に専心するために、田所のプロポーズを断っていた……。
正月も間近の南国。寅と、寅と同じように礼子に失恋して旅に出ていた田所が、楽しそうに歩く姿があった。


小林桂樹、樫山文枝         三崎千恵子、渥美清、倍賞千恵子、樫山文枝、下條正巳

題名:男はつらいよ・葛飾立志篇
監督:山田洋次
企画:高島幸夫、小林俊一
製作:島津清、名島徹
原作:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
録音:中村寛
調音:松本隆司
美術:出川三男、佐藤公信
編集:石井巌
音楽:山本直純 主題歌・唄:渥美清
フィルム:富士フィルム
現像:東京現像所
製作主任:内藤誠
製作進行:玉生久宗
助監督:五十嵐敬司
スチール:長谷川宗平
出演:渥美清、倍賞千恵子、樫山文枝、前田吟、下條正巳、三崎千恵子、太宰久雄、笠智衆、佐藤蛾次郎、桜田淳子、米倉斉加年、大滝秀治、小林桂樹、後藤泰子、谷よしの、戸川美子、吉田義夫、中村はやと
1975年日本・松竹/シネスコサイズ・カラー98分35mmフィルム
公式サイト
男はつらいよ・葛飾立志篇 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


太宰久雄、下條正巳、中村はやと、三崎千恵子       佐藤蛾次郎、渥美清

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