映画「恐怖女子高校 女暴力教室」


杉本美樹                           池玲子

今回は鈴木則文監督1972年製作「恐怖女子高校 女暴力教室」をピックアップする。
本作は”恐怖女子高校 シリーズ”第1作で、私は初見であるが、凄い作品を発見してしまったと思う。
今言う”コンプライアンス”なんてものは存在せず、セクハラ・パワハラのオンパレードで時代に挑戦している作品である。
時代を体現した杉本美樹さん、池玲子さんという女優は、好きにならずにはいられない。

【恐怖女子高校シリーズ】
1972年「恐怖女子高校 女暴力教室」監督:鈴木則文 出演:杉本美樹、池玲子
1973年「恐怖女子高校 暴行リンチ教室」監督:鈴木則文 出演:杉本美樹、池玲子
1973年「恐怖女子高校 不良悶絶グループ」監督:志村正浩 出演:池玲子、叶優子
1973年「恐怖女子高校 アニマル同級生」監督:志村正浩 出演:池玲子、一の瀕レナ
予約投稿で表示しないページがありますが、後日表示されます。


成瀬正孝                         大泉滉

【ストリー】
小高い丘にそびえたつある私立女子高校。“賢き妻となり、愛しき母となろう”をモットーに創設された女子高校。だが実際には、教員は事勿れ主義、学園理事は私利私欲の徒、生徒はズべ公揃い。そして、学園で番長を張る中田迪子(杉本美樹)、彼女に従うプー子(須藤リカ)、メイ子(丘ナオミ)、初枝(碧川ジュン)たちと、澄子(衣麻遼子)をボスとする一派が事あるごとに対立していた。ある日、迪子たちのクラスに、前の高校では総番長だったという尾野崎由紀(池玲子)が転入して来た。ところが由紀は、迪子たちのリンチにもなすがままで、反抗しなかった。そして由紀は特待生の岬洋子(三浦夏子)と親しくなった。一方、澄子は理事長郡大作(金子信雄)の妾絹子の娘で、クラスメートを売春させていたが、学校側では黙認していた。洋子は絹枝(三原葉子)の経営するクラブのホステスとしてアルバイトをしていたが、大作の息子で学園理事の丈夫(名和宏)が洋子に目をつけ、妊娠させてしまった。そこで丈夫は澄子たちをけしかけて洋子に凄絶なリンチを加え、堕胎させた。ショックのあまり洋子は自殺してしまった。迪子たちは、澄子グループを徹底的に痛めつけ、強制堕胎の事実を白状させた。一方、由紀は、好色な丈夫に近づき、郡父子の数々の不正の証拠を握った。由紀には昔、高利貸としての郡の為に両親や兄弟が一家心中に追いつめられ、彼女だけが生き残ったという過去があったのだ。やがて、復讐のため由紀は、迪子たちの協力を得て郡父子を破滅させ、虚偽に満ちた学園を破壊して、自ら揃って退学していくのだった……。


由利徹                           杉本美樹

題名:恐怖女子高校 女暴力教室
監督:鈴木則文
企画:天尾完次
脚本:掛札昌裕、関本郁夫、鈴木則文
撮影:鈴木重平
照明:金子凱美
録音:溝口正義
美術:雨森義允
装置:温井弘司
装飾:山田久司
美粧・結髪:東和美粧
衣装:岩逧保
擬斗:三好郁夫
記録:梅津泰子
編集:堀池幸三
音楽:八木正生 主題歌:須藤リカ「女子高生哀歌」
進行主任:長岡功
助監督:志村正浩
演技事務:森村英次
スチール:諸角義雄
出演:杉本美樹、池玲子、三浦夏子、成瀬正孝、衣麻遼子、女屋実和子、須藤リカ、碧川ジュン、金子信雄、名和宏、三原葉子、松井康子、大泉滉、由利徹、岡八郎
1972年日本・東映京都撮影所/シネスコサイズ・カラー79分35mmフィルム
恐怖女子高校 女暴力教室 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


名和宏、三原葉子、金子信雄                杉本美樹

映画「トラック野郎 故郷特急便」


「トラック野郎 故郷特急便」菅原文太

石川さゆり                      森下愛子

今回は鈴木則文監督1979年製作「トラック野郎 故郷特急便」をピックアップする。
シリーズ第10作の本作は、トラック野郎シリーズ最終作になる。全国のファン投票により決定した高知を舞台に物語は展開する。今回のマドンナは、石川さゆりさん、森下愛子さんのダブルマドンナという布陣だ。現在でもトップ歌手の石川さゆりさんの歌唱に魅了される。しかしながら本作は、シリーズ初の不振で予定より4日早めて24日間で打ち切りになり、「動乱」の繰り上げ公開となった。

トラック野郎シリーズ


「トラック野郎 故郷特急便」石川さゆり

「トラック野郎 故郷特急便」森下愛子

【トラック野郎シリーズが終結した理由】
過密な撮影スケジュールと低予算で製作された第1弾「トラック野郎 御意見無用」は1975年8月30日に公開された。これは同年7月に公開されたオールスターキャストの大作「新幹線大爆破」の配給収入の2倍以上の約8億円を売り上げた。単発で終わる予定だったが、当時の東映岡田社長が「正月映画はトラックで行け!」「トラ(寅さん)喰う野郎やで」と第2弾の題名を “爆走一番星” と即座にシリーズ化を決定した。ライバル映画会社の松竹「男はつらいよ」と常に同時期の公開だった事から、”トラトラ対決(トラック野郎と寅さんの対決)”と呼ばれていたそうだ。
物語の中核を担うのは、寅さんではありえない “下ネタ”  “殴り合いの喧嘩”  “派手なカーアクション” で、特に追跡する白バイやパトカーが横転、大破するなど、警察組織をコケにしたアイロニーが規制なしに連なる。また下ネタのシーンでは、屋外での排泄行為やトルコ風呂(ソープランド)、走行しながらの性行為など、過激な描写が多い。これらはテレビ放映ではカットされている。そしてついに、警察庁からクレームがあり、製作打ち切りとなるきっかけになったそうだ。
(ウィキペディア参照)


愛川欽也                       原田大二郎

春川ますみ                       大坂志郎

【ストリー】
銚子市場から次の荷を高知へ運ぶことになった桃次郎(菅原文太)とジョナサン(愛川欽也)は、カーフェリーで高知に何かった。同じ船に乗り合せた地方廻りの歌手、小野川結花(石川さゆり)が楽譜を海に落としてしまい、桃次郎は海に投び込んでかき集める。高知についたところで、ジョナサンは目がくらんで蛇行運転、診断を受けると、脳血栓の疑いとか。悲観したジョナサン、足摺岬で自殺を企るが、ドライブインの店員、風美子(森下愛子)に助けられる。美人の出現で桃次郎は大ハリキリ、彼女を家に送っていく。家では中気の母(小畠絹子)が寝ていた。隣の家に住む老人、垣内清馬(大坂志郎)は6年前に行方不明になった息子、竜次(原田大二郎)を待ち続け、その嫁に風美子を迎えようとしていた。数日後、土佐犬をわきに座らせたトラック野郎、竜次に出会った桃次郎は、そのことを告げに清馬のところへいくと、風美子の母が危篤で、彼女は「南国土佐」を聞かせたいという。風美子の願いに、桃次郎はキャバレーで唄っている結花を、ヤクザの岩瀬(安部徹)が止めに入るのを無視して連れ出し、臨終にはなんとか唄を聞かせることができた。一方、ジョナサンは病気も全快して川崎へ戻った。清馬の家では竜次が6年ぶりに帰ってきていた。そんなとき、闘犬大会が開かれることになった。竜次の竜馬号と岩瀬の犬が闘った。トラック仲間や風美子が応援にかけつけ、竜馬号は不利な形勢から逆転勝ち。幸せそうに肩を寄せ合う竜次と風美子、桃次郎もドサクサにまぎれて結花にプロポーズ。その時、桃次郎が乗せたことのある外国人のヒッチハイカーがやって来た。彼はアメリカのレコード会社のディレクターで、結花を大阪梅田コマに出演させると言う。しかし、結花は好きな人と一緒になれるなら、歌は諦める決心をしていた。「あなたのお嫁さんにして」という結花をのせて、一番星は自慢のトラックをスタート。


小畠絹子                        菅原文太

題名:トラック野郎 故郷特急便
監督:鈴木則文
企画:天尾完次、高村賢治
脚本:中島丈博、松島利昭
撮影:出先哲也
照明:萩原猶義
録音:林鉱一
音効:原尚
美術:桑名忠之
装置:清水次郎
装飾:酒井喬二
美粧:井上守
美容:宮島孝子
衣装:福崎精吾
技斗:尾型伸之介
記録:宮本依子
編集:戸田健夫
音楽:木下忠司 主題歌:菅原文太、愛川欽也「一番星ブルース」 挿入歌:石川さゆり「傷だらけの恋」
製作主任:佐藤和之
助監督:新井清
現像:東映化学
スチール:加藤光男
出演:菅原文太、愛川欽也、石川さゆり、森下愛子、春川ますみ、原田大二郎、大坂志郎、小畠絹子、日向明子、玉置宏、大月ウルフ、波乃ひろみ、由利徹、南利明、安部徹、藤巻潤、名和宏、山城新伍
1979年日本・東映/シネスコサイズ・カラー110分35mmフィルム
トラック野郎 故郷特急便 -DVD-

本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

菅原文太                    「トラック野郎 故郷特急便」

「トラック野郎 故郷特急便」

「トラック野郎 故郷特急便」石川さゆり

映画「座頭市兇状旅 」


「座頭市兇状旅 」勝新太郎

万里昌代、勝新太郎                     高田美和

今回は田中徳三監督1963年製作「座頭市兇状旅 」をピックアップする。
シリーズ第4作となる本作は、勝新太郎さんの居合いと殺陣が絶品である。しかしながら、脚本が、蛾十郎(北城寿太郎)とおたね(万里昌代)、そして市(勝新太郎)の関係が浅い設定なので物足りないものとなっている。ラストで蛾十郎に斬られたおたねを想う市の感情も浅くなっている。

座頭市シリーズ


「座頭市兇状旅 」万里昌代

北城寿太郎                                                              安部徹

【ストリー】
上州下仁田。市(勝新太郎)が投宿した旅篭の主人島蔵(松居茂美)を訪ねて来た佐吉(成田純一郎)と東九郎(安部徹)の話から、土地の二代目親分佐吉と、旅篭の親切な娘のぶ(高田美和)は恋仲だが、のぶの養父島蔵は佐吉の先代に遂われた元貸元で、未だに縄張りの夢が捨てきれずにいることを知った。彼らは二代目披露を兼ねた今夜の花会をぶちこわして佐吉を窮地に陥れ、同時に佐吉を消すこと考えていた。そのために蛾十郎(北城寿太郎)という浪人まで傭っていた。娘のぶも養父と佐吉の仲の悪いことを感づいていた。翌日、佐吉が蛾十郎と東九郎の罠にはまりかけたとき、佐吉の立場を考えた市が自分一人の喧嘩として買って出た。逃げ帰った東九郎は自分が殺した佐吉の乾分も市の所為だと親分衆に報告佐吉の不可斐なさを責め、彼に市を斬ることを迫った。祭りも最後の三日目、名残惜しげなのぶの手伝いで旅仕度をしている市の許に、佐吉が飛び込んで来た。おたね(万里昌代)が東九郎に拐わかされたというのだ。廃屋に駈け込んで、これが佐吉の裏切りと知った。佐吉が五百両で蛾十郎を買収したのだ。後を追って来たのぶの声も耳に入らぬ佐吉。東九郎らやくざの連合軍はその包囲をちじめて、市に迫った。幾度かの絶望的な危機を斬り抜け河原の中州へ出た。が、そこには蛾十郎が待っていた。蛾十郎は必死に制止するおたねを刺した。市の憤りは炸裂、蛾十郎に迫った。必死の市の剣はさえ、蛾十郎はその剣の前にたおれた。やがて、旅姿の市のひょろひょろとした姿が見られ、見送るのぶの目に光るものが宿っていた。


「座頭市兇状旅 」勝新太郎

成田純一郎                           高田美和、勝新太郎

題名:座頭市兇状旅 (ざとういちきょうじょうたび)
監督:田中徳三
企画:久保寺生郎
原作:子母沢寛
脚本:犬塚稔、星川清司
撮影:牧浦地志
照明:中岡源権
録音:長岡栄
音効:倉島暢
美術:太田誠一
装置:林米松
擬斗:宮内昌平
編集:山田弘
音楽:伊福部昭
現像:東洋現像所
製作主任:田辺満
助監督:土井茂
色彩計測:小池清茂
スチール:浅田延之助
出演:勝新太郎、万里昌代、高田美和、名和宏、北城寿太郎、成田純一郎、安部徹、小林勝彦、松居茂美、村瀬幸子
1963年日本・大映京都撮影所/シネスコサイズ・カラー86分35mmフィルム
座頭市兇状旅 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


「座頭市兇状旅 」万里昌代

勝新太郎                       村瀬幸子、成田純一郎、高田美和

1963年「座頭市兇状旅 」撮影風景

1 4 5 6 7 8 9