実相寺昭雄メモリアル・コンサート2~チェレスタは星のまたたき~

メモリアル・コンサート2

実相寺昭雄メモリアル・コンサート2
~チェレスタは星のまたたき~

主催:実相寺昭雄研究会(公式公認団体)
オフィシャルサイト
チラシのダウンロード(PDF)はこちらです。

語り:寺田農

ヴァイオリン:松野弘明
フルート:神田湧哉
ハープ:中村愛
メゾソプラノ:渡邊智美
ピアノ:石垣絢子(作曲・編曲)

○実相寺昭雄 音楽エッセイ集
「新編・チェレスタは星のまたたき」
自筆はがき画入り
会場にて先行販売致します。

日時:2020年2月27日(木) 18:00開場 19:00開演
会場:Musicasa ムジカーザ
住所:東京都渋谷区西原3-33-1
電話:03(5454)0454
交通:小田急線・東京メトロ千代田線「代々木上原」東口徒歩2分

●当日券 5.500円 前売り券 5,000円
メモリアル・コンサート2

映画「津軽じょんがら節」


津軽じょんがら節

「津軽じょんがら節」江波杏子

今回は斎藤耕一監督1973年製作「津軽じょんがら節」をピックアップする。
公開当時、新宿文化アート・シアター・ギルドで観た憶えがある作品で、津軽の荒れ果てた海を描いたトーンが、忘れられない映像として残っている。DVDで見るとテレシネ・キャプチャー映像なので分からないが、フィルムのラチチュードを最大限生かした撮影設計は素晴らしかった。主演は、惜しくも2018年10月に急逝した江波杏子さんが、ヤクザの情婦イサ子を見事に演じている。イサ子役は江波杏子さん以外考えられないと思った。

【追記・訃報】
映画「女賭博師」シリーズの「昇り竜のお銀」などで知られる女優の江波杏子さんが、2018年10月27日に肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)の急性増悪のため亡くなったことが11月2日、分かった。76歳だった。所属事務所が公式サイトで明かした。また報道各社にFAXで発表した。
スポーツ報知 2018年11月2日(金) 14:14配信


江波杏子、織田あきら                中川三穂子

西村晃、織田あきら                 江波杏子、佐藤英夫

【ストリー】
津軽の荒れ果てた漁村に、中里イサ子(江波杏子)がヤクザ風の若い男をつれて帰って来た。この村は東京のバーで働いていたイサ子の郷里である。男は岩城徹男(織田あきら)、よその組の幹部を刺したために追われており、イサ子は徹男を匿うためと、出漁中に死んだ父と兄の墓を建てるつもりだったのだ。海辺の小屋で二人の新しい生活が始まったが、徹男にとっては単調な毎日が、やりきれなかった。そんな徹男を、盲目の少女・ユキ(中川三穂子)は慕っていた。やがて生活に行きづまったイサ子は、村の飲屋に働きに出た。村から出ようという徹男に、イサ子は墓を建てるまで、と言い返すのだった。昼間、ユキと遊ぶ徹男は明るかった。そして徹男は、ユキの祖母から、盲目の少女はイタコか瞽女になる、という話を聞いた。イサ子の稼ぎを当てにしている徹男は、村の連中を集めて花札賭博に熱中していた。父の遭難には保険詐欺の疑いがあるとして保険金の支払いを拒否され、貯金通帳を飲屋の同僚に持ち逃げされるなど、イサ子の不運は続いた。しかも、次第に自分から離れていく徹男に不安を感じ、徹男と一緒に村を出ようと決心した。東京からの追手の気配を感じた徹男は、ユキを騙して金儲けをしようという、飲屋の主人・金山(佐藤英夫)の話に乗った。翌日、旅仕度をした徹男は、何も知らないユキを、客のいる飲屋の二階へ連れて行き、イサ子の待つ停留所へ向った。その時、徹男は津軽三味線の音を聞いた。盲目の女旅芸人--瞽女の中にユキを見た。彼は幻想を見たのだ。身をひるがえした徹男は、飲屋へ戻り、ユキを救った。そして、徹男はこの村に留まる決心をしたのだった。そんな徹男を見てイサ子は「あんた、ふる里が見つかって、よかったわね」と咳くと、一人村を去っていった。以来、徹男は海に漁に出て働き、ユキの家に帰っては互いに求めあった。しかし、その幸福な日は長くはつづかなかった。ある夜、徹男は何者かに、ドスで腹をえぐられ、そのまま暗い河口へ落ちて入った……。


津軽じょんがら節

中川三穂子

題名:津軽じょんがら節
監督:斎藤耕一
製作:島田昭彦、多賀祥介
脚本:中島丈博、斎藤耕一
撮影:坂本典隆
照明:水村富雄
録音:杉崎喬
記録:中町真理
編集:大島ともよ
音楽:高橋竹山、若美家五郎、鳴海重光、白川軍八郎、海童道宗祖
現像:東洋現像所
製作主任:馬道昭三
製作進行:川島照満
監督助手:山下稔、永井譲滋
撮影助手:松前次三、榊原勝巳
照明助手:小宮山靖夫
編集助手:川口和子
考証・挿入画:斎藤真
方言指導:富山真沙子
出演:江波杏子、織田あきら、中川三穂子、西村晃、佐藤英夫、寺田農、戸田春子、東恵美子、田中筆子、河村久子、富山真沙子、上村一夫
1973年日本・斎藤耕一プロダクション+ATG/シネスコサイズ・カラー103分35mmフィルム
津軽じょんがら節 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


「津軽じょんがら節」江波杏子

津軽じょんがら節

映画「セーラー服と機関銃」


「セーラー服と機関銃」薬師丸ひろ子 ”カイ…カ・ン”※機関銃はM3グリースガン(ハドソン産業製)

薬師丸ひろ子                                        薬師丸ひろ子、渡瀬恒彦

今回は相米慎二監督1981年製作「セーラー服と機関銃」をピックアップする。
本作は主演の薬師丸ひろ子さんが、高等学校2年生だった1981年の夏期休暇に合わせて撮影されたそうだ。ゲリラ(不許可)撮影については、新宿通りを暴走するシーンで本物の暴走族を起用しての一発撮り、ラストで星泉(薬師丸ひろ子)が短い髪型に変わり、赤いハイヒールを履いて「七年目の浮気」のマリリン・モンロー風に地下鉄通風口からの風でスカートをひらめかせるシーンは、伊勢丹新宿店の前(新宿通り)で撮影が行われ、数百メートル離れた新宿東映会館上階から長玉を用いて隠し撮りしたそうだ。製作費は1億5,000万円で配給収入は23億円のヒット作となった。
本作で薬師丸ひろ子さんがセーラー服姿で、敵を機関銃で一掃するというキー・イメージは、1973年に志村正浩監督が製作した「恐怖女子高校 不良悶絶グループ」の池玲子さんがオリジナル・イメージである事は他ならない。


1973年「恐怖女子高校 不良悶絶グループ(志村正浩監督)」池玲子

風祭ゆき                      薬師丸ひろ子

【ストリー】
4人しか子分のいない小さなヤクザ、目高組の親分が跡目は血縁者にと遺言を残して死んだ。その頃、女高生の星泉(薬師丸ひろ子)は、成田空港の前で車に轢かれて死んだ父・貴志と火葬場で最後の別れを惜しんでいた。泉が帰りかけたとき、中年の男が父の遺骨に線香をあげていた。泉の母はずっと昔に亡くなって、これで彼女は本当の一人ぼっちだ。泉がマンションに帰ると、マユミ(風祭ゆき)という女がおり、彼女は「もし自分が死んだら泉をよろしく」という父の手紙を持っていた。フーテンの様な格好のマユミはとても父の愛人には見えない。その日からマユミと一緒に暮す泉。翌日、黒いスーツを着こんだ大勢の男たちが学校の前に並んでいる。泉のとりまき、智生(柳沢慎吾)、哲夫(藤岡竜也)、周平(光石研)が止めるのを無視して、泉は校門に向った。すると、あの火葬場にいた男が歩み出て「星泉さんですね」と言う。佐久間(渡瀬恒彦)というその男に汚ない事務所に連れていかれた泉は、そこで、目高組四代目組長を襲名してほしいと頼まれた。佐久間の話では、親分の遺言通り血縁者を探しあてると、事故死したばかりだった。それが泉の父だ。だから、跡目は血縁者の泉に回ってきたのだ。かたくなに拒否した泉だが彼らの熱意にしぶしぶ承諾してしまう。目高組は佐久間の他に、政(大門正明)、ヒコ(林家しん平)、明(酒井敏也)の三人しかいない小さなヤクザだ。その日から、泉は佐久間に連れられ大組織の組長、浜口(北村和夫)のところへ挨拶に行った。可愛い組長に浜口は驚くと同時に笑いだすが、佐久間は大真面目だ。数日後、泉のマンンョンが何者かに荒されていた。そこへ、黒木(柄本明)と名乗る刑事がやって来た。黒木は「泉の父の死は、麻薬の密輸が絡んでおり、そのために部屋が荒らされたのでは、そして、マユミは札付きの不良娘だ」と話す。父が麻薬を密輸、泉にはとても信じられない。さらに、マユミも姿を消してしまった。その日から数日後、組の事務所の前にヒコの死体が投げだされていた。暫くして、マユミから泉に電話が入り、二人は会った。マユミの父は、“太っちょ”と呼ばれる、浜口(北村和夫)も恐れるヤクザの大親分だと言う。そして、太っちょが動くときは必ず麻薬が絡んでいるそうだ。泉のマンションが再び何者かに荒され、かつての佐久間の弟分、萩原(寺田農)に、ボディガードの明が殺され、彼女は太っちょの所に連れて行かれた。麻薬を渡せと太ょちょに迫られ、泉があわやというときマユミがやって来て、麻薬のありかを教えるから彼女を助けるように話す。娘の願いで泉を解放する太っちょ。そこへ、あの刑事の黒木が現われた。黒木は刑事の特権を利用して麻薬を密輸していたが、あの日、成田の取締官に追われ、麻薬を隣にいた泉の父のバッグに投げこんだのだ。ところが、その父が死んでしまった。一方、愛人だったマユミは麻薬を見つけ、それを水に溶かしローションの瓶に入れてあると話した。早速、黒木はマンションに向った。その夕、佐久間が現われ、泉を連れて逃げだした。後を追おうとする太っちょの前にマユミが立ちはだかり、父を撃った。そこへ、マンションの黒木から電話が入り、浜口組の奴に麻薬を横取りされたと言うと、息絶えた。泉と佐久間は政を連れて浜口の所へ向った。「太っちょを殺ってくれたし、麻薬も手に入った、お礼に目高組のシマを広げてあげよう」と言う浜口の言葉を無視して、泉は、机の上にあるローションの瓶に機関銃をブッ放した。しかし、そのドサクサで政が殺され、佐久間と二人きりになった泉は目高組を解散することにした。佐久間は堅気になると言って故郷に帰った。数日後、警察から泉に死体を確認してほしいと呼び出しがあった。佐久間だった。サラリーマンになって東京に出張に来た佐久間はヤクザ同士の喧嘩を止めに入って殺されてしまったそうだ。泉のマンションには、佐久間のサラリーマンの名刺に書かれた伝言が置いてあった。「出張で東京に来ました。留守なのでブラブラしてまた来ます」と。泉は話すことのない佐久間の唇に自分の唇を重ねるのだった。


セーラー服と機関銃

題名:セーラー服と機関銃
監督:相米慎二
製作:伊地智啓(キティ・フィルム)、角川春樹、多賀英典
原作:赤川次郎
脚本:田中陽造
撮影:仙元誠三
照明:熊谷秀夫
美術:横尾嘉良
録音:紅谷愃一、信岡実
編集:鈴木晄
記録:正木輝明
音楽:星勝 主題歌:薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」
フィルム:イーストマンコダック
現像:東映化学
制作補佐:山本勉
製作進行:田中雅夫
助監督:森安建雄、黒沢清
スチール:正木輝明、小島由起夫
出演:薬師丸ひろ子、渡瀬恒彦、風祭ゆき、大門正明、寺田農、三國連太郎、林家しん平、酒井敏也、柄本明、北村和夫、佐藤允、柳沢慎吾、藤岡竜也, 光石研
1981年日本・角川春樹事務所+キティ・フィルム/ビスタサイズ・カラー112分35mmフィルム
セーラー服と機関銃 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


薬師丸ひろ子                   セーラー服と機関銃

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