映画「不良番長 練鑑ブルース」


梅宮辰夫                     菅原文太、梅宮辰夫

今回は野田幸男監督1969年製作「不良番長 練鑑ブルース」をピックアップする。
本作は、梅宮辰夫さん主演の不良番長シリーズ第3弾になる。
不良番長はアメリカの暴走族ヘルズ・エンジェルスをモデルにしているそうだが、使っているバイクが小排気量なのが残念に思う。この時代は普通免許で自動二輪車が運転出来たので、俳優さんの運転技量なのだろうか。
三作目は、まだまだシリアスな部分を引き継ぎ、コメディ路線全開はシリーズ後半になるが、ラストに主人公(神坂=梅宮辰夫)以外の出演者がほとんど死んでしまい次作で復活するのは、輪廻転生のパターンは変わらない。



夏圭子                          夏珠美、谷隼人

【ストリー】
関東特別少年院・練馬鑑別所出身の不良グループ・カポネ団は、同じ新宿に根城を張る桜吹雪団と対立していた。関東挺心会会長は、両者の対立を利用して、元華族の白河邸を横領しようと企んでいた。川島(内田朝雄)はまず弁護士の藤原(渡辺文雄)をまるめこみ、彼の愛人小夜子(夏圭子)をカポネ団の首領神坂(梅宮辰夫)に近ずかせた。神坂は、金使いの荒さから小夜子が金づるを握っていると睨んだ。藤原と小夜子が、カポネ団と桜吹雪団を呼び寄せたのはそんな折だった。藤原は言葉巧みに、国際賭博場開設の協力を申し出ると共に、横田産業から白河邸の権利書を奪った方に、賭博場のマネージメントを任せると提案した。神坂は、早速暴力にものを言わせ、白河邸の土地家屋を横領した。だが、川島は藤原を使って白河邸を手に入れると、神坂に不当な条件を出した。自分たちが利用されていたことを知った神坂は、挺心会の賭場に集まる外国人客を引抜きSMショーを開いて報復に出た。ところが、ショーは挺心会につぶされて失敗、神坂は腹いせに挺心会の賭場からテラ銭を強奪した。怒った川島、桜吹雪団にマシンガンをもたせて、カポネ団を襲わせた。ところが、それは両グループを消すための手段だった。仲間を殺されたカポネ団と裏切り行為にあった桜吹雪団は、挺心会に入り乱れ、幹部連をそして悪徳弁護士藤原や川島会長を倒していった。


鈴木ヤスシ、梅宮辰夫                    渡辺文雄

内田朝雄                         中田博久

題名:不良番長 練鑑ブルース
監督:野田幸男
企画:矢部恒、吉田達
脚本:山本英明、松本功
撮影:星島一郎
照明:元持秀雄
録音:小松忠之
美術:藤田博
装置:吉田喜義
装飾:田島俊英
擬斗:日尾孝司
記録:宮本依子
編集:田中修
音楽:八木正生 主題歌:梅宮辰夫「番長シャロック」
フィルム:富士フィルム
現像:東映化学工業
進行主任:伊藤源郎
助監督:伊藤俊也
スチール:丸川忠士
出演:梅宮辰夫、夏圭子、夏珠美、菅原文太、桑原幸子、谷隼人、鈴木ヤスシ、団巌、中田博久、茶川一郎、玉川長太、内田朝雄、渡辺文雄、沢彰謙、由利徹、山城新伍、小林稔侍、神太郎、曽根晴美、かしまし娘(正司歌江、正司照枝、正司花江)
1969年日本・東映東京撮影所/シネスコサイズ・カラー89分35mmフィルム
不良番長 練鑑ブルース -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


菅原文太、梅宮辰夫                  不良番長 練鑑ブルース

映画「極道の妻たち 最後の戦い」


岩下志麻                        かたせ梨乃

今回は山下耕作監督1990年製作「極道の妻たち 最後の戦い」をピックアップする。
本作は家田荘子氏の原作ルポルタージュをベースにした新しいタイプの任侠映画として、極妻(極道の妻)に焦点を当てたヒットシリーズ第4作で、内容的には第1作に劣るが、見事な嵌り役を魅せた岩下志麻さんの凄みが素晴らしい。本作以降、岩下志麻さん主演で以下の6作品が作られた。

1991年「新極道の妻たち(監督:中島貞夫)」
1993年「新極道の妻たち 覚悟しいや(監督:山下耕作)」
1994年「新極道の妻たち 惚れたら地獄(監督:降旗康男)」
1995年「極道の妻たち 赫い絆(監督:関本郁夫)」
1996年「極道の妻たち 危険な賭け(監督:中島貞夫)」
1998年「極道の妻たち 決着[けじめ](監督:中島貞夫)」


小林稔侍                         中尾彬

津川雅彦                       かたせ梨乃、岩下志麻

【ストリー】
関西地区を牛耳る広域暴力組織の中松組が跡目相続問題で分裂した。5年後、枝分かれをした川越会本部では病床の川越会長(須賀不二男)をはじめ、幹部連中が集まっていた。その中に服役中の瀬上組々長瀬上雅之(小林稔侍)の妻芙有(岩下志麻)の姿もあった。彼女は夫の服役中、気丈の強さで組織の運営を務めているのだ。そんな時、5年前に中松組の銃弾で夫を失った伊勢夏見(かたせ梨乃)という女が残った組員の根津豊(哀川翔)を連れて大阪へやって来る。そしてふとした事件で出会った芙有と夏見は固い友情で結ばれるのだった。亡き夫の復讐に燃える夏見は、瀬上組を中松組と互角に張り合える組織へ拡大しようとする芙有に協力するが、川越会系組長の光石(品川隆二)の裏切りにあい、夏見は乱闘の末光石を射殺しそのまま身を隠してしまう。夏見からの連絡も途絶え、妹分の安否が気にかかった芙有は確たるあてもなく夏見の故郷である美浜へと足を向けた。だがそんな芙有の心配をよそに夏見は仇である中松組々長田所亮次(中尾彬)を射めようとするが、逆に銃弾を浴び息絶えてしまうのだった。それは中松組に丸め込まれた川越会が解散をした直後であった。出所後、中松組におだてあげられていた瀬上は結局自分がただの道化役であったことに気付き、戦争を再開しようとするが、芙有は豊らを連れて組を去って行く。そして夏見の死に決着をつけるべく、芙有は田所を射止めるのだった。


石田ゆり子                        森永奈緒美

哀川翔、石田ゆり子                   中尾彬、岩下志麻

題名:極道の妻たち 最後の戦い
監督:山下耕作
企画:日下部五朗
製作:奈村協、天野和人
原作:家田荘子
脚本:高田宏治
撮影:木村大作
照明:増田悦章
録音:伊藤宏一
整音:荒川輝彦
音効:堀池美夫、栗山日出登
美術:井川徳道
装置:梶谷信男
装飾:極並浩史
背景:西村三郎
衣裳:宮川信男
美粧:田中利男
結髪:山田真左子
擬斗:菅原俊夫
配役:葛原隆康
記録:田中美佐江
編集:市田勇
音楽:津島利章
現像:東映化学
製作主任:長岡功
製作進行:尾崎隆夫
助監督:鈴木秀雄
監督助手:長岡鉦司、石川一郎
演技事務:藤原勝
撮影補佐:信坂利文
撮影助手:田中勇二、松本嘉通、木子尚久、村上喜代美
照明助手:磯野雅宏、三上日出志、魚住俊哉、矢島俊幸、永坂良一、山口晴弘
録音助手:山口勉、近藤義兼
美術助手:今井高瑞、秋好泰海、後藤雄一郎
編集助手:坂口由美、藤田和延
装置助手:平始 装飾助手:宮村敏正、岩花学
衣装助手:中村恵 結髪助手:生長幸子
スタイリスト:市原みちよ、金丸照美
ヘアメイク:小島大誠(岩下志麻)、早藤みちよ(かたせ梨乃)、村上景子(石田ゆり子)
刺青:毛利清二
スチール:中山健司
出演:岩下志麻、かたせ梨乃、小林稔侍、哀川翔、津川雅彦、石田ゆり子、森永奈緒美、中尾彬、西村和彦、曽根晴美、三上真一郎、平泉成、品川隆二、中村美律子、緒形幹太、浜田晃、須賀不二男、野口貴史
1990年日本・東映京都撮影所/ビスタサイズ・カラー116分35mmフィルム
極道の妻たち 最後の戦い -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


岩下志麻                      極道の妻たち 最後の戦い

映画「不良番長 猪の鹿お蝶」


梅宮辰夫                      千葉真一、曽根晴美

今回は野田幸男監督1968年製作「不良番長 猪の鹿お蝶」をピックアップする。
1969年1月に公開された本作は、梅宮辰夫さん主演の不良番長シリーズ第2弾になる。
前作のスマッシュヒットにより制作され、全16作のシリーズ化となった。



菅原文太                       宮園純子

谷隼人、夏珠美                   克美しげる

【ストリー】
神坂(梅宮辰夫)の率いる不良グループは、新宿を根城に、悪事を働いていたが、暴力組織に殴り込みをかけたことから刑務所入りとなってしまった。それから5年。再び沙姿に出た神坂たちは、女を喰いものにする音楽舞踏研究所を開いた。彼らの目的はスカウトした女性を踊り子にしたてて海外に売りとばすことだった。ある日、神坂は、ゴーゴー喫茶の踊り子奈々子(賀川雪絵)を引抜いたことから、住田組の福田(曽根晴美)や、関東挺身会の挑戦を受けた。度重なるいやがらせに発憤した神坂は、住田一家に乗りこんだが、バックの関東挺身会会長大場(河津清三郎)に、軽くあしらわれる始末だった。その夜、一家の賭場に足を入れた神坂は、いかさま博奕を見破った女札師・猪の鹿お蝶(宮園純子)に助けられた。やがて、神坂の舞踊研究所は住田一家の迫害にあって困窮するようになった。資金源に苦しむ神坂グループは、車を盗んだ。ところが、それは大場の車で、そこには、重要書類が置き忘れてあった。それは、関西の総会屋小日向(水島道太郎)が国原建設をゆするために使う決算書だった。国原建設の経理部員(三原葉子)を抱込み、事の一部始終を知った神坂は、国原(永井秀明)との取引に成功した。だが、意気揚々と引上げる神坂は、一家に襲撃され、弟分の五郎(克美しげる)が小日向の息子であることが分った。五郎の自供により、書類を奪い返した住田一家は、国原を脅迫した。神坂はその様子を撮影したフィルムをもとに、一家の上前をはねようとしたが、仲間を殺されてしまった。復讐に立上る神坂にお蝶も合流。オートバイで関東挺身会へ乗り込んだ仲間たちは、拳銃で、火焔放射器で、敵を絶滅させるのだった。


梅宮辰夫、由利徹                   三原葉子

題名:不良番長 猪の鹿お蝶
監督:野田幸男
企画:吉田達、矢部恒
原作:凡天太郎
脚本:山本英明、松本功
撮影:山沢義一
照明:大野忠三郎
録音:小松忠之
美術:江野慎一
装置:吉田喜義
装飾:武井正二
擬斗:日尾孝司
記録:勝原繁子
編集:祖田富美夫
音楽:八木正生
フィルム:富士フィルム
現像:東映化学工業
進行主任:清河朝友
助監督:山口和彦
スチール:丸川忠士
出演:梅宮辰夫、千葉真一、菅原文太、宮園純子、谷隼人、夏珠美、橘ますみ、曽根晴美、克美しげる、団巌、三原葉子、賀川雪絵、由利徹、水島道太郎、河津清三郎、沢彰謙、左とん平、大泉滉、沼田曜一、永井秀明、相馬剛三
1968年日本・東映東京撮影所/シネスコサイズ・カラー89分35mmフィルム
不良番長 猪の鹿お蝶 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


梅宮辰夫                    宮園純子、梅宮辰夫

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