映画「男はつらいよ・柴又より愛をこめて」


渥美清                       栗原小巻(マドンナ役)

今回は山田洋次監督1985年製作「男はつらいよ・柴又より愛をこめて」をピックアップする。
第36作となる本作のロケ地は、伊豆下田、式根島、浜名湖、会津高田駅、柳津などで行われ、封切り時の観客動員は140万7,000人、配給収入は10億5,000万円だったそうだ。当時のロードショー入場料金は1,500円、併映は「祝辞(監督:栗山富夫 出演:財津一郎、林美智子、工藤夕貴、山口良一、植木等)」であった。マドンナ役の栗原小巻さんは「新・男はつらいよ(第4作/1970年)」編で出演している。(別キャラクター)


TBS「森本ワイド モーニングEye」劇中劇       倍賞千恵子、三崎千恵子、下條正巳
石井和子、森本毅郎、太宰久雄

川谷拓三                                                                 田中隆三、美保純

【ストリー】
かねてから結婚生活に不満をこぼしていた社長の娘あけみ(美保純)が家出した。思いあまった社長(太宰久雄)は、テレビの尋ね人コーナーに出演するが、本番で泣き出してしまい醜態を晒す始末。伊豆下田あたりでテレビを見ていたあけみからとらやに電話がかかる。彼女は「私は元気よ、それより寅さんに会いたいな」と言ってきた。そんな時、寅次郎(渥美清)がとらやに戻って来た。彼はあけみを連れ戻すべく、下田へと旅に出る。寅次郎は飲み屋街で、さくらと名乗って働いているあけみを見つけた。だが、あけみは家には帰りたくないと彼を困らせる。そして、あけみの希望で式根島に行くことになった。船の中で二人は、島の小学校の同窓会に帰るという一行と知り合う。島に着くと、彼らの教師だった真知子(栗原小巻)が笑顔で迎えた。美人の真知子に、寅次郎の頭からはあけみの存在など吹き飛んでいた。しかも、真知子が東京の下町育ちと聞いて、彼のはしゃぎぶりは手がつけられない有様となった。一方、あけみは知り合った純情な青年、茂(田中隆三)にプロポーズされ、柴又へ帰る決心をした。あけみに脅迫された寅次郎も、泣く泣く島を出ることを承知する。しばらくして、真知子がとらやを訪ねて来た。父親の見舞いのため、一日休みをとったというのだ。彼女は死んだ親友の娘、千秋と会い誕生日のお祝いをする。そして、千秋の父親、文人(川谷拓三)から突然プロポーズされた。真知子は島に帰る日、そのことを寅次郎に相談した。話を聞いて元気を失くした彼は急に旅に出ることにする。正月、ある町で商売する寅次郎の姿があった。


渥美清、美保純                                    栗原小巻

題名:男はつらいよ・柴又より愛をこめて
監督:山田洋次
製作:島津清、中川滋弘
原作:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
録音:鈴木功
調音:松本隆司
美術:出川三男
編集:石井巌
音楽:山本直純 主題歌・唄:渥美清
撮影機材:パナビジョン
フィルム:富士フィルム
現像:東京現像所
製作主任:峰順一
製作進行:玉生久宗
監督助手:五十嵐敬司
スチール:長谷川宗平
主演:渥美清、栗原小巻、倍賞千恵子、前田吟、三崎千恵子、太宰久雄、笠智衆、佐藤蛾次郎、下條正巳、吉岡秀隆、美保純、川谷拓三、森本毅郎、石井和子、松居直美、関敬六
1985年日本・松竹/シネスコサイズ・カラー105分35mmフィルム
公式サイト
男はつらいよ・柴又より愛をこめて -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


三崎千恵子、下條正巳、前田吟、太宰久雄       栗原小巻、渥美清

映画「新・男はつらいよ」


渥美清                      栗原小巻

今回は小林俊一監督1970年製作「新・男はつらいよ」をピックアップする。
第4作となる本作のロケ地は、愛知県名古屋市などで行われ、封切り時の観客動員は48万5,000人、配給収入は1億3,000万円だったそうだ。当時のロードショー入場料金は550円、併映は「アッと驚く為五郎(監督:瀬川昌治 出演:ハナ肇、梓みちよ、尾崎奈々、佐藤友美、谷啓、財津一郎)」であった。
本作は、TV版「男はつらいよ」の演出やプロデュースで深く関わった小林俊一監督が担当している。これは第3作「男はつらいよ・フーテンの寅」と同様、第1作の大ヒットによるもので、製作工程が1ヵ月半という短期間だったそうだ。尚、本作のラボは東京現像所(調布市)から東洋現像所(現:イマジカ/品川区五反田)に全48作中、唯一の変更だった。


佐山俊二、三崎千恵子、森川信           渥美清、太宰久雄

【ストリー】
名古屋の競馬で大穴を当てたフーテンの寅こと(車寅次郎)が久しぶりに懐しの生まれ故郷柴又に帰って来た。柴又では寅のおいちゃん夫婦(森川信、三崎千恵子)、妹さくら(倍賞千恵子)、その夫博(前田吟)らが寅の噂に花を咲かせていた。寅は100万円を見せびらかせ大得意、日頃の恩返しにとおいちゃん夫婦をハワイ旅行に行かせると大はりきりだった。弟分で今は旅行社に勤める登(秋野太作)に準備万端をととのわせた寅は、日一日とハワイの夢に胸はずませるおいちゃん夫婦に有頂点。この噂は近所に知れ、寅の株はグッとあがった。ハワイへ出発する日がやってきた。が、好事魔多し、寅の金を登の社長が持逃げして、旅行の夢ははかなくも消えた。近所の人の手前を気にする夫婦は、夜中にこっそり帰ってきた。そして、寅の提案により、数日を戸締りし、電気もつけないで暮すことになった。だが、その第一日目、留守を承知に押入った泥棒(財津一郎)が暗闇の中に三人を発見して大恐慌。この件により事の始終は近所の人たちの知るところとなった。かくして又ぞろ寅さんは柴又から姿を消すハメになった。それから一カ月。おいちゃん夫婦が心配になって、寅は帰郷した。その日から寅の小さな目が輝いた。自分の部屋に下宿する美しい幼稚園の先生・春子(栗原小巻)に恋をしたのだ。日増しにつのる慕情。春子と生き別れの父が病死し、寅は春子を元気付けようとするが、春子には会沢(横内正)という恋人がいた。失意の寅。彼はまたまた旅に出た。


渥美清、三崎千恵子、森川信      森川信、倍賞千恵子、三崎千恵子、秋野太作

題名:新・男はつらいよ
監督:小林俊一
企画:高島幸夫
製作:斎藤次男
原作:山田洋次
脚本:山田洋次、宮崎晃
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
録音:小尾幸魚
調音:松本隆司
美術:宇野耕司
編集:石井巌
音楽:山本直純 主題歌・唄:渥美清
現像:東洋現像所
製作主任:峰順一
助監督:大嶺俊順
スチール:久保哲男
出演:渥美清、倍賞千恵子、栗原小巻、前田吟、三崎千恵子、森川信、太宰久雄、笠智衆、佐藤蛾次郎、財津一郎、三島雅夫、横内正、村瀬幸子、秋野太作、佐山俊二、浜村純
1970年日本・松竹/シネスコサイズ・カラー92分35mmフィルム
公式サイト
新・男はつらいよ -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


森川信、前田吟、渥美清、三崎千恵子

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