映画「月光仮面」


月光仮面

今回は1958年から1959年までTBS系列で放映された「月光仮面」の東映東京撮影所製作の映画版全6作品をピックアップする。テレビ版とはキャラクター設定に変更はないが、演じる俳優が違うのとオートバイは大型の陸王を使っているそうだ。テレビ版は、私が幼い頃に再放送で見た記憶があるが、映画版は初見である。尺数が1時間前後であるのは、当時のロードショーが二本立てであった為だ。
1981年に澤田幸弘監督によって「月光仮面 THE MOON MASK RIDER」としてリメイクされ、出演は桑原大輔、志穂美悦子、藤岡琢也、井上純一、鈴木瑞穂、地井武男、原田大二郎など。


「月光仮面」第一部

題名:月光仮面
監督:小林恒夫
企画:園田実彦
原作:川内康範
脚本:川内康範
撮影:星島一郎
照明:城田昌貞
録音:大谷政信
美術:進藤誠吾
編集:祖田富美夫
音楽:小川寛興
出演:大村文武、峰博子、小宮光江、佐々木孝丸、宇佐美淳也、柳谷寛
1958年日本・東映/シネスコサイズ・モノクロ51分35mmフィルム
月光仮面 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

【ストリー】
“HOジョー発爆弾”という名の爆弾の実験が行われた時、怪しい笑声を残して消えた影があった。発明者の中山博士は自分の研究室からジョー発爆弾の機密入りのカバンが盗まれたことを知った。どくろ仮面の仕業だった。しかし、カバンの中は空だった。博士は名探偵祝十郎に連絡したが、彼はどくろ仮面の罠にかかりインドへ飛び立っていた。博士の娘あや子がどくろ仮面の一味タイガーに拐われかけたとき、「月よりの使者・正義の味方・月光仮面」という男が現れ、彼女を救ったのである。どくろ仮面は赤星博士になりすまし、宇宙科学研究所の会議に出、HOジョー発爆弾の保管輸送方法を探り、その途中を襲った。インドへ向ったはずの祝探偵は、この計画を見破り、運転手に化けて乗り込んだ。しかし、どくろ仮面はカバンを強奪して逃げた。探偵の助手五郎八が一度とり戻したが、また奪われる。月光仮面が現れ、どくろ仮面を追った。どくろ仮面は口中から焔をふき出す。橋上の大格闘。カバンは橋下の貨車の上へ。月光仮面はヘリコプターで汽車を追い、カバンを拾うと、空に消えた。どくろ仮面はタイガーの姉・女中ユリを使ってあや子を連れ去ろうとしたが、祝探偵が駈けつけた。中山博士と木の実少年が、どくろ仮面のアジトに連れられ、機密を責められる。その時、月光仮面が現れ、どくろ仮面は火を吐きながら逃げた。



「月光仮面 絶海の死斗」第二部

題名:月光仮面 絶海の死斗 ※第一部の続編
監督:小林恒夫
企画:園田実彦
原作:川内康範
脚本:川内康範
撮影:星島一郎
照明:城田昌貞
美術:進藤誠吾
録音:大谷政信
編集:祖田富美夫
音楽:小川寛興
出演:大村文武(祝十郎)、佐々木孝丸(どくろ仮面)、宇佐美淳也、小宮光江、峰博子、山本麟一
1958年日本・東映/シネスコサイズ・モノクロ52分35mmフィルム

本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

【ストリー】
爆弾の所在を示す地図の入ったあや子のロケットがどくろ仮面に奪われた。ところが、それは偽ものだった。祝探偵がスリ換えておいたのだ。どくろ仮面は先に捕った仲間のユリ・タイガー兄妹を差し入れに仕組んだ時限爆弾で殺そうとしたが失敗した。が、タイガーはすべてを告げようとしたとき、突然狙撃されて死んだ。祝探偵は黒衣の怪人を捕えかけたが、男も地上に落ちて死ぬ。--それからのちも、月光仮面は何度も博士を救うのである。どくろ仮面は業をにやし、機密を渡さねば博士を殺すと、祝探偵に挑戦状をつきつけた。祝は設計図のありかを示す地図をどくろ仮面に持たせた。が、博士はどくろ丸に連れ去られた。祝は輩下になりすまし、ユリと共にどくろ丸に乗りこんだ。しかし、どくろに見破られ、海中に逃れた。設計図のある一本松の洞穴に、どくろ仮面一味が着いたとき、すでに月光仮面が先廻りしていた、彼はどくろ仮面(実は赤星博士)を追いつめた。どくろは海中へ墜落した。中山博士らは全員無事だった。祝探偵の姿が見えない。彼が現れたとき、その近くに月光仮面の置手紙があった。“爆弾の機密は人類の平和がくるまでお預かりする。”



「月光仮面 魔人の爪」

題名:月光仮面 魔人の爪
監督:若林栄二郎
企画:園田実彦
原作:川内康範
脚本:川内康範、織田清司
撮影:星島一郎
照明:銀屋謙蔵
美術:藤田博
録音:岩田広一
編集:祖田富美夫
音楽:小川寛興
出演: 大村文武(祝十郎)、植村謙二郎(サタンの爪)、松島トモ子、月丘千秋、柳谷寛(五郎八)、若水ヤエ子
1958年日本・東映/シネスコサイズ・モノクロ62分35mmフィルム

本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

【ストリー】
サタンの爪と名乗る怪人がバラダイ王国シャバナン殿下を射殺し、秘宝の在処を示す地図を強奪する。その昔、サタンの先祖アブダラ・サタンは、バラダイ王国転覆の陰謀を企て失敗し、追放されたのだ。だが、子孫のサタンの爪は先祖の復讐よりも王国に眠る莫大な財宝を我が物にしようと企んでいた。そのためには〝地図〟とそれを照らす〝アラーの眼〟と殿下の顧問をしていた考古学者・結城博士が知る呪文が必要だった。〝アラーの眼〟が殿下の愛人であった浅川昌子の娘・不二子の胸のブローチに細工されていることが判明し、危機の迫った浅川母子を保護しようとするが、時既に遅く二人はサタンのアジトに攫われていた。〝アラーの眼〟が奪われそうになった時、月光仮面が現れ、二人を救い出す。浅川母子は祝探偵の家に保護される。だが安心したのも束の間、幼い不二子が再び誘拐される。一方、結城博士を訪ねた祝探偵もサタンの奸計に陥り、捕らえられる。結城博士から呪文を聞き出したサタンは、祝、不二子、結城博士らを時限爆弾で殺そうとする。時限爆弾を仕掛け、立ち去ろうとするサタン一味の前に、またもや月光仮面が現れ、凄絶な銃撃戦が繰り広げらえる。爆発寸前に、結城と不二子を救い出す月光仮面は、さらに〝地図〟と〝アラーの眼〟を奪回していた。翌日、羽田空港から祝ら一行が、バラダイ王国へと飛び立つ。遂に財宝の眠る洞窟の入口へと到着するが、そこにもサタンの爪の魔の手が伸びていた・・・。



「月光仮面 怪獣コング」

題名:月光仮面 怪獣コング
監督:相野田悟
企画:園田実彦
原作:川内康範
脚本:織田清司
撮影:飯村雅彦
照明:森沢淑明
美術:中村修一郎
録音:大谷政信
編集:祖田富美夫
音楽:小川寛興
出演:大村文武(祝十郎)、柳谷寛(五郎八)、若水ヤエ子、加藤嘉、山本麟一(怪獣コング)、ヨセフ・オットマン
1959年日本・東映/シネスコサイズ・モノクロ59分35mmフィルム

本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

【ストリー】
関東地方は戦後最大の暴風雨にさらされています。おなじみの祝探偵事務所では祝探偵を始め、五郎八に繁、木の実達が台風情報を心配そうに聞き入ってます。そこに臨時ニュースが入りました。この暴風雨の中、八名の死刑囚が脱走したというのです。更に警視庁松田部長から電話が鳴り、原子抗素体を研究中の山脇博士が何者かに誘拐されたと言います。祝探偵は山脇原子抗素体研究所へ急ぎました。そこには「この事件から手を引け 怪獣コング」という手紙がありました。やがて台風は去りましたが、全東京に不安は去りません。八名の殺人犯の脱獄は、国際暗殺団の首領の手引きだったのです。国際暗殺団は警視総監の秋山を狙います。逃げる秋山を獣か人間か形相凄まじい野獣コングが追います。このとき待ちに待った月光仮面があの白いバイクにまたがり、猛烈なスピードで急行、怪獣と対決します。そして総監を救うと消えて行きます。それでもあきらめない暗殺団は、明日十時に再び総監殺害計画を実行すると挑戦、総監部は物々しい警戒に包まれます。秋山総監は総監が入院時に見舞いに来てくれた第五物産の社長の長曾我部氏の身の危険を感じ、自分の部屋へと呼びました。時刻は遂に約束の十時を過ぎました。総監は何事もない無事を喜びましたが、あっと思う間もなく長曾我部氏の顔が、首領の顔に変じ、そして、あのもの凄い怪獣ゴングに変化したのです・・・



「月光仮面 幽霊党の逆襲」

題名:月光仮面 幽霊党の逆襲
監督:相野田悟
企画:園田実彦
原作:川内康範
脚本:織田清司
撮影:飯村雅彦
照明:入江進
美術:中村修一郎
録音:加藤一郎
編集:祖田富美夫
音楽:小川寛興
出演:大村文武(祝十郎)、柳谷寛(五郎八)、若水ヤエ子、加藤嘉、山本麟一(怪獣コング)、ヨセフ・オットマン
1959年日本・東映/シネスコサイズ・モノクロ61分35mmフィルム

本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

【ストリー】
激しい雷雨に襲われた東京の夜。東都大学の地質学研究室で、鈴木博士が顕微鏡を握ったまま何物かに絞殺され、助手の藤田も姿を消した。翌朝、祝探偵は現場の状況から裏に重大な秘密が隠されていると感じ、五郎八君と調査を開始した。博士のメモに書かれた電話番号は鉱脈を捜し求める山師大岡鉄蔵のものだと判明するが、大岡は博士との関係を否定。だが大岡の娘のはる子は、事件の夜に鈴木博士から連絡があったことを打ち明ける。一方、行方不明となっていた藤田が突然帰宅した。だがその目はうつろで、明らかに様子がおかしかった。そしてその腕には「幽霊党」という謎の三文字が記されていた。祝探偵は心霊学者の鷹の羽道寛を訪ね、心霊術という一種の催眠術の存在を知る。藤田の口はこの術によって封じられたようだ。そしてこれほどまでの術を使うのは、戦時中に悲運の最期を遂げたとされる竹林賢法以外にいないという。幽霊党とは、生き延びた竹林を首領とする一味ではないか?その夜、黒覆面の一団が大岡の家を襲撃した。幽霊党の目的は大岡の発見した重大な鉱脈を手に入れること。その取引の道具として、はる子を誘拐しようとしたのだ。そのとき、月を背に忽然と現れる、その名は正義の使者「月光仮面」!



「月光仮面 悪魔の最後」

題名:月光仮面 悪魔の最後
監督:島津昇一
企画:園田実彦
原作:川内康範
脚本:織田清司
撮影:西川庄衛
照明:入江進
美術:中村修一郎
録音:加藤一郎
編集:祖田富美夫
音楽:小川寛興
出演:大村文武(祝十郎)、柳谷寛(五郎八)、若水ヤエ子、岡譲司、住田知仁、山東昭子
1959年日本・東映/シネスコサイズ・モノクロ60分35mmフィルム

本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

【ストリー】
探偵・祝十郎の目の前で岡本と東条が毒蜘蛛によって殺され、背中に「白髪鬼」と書かれてあった。祝が調べると白髪鬼の正体は戦死したはずの白神博士だった。戦時中白神たちは無人島に漂着し膨大な砂金を発見した。欲に目が眩んだ西川たちが白神の息子・徹也を殺し、火を放って白神も殺そうとした。復讐に燃えた白神は西川を殺すことを決意する。一方、西川は宝を示す地図を奪うため自分の屋敷で白神を待ち伏せする。そこに現れた月光仮面が西川たちと銃撃戦を展開し、悪党たちを追いめる・・・。

1 2