映画「ホラ吹き太閤記」


「ホラ吹き太閤記」浜美枝

植木等                                 浜美枝

今回は古澤憲吾監督1964年製作「ホラ吹き太閤記」をピックアップする。
本作はクレージー・キャッツの ”時代劇シリーズ” 第1弾で全4作が制作された。内容は植木等さん扮する木下藤吉郎こと後の豊臣秀吉が、要領よく立ち回り出世していくサクセスストーリーだ。エキストラの数、合戦の空撮など撮影予算は大きい作品である。撮影の一部は、姫路城で行われたそうだ。


藤山陽子                                ハナ肇

「ホラ吹き太閤記」浜美枝

谷啓                                  東野英治郎

【ストリー】
時は戦国、無責任の世。三河の国の宿場町に、陽気な風来坊が現われた。その名は日吉丸(植木等)「今においらの天下がくるぞ、ブワーッと行こうぜ、イッチョかきまわせ……!」と吹きまくる進軍ラッパがあたりにこだました。これを聞き知った野盗の大親分・蜂須賀小六(東野英治郎)は彼の将来性に舌をまき、低姿勢で主従固めのサカズキ。これにこたえようと、日吉丸は奇策縦横の奮戦ぶり。しかし、大望をいだく日吉丸は、これに満足せず、参稼報酬として親分からまき上げた名刀村正を肩に、意気揚々とおさらばした。天下をとるには、優秀な大名に仕官するのが早道。そこで名だたるワンマン織田信長(ハナ肇)のもとで雑役夫として働くことになった。名も木下藤吉郎と変えて大張切り。そんな藤吉郎に厩番頭の娘・寧子(浜美枝)は首ったけだ。これにノボセあがった藤吉郎、無責任に赤ん坊をこさえて、寧子とスピード婚約。この大活躍が総大将信長に認められて、藤吉郎は、台所役人にとりたてられた。そして、ここでも、みごとに経費を3割も節約し、大いに面目をほどこした。この頃信長の清洲城は猛台風で大損害を受け、さらに敵方今川義元(藤田進)の放った忍者部隊にひっかきまわされ遅れほうだい。これを知ってかってでたのが藤吉郎。たちまち城を三日間で修理してしまった。これを知った今川義元、遅れてはならじと、一気に織田勢めがけて猛攻撃をかけてきた。が、ここでも藤吉郎、足軽頭として出陣し、敵を蹴ちらして大暴れ。みごとに敵将義元の首を討ちとる大殊勲をあげた。かくて藤吉郎、侍大将に取りたてられ、さらに飛躍的な前進を続けていくのであった。


有島一郎                                  草笛光子、谷啓

人見明                                      藤山陽子

題名:ホラ吹き太閤記
監督:古澤憲吾
製作:渡辺晋、森田信
脚本:笠原良三
撮影:西垣六郎
照明:隠田紀一
録音:増尾鼎
整音:下永尚
美術:北猛夫
振付:竹部董
編集:黒岩義民
音楽:宮川泰、萩原哲晶 主題歌:植木等「だまって俺について来い」
現像:東洋現像所
製作主任:島田武治
監督助手:清水勝弥
協力:国宝姫路城 管理事務所
スチール:岩井隆
出演:植木等、浜美枝、ハナ肇、谷啓、藤山陽子、草笛光子、藤木悠、有島一郎、東野英治郎、人見明、大友伸、田武謙三、青島幸男、潮万太郎、北川町子、藤田進、石黒達也
1964年日本・東宝/東宝スコープ(シネスコサイズ)・カラー98分35mmフィルム
ホラ吹き太閤記 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


「ホラ吹き太閤記」植木等                         ハナ肇

映画「クレージーメキシコ大作戦」


「クレージーメキシコ大作戦」浜美枝

植木等                           ハナ肇、犬塚弘

植木等、谷啓                                           谷啓、ハナ肇、植木等、安田伸

今回は坪島孝監督1968年製作「クレージーメキシコ大作戦」をピックアップする。
本作は、クレージー・キャッツの”クレージー作戦シリーズ”第11弾で全14作が制作された。
本作は、途中でインターバルが入る程の長尺で、サンフランシスコ、メキシコシティ、アカプルコと約2週間にわたり海外ロケを行っているが、興行成績が振るわず東宝クレージー・キャッツ映画の大作路線は本作までとなったそうだ。
※前作「黄金作戦」の観客動員数は290万人、本作は170万人、興行収入4億5,000万円、約2億3000万円減少。


浜美枝

園まり                                                                春川ますみ

大空真弓、園まり、浜美枝

中丸忠雄、ハナ肇                                                アンナ・マルティン

加藤茶                                                               いかりや長介

荒井注、仲本工事                                                   高木ブー

【ストリー】
日本で開かれたメキシコ展の会場から、秘宝のありかを知る手掛りとなる石像が盗まれた。盗んだのはムショ帰り早々の花岡組の忠治(ハナ肇)だったが、逃げる途中、ひょんなことから、石像は大酒飲みの酒井(植木等)の手に渡った。ぬけ目のない酒井は美術専攻の学生絵美(浜美枝)に偽物をつくらせ、それを500万で花岡組に売りつけたのだ。花岡組はアメリカのギャングのボスから石像を手に入れると命令されていたのだった。偽の石像を待って花岡(田武謙三)は秘書の光子(大空真弓)とアメリカに飛んだが、光子と結婚するつもりの忠治もその後を追った。一方、進はギャング団のボスが悪性の癌にかかり、名医中村博士に手術させようと日本に来たケン(桜井センリ)に、間違えられてアメリカに連れられて行った。また、殺人事件に巻き込まれた銀行員の鈴木(谷啓)は、刑事に追われて新婚旅行の行先であるアメリカに逃げ出した。花嫁の雪子(園まり)もその後を追った。その頃、進はデタラメにやった、癌の手術が成功し、ボスから感謝されたが、居合せた花岡親分に石像が偽物と見破られ、追われてメキシコへ逃げた。そこには忠治と鈴木がいて、同じ日本人ということで、行動を共にすることになった。ある日、美しいメキシコ娘マリア(アンナ・マルティン)から石像の秘密はピラミッドに隠されている秘宝らしい、と聞いて、三人はピラミッドを捜し回り、ついに大秘宝のありかをさぐりあてた。そのあと、三人はアカプルコに豪遊としゃれこみ、そこに来ていた絵美、光子、雪子と再会した。しかし、彼らをギャング団が狙っていた。一味はまんまと進たちの持っていた大量の宝石を手に入れたが、そこで格闘になった。知らせで駆けつけたメキシコ警察はギャング団を取り押さえ、進たちはメキシコの秘宝を救った大恩人ということになった。


犬塚弘、谷啓、石橋エータロー、植木等、ハナ肇、桜井センリ

大空真弓、田武謙三                                                 中尾ミエ

ザ・ピーナッツ                                          沢田研二、アンナ・マルティン

題名:クレージーメキシコ大作戦
監督:坪島孝
製作:渡辺晋、大森幹彦
脚本:田波靖男
撮影:内海正治
照明:小島正七
録音:増尾鼎
整音:下永尚
美術:竹中和雄
衣裳:藤崎捷江
記録:野上照代
編集:武田うめ
音楽:宮川泰、萩原哲晶 主題歌「人生たかが二万五千日」
現像:東京現像所 合成:三瓶一信
製作担当:島田武治
助監助手:浅野正雄
メキシコ国立劇場ショー構成:河野洋、田村隆
メキシコ国立劇場ショー監督:小谷承靖
メキシコ国立劇場ショー振付:小井戸秀宅
スチール:石月美徳
出演:植木等、ハナ肇、谷啓、浜美枝、大空真弓、園まり、犬塚弘、桜井センリ、安田伸、石橋エータロー、藤田まこと、ザ・ドリフターズ、アンナ・マルティン、春川ますみ、十朱久雄、藤岡琢也、田武謙三、中丸忠雄、人見明、ザ・ピーナッツ 、中尾ミエ、沢田研二
1968年日本・東宝+渡辺プロダクション/東宝スコープ(シネスコサイズ)・カラー161分35mmフィルム
クレージーメキシコ大作戦 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


ハナ肇、大空真弓、犬塚弘、植木等、浜美枝、谷啓、園まり

クレージーメキシコ大作戦

映画「クレージーの殴り込み清水港」


植木等                                星由里子

今回は坪島孝監督1969年製作「クレージーの殴り込み清水港」をピックアップする。
本作は「無責任清水港」の続編で「時代劇シリーズ」全4作にして最終作、クレージーキャッツのメンバー7人が顔を揃えた最後の東宝作品になる。1970年1月に正月映画として公開された。


犬塚弘、谷啓                             内藤洋子

ハナ肇                              高品格、北あけみ

【ストリー】
追分の三五郎(植木等)は、木曽の仏一家へ金を届ける、清水次郎長一家の石松(谷啓)を浪人、荒船五十郎(内田良平)の手から助けた。二人で飲んだ酒代のカタに石松が人質になるや、三五郎は石松になりすまし、木曽へ急いだ。しかし途中、金をスラれ、ようやく村の一膳飯屋に辿りついた。そこで無銭飲食した鮫造一家の身内を叩き出し、男を上げ、店の娘お雪(星由里子)に惚れられた。仏一家についた三五郎が友吉親分(北沢彪)から、悪代官と鮫造一家が結託しているのを聞いていると、そこへ鮫造の身内が乗り込んで来た。借金のカタに、友吉親分の娘お葉(内藤洋子)を代官の妾にさし出せという。三五郎は、鮫造一家に乗込み、バクチで大儲けして、お葉を救ったが、そこへ本物の石松が現れて一切がオジャン。鮫造一家からの矢の催促に、三五郎はお葉に化けて代官邸へ送られた。女装がバレて、三五郎は牢にぶち込まれたが、鮫造(高品格)に頼まれたと出まかせを言って、その場を逃れた。お葉と友吉親分を清水へ逃した三五郎は、次郎長一家に加勢を頼んだ。やがて、お葉が、清水一家がフグに当って全滅したと知らせて来た。鮫造一家はチャンスとばかり清水に殴り込みをかけたが、これが次郎長のトリックで、鮫造一家は全員御用となった。


内田良平                              天本英世

布施明                               植木等

ハナ肇、夏圭子、平田昭彦                  北あけみ

題名:クレージーの殴り込み清水港
監督:坪島孝
製作:渡辺晋、田波靖男
脚本:田中靖男
撮影:田島文雄
照明:小島正七
録音:指田漸
整音:下永尚
美術:阿久根巖
殺陣:岩本弘司
編集:武田うめ
音楽:萩原哲晶 主題歌「旅の空」「馬鹿は死んでも直らない」
現像:東京現像所
製作担当:古賀祥一
監督助手:砂原博泰
スチール:秦大三
出演:植木等、谷啓、ハナ肇、星由里子、内藤洋子、北あけみ、夏圭子、桜井センリ、安田伸、犬塚弘、石橋エータロー、内田良平、平田昭彦、田武謙三、高品格、北沢彪、天本英世、小松政夫、なべおさみ、布施明
1969年東宝+渡辺プロダクション/東宝スコープ(シネスコサイズ)・カラー95分35mmフィルム
クレージーの殴り込み清水港 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


星由里子、石橋エータロー、植木等

クレージーの殴り込み清水港