映画「悪名一番」

悪名一番
「悪名一番」田宮二郎、勝新太郎
悪名一番悪名一番
勝新太郎                       田宮二郎

今回は田中徳三監督1963年製作「悪名一番」をピックアップする。
全15作(1961~1969年)が製作された勝新太郎さんと 田宮二郎さんのコンビが冴える”悪名シリーズ”の第8作になる。
今までとは趣を変えてオリンピック前の東京が舞台になっている。

悪名シリーズ

悪名一番
「悪名一番」江波杏子
悪名一番悪名一番
江波杏子                    芦屋小雁、芦屋雁之助

【ストリー】
年の瀬も押しつまった頃朝吉(勝新太郎)と清次(田宮二郎)のもとに、お照(藤原礼子)が店の朋輩のもめごとを、もちこんできた。大衆の零細な資金を集めて、町の金融業を営む大黒金融の不良社員が、預金を持ちにげ、支払不能に陥ったというのだ。話を聞いた朝吉と清次は、大阪支社にのりこみ、気の毒な預金者の依頼を引受け、東京本社に善後策をかけあうため、持逃げ犯人の大野平助(矢島陽太郎)を追ってトラックで東上した。平助の姉の妙子(雪代敬子)を訪ねた朝吉、清次の二人は、四国で名前をかたっていた偽せ者の一郎(芦屋小雁)と二郎(芦屋雁之助)に再会した。朝吉と清次は早速大黒金融の本社へ乗りこんだが、社長の郡(安部徹)は、彼等に会おうとしなかった。接待に出て来た美貌秘書圭子(江波杏子)に、くいさがった朝吉は、豪華なナイトクラブで郡を発見した。関東の顔役工藤(名和宏)らのいならぶ中、田舎者の朝吉は、その嘲笑に耐えた。一方清次は、上野でおぎん(茶川一郎)に会い工藤組にもぐりこんだ。しかもそこで、監禁されている平助を発見、彼の口から持送げの真相を聞いた。恋人の圭子が400万の分け前を約束に、1億円近い金の擬装拐帯犯人になって遁走中だというのだ。黒い悪の組織の動めく中、又朝吉の身のうえにも、工藤の手が動いているようだった。そんな時、使い込み金の唯一の証拠となる郡の手帖が金庫から消え、圭子が平助を求めて工藤事務所に来た所を、清次は、二人をさんざん痛めつけることで、工藤にとりいった。更に、二人をバラすことをたのまれた清次は、二人を連れて脱出する機会を待った。ついに朝吉が工藤を怪しいとにらんだ直後、平助は、川田組へ1,000万で売られることになった。単身、工藤事務所にのりこんだ朝吉は、平助と圭子をのがして監禁されている清次を救うため、一郎、二郎を伴って工藤事務所を奇襲した。郡も工藤も朝吉の鉄挙のもとに倒れ、朝吉、清次の二人は、感謝されて、大阪に帰った。

悪名一番悪名一番
名和宏、安部徹                 雪代敬子、勝新太郎
悪名一番
藤原礼子、伊井友三郎、江波杏子、矢島陽太郎、雪代敬子
悪名一番悪名一番
悪名一番                     田宮二郎、勝新太郎

題名:悪名一番
監督:田中徳三
企画:財前定生
原作:今東光
脚本:依田義賢
撮影:武田千吉郎
照明:中岡源権
録音:大谷巖
音効:倉島暢
美術:西岡善信
装置:梶谷和男
擬斗:宮内昌平
編集:山田弘
音楽:鏑木創
現像:東洋現像所
製作主任:小沢宏
助監督:土井茂
スチール:西地正満
出演:勝新太郎、田宮二郎、江波杏子、藤原礼子、雪代敬子、安部徹、名和宏、遠藤辰雄、丸井太郎、茶川一郎、芦屋小雁、芦屋雁之助、伊井友三郎、矢島陽太郎
1963年日本・大映/シネスコサイズ・カラー86分35mmフィルム
悪名一番 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

悪名一番
「悪名一番」撮影風景

映画「悪名市場」

悪名市場悪名市場
勝新太郎                      田宮二郎、藤原礼子

今回は森一生監督1963年製作「悪名市場」をピックアップする。
全15作が製作された勝新太郎さんと 田宮二郎さんのコンビが冴える”悪名シリーズ”の第6作になる。
今作は、朝吉と清次の贋者コンビ(芦屋雁之助・芦屋小雁)がいる四国の港町が舞台だ。制作当時に人気があったテレビ番組「てなもんや三度笠」の白木みのるさん、藤田まことさんがカメオ出演している。

悪名シリーズ

悪名市場悪名市場
瑳峨三智子                     芦屋小雁、芦屋雁之助

【ストリー】
刑務所に入った清次(田宮二郎)から、彼を陥いれたペテン師が四国にいることを聞いた朝吉(勝新太郎)は、単身その港町に渡った。ところが、目指す菱屋運輸には一足お先に贋の朝吉(芦屋雁之助)と清次(芦屋小雁)が現われ、金を捲き上げていったというので、さすがの朝吉も唖然となった。朝吉は菱屋に潜り込んで二人を探ったが、これも長年売り込んだ悪名のせいだと、あまりあくどいこともやりそうでない贋者兄弟を許すことにした。ある日、パチンコ屋を経営する美人の咲枝(瑳峨三智子)を知ったが、彼女は贋の朝吉こと一郎にぞっこん惚れこんでいて、“悪名”にあこがれ朝吉のそれとない忠告も耳に入らぬ始末。その頃、ペテン師柿本(田中春男)は港の商店街の主人達を巧みに丸めこみ、改築移転をすすめていた。彼は実は隣町の追風組親分鷺原(松居茂美)の片腕で、勢力拡張のため工作していたのだ。また柿本は鷺原の意に従い、咲枝を連れ出してにせ朝吉の正体をあばき妾になれと迫るが、後を追って来た朝吉に叩き伏せられた。柿本をしめ上げ、総てが鷺原のからくりだと知った朝吉は折からの仮出所でかけつけた清次と力をあわせ、商店街に入りこんだ子分共を叩き出し、もとの持主に返した。折から四国、中国の親分衆の会合が開かれ、会場に乗込んだ朝吉は並いる親分衆の前で鷺原に対決し、果し合いをすることに決った。翌朝約束の場所、朝吉と清次は数十人の追風組と睨みあった。双方が入り乱れようとした。瞬間、轟然たる爆音と共に土砂が吹っ飛び、混乱に乗じて躍り込んだ朝吉、清次はさんざんに一味をやっつけた。ハッパのスイッチを入れたのは咲枝だった。鷺原、柿本を警察に引き渡した朝吉と清次は大阪へ帰る船の人となったが、その客の中にまたしてもそっくりの恰好をして清次と名のる男(藤田まこと)がいた。

悪名市場
勝新太郎、茶川一郎                 勝新太郎、田宮二郎

監督:森一生
企画:財前定生
原作:今東光
脚本:依田義賢
撮影:今井ひろし
照明:伊藤貞一
録音:林土太郎
音効:倉島暢
美術:太田誠一
装置:城修
擬斗:宮内昌平
編集:谷口孝司
音楽:斎藤一郎
現像:東洋現像所
製作主任:橋本正嗣
助監督:渡辺稔
スチール:藤岡輝夫
出演:勝新太郎、田宮二郎、瑳峨三智子、芦屋雁之助、芦屋小雁、藤原礼子、茶川一郎、西岡慶子、田中春男、松居茂美、花澤徳衛、曽我廼家五郎、島田憲三、毛利郁子、藤田まこと、白木みのる
1963年日本・大映/シネスコサイズ・カラー84分35mmフィルム
悪名市場 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

悪名市場
田宮二郎、勝新太郎

映画「続・新悪名」

続・新悪名続・新悪名
勝新太郎                       田宮二郎

今回は田中徳三監督1962年製作「続・新悪名」をピックアップする。
全15作が製作された勝新太郎さんと 田宮二郎さんのコンビが冴える”悪名シリーズ”の第4作になる。
秀逸なプロットとベテラン俳優陣の演技、その中に子役の赤城まりさんが、重要な役どころをこなしているのに、全体の演技レベルの高さが伺える。朝吉と清次のキャラクターも一作毎に熟成されて行く。

悪名シリーズ

続・新悪名続・新悪名
水谷良重、勝新太郎                 赤城まり、近藤美恵子、勝新太郎

【ストリー】
戦後の闇市を追放された村上朝吉(勝新太郎)は故郷の河内へ帰ったが田舎が嫌になり大阪へ出て、靴磨きの少女ひろみ(赤城まり)を拾った。そして宿へ帰ると、昔の知人おぎん(茶川一郎)にバッタリ会った。今はおかまの特技を生かし女剣劇一座にいるが、演芸館主、玉島(遠藤辰雄)の横槍で興行が出来ないでいた。朝吉は女座頭五月淳子(近藤美恵子)に会い尽力を約束し、早速玉島の事務所を訪れ偶然用心棒に雇われている清次(田宮二郎)に会った。興行は無事終ったが、一座のギャラを前借した大磯(杉田康)が姿を消していた。困った朝吉は自分の体を手形に借金し金は因島の麻生親分に借りて払うと言った。ひろみを清次に託した朝吉は玉島と共に因島へ渡ったがそこで親分の死を知り万策つきた朝吉は、玉島にシルクハット親分(永田靖)の許へつれ込まれた。が、シルクハットの連絡で琴糸(水谷良重)が訪ねてきた。彼女は以前遊廓から朝吉に救われ、その時の恩返しのため金を持って来たのだ。一方、清次はひろみの歌の素質を見抜き、彼女をのど自慢に出させ入賞確実とみられたとき、愚連隊が乱入し邪魔をした。怒った清次は連中を蹴散らしたが、脚をピストルで射たれた。その騒動の中でひろみは、大磯が因島へ行くことを聞いた。ひろみ、お政(ミヤコ蝶々)、負傷の清次らも因島へ向った。ひろみから大磯のことを知った朝吉は彼を探したが分らない。が、夜、大磯が現われ、いきなり短刀で突っかかって来たが所詮朝吉の敵ではない。彼の自供によると、黒幕はなんと玉島だったのだ。急遽朝吉は大阪へ帰った。玉島は新しい演芸館の棟上げ祝い中だったが、大磯と現われた朝吉を見ると、祝場はたちまち修羅場と化した。朝吉の頭突きと清次の松葉杖が冴えて、玉島は組み敷かれた。無事、玉島から金を取り戻した朝吉は、お政とひろみを楽団の一行に預け、金を女剣劇一座へ郵送すると、清次と共に肩を列べて去って行くのだった。

続・新悪名続・新悪名
ミヤコ蝶々                       茶川一郎
続・新悪名続・新悪名
遠藤辰雄、勝新太郎、永田靖           近藤美恵子、赤城まり、勝新太郎

続・新悪名続・新悪名
近藤美恵子                                                                   藤原礼子

題名:続・新悪名
監督:田中徳三
企画:財前定生
原作:今東光
脚本:依田義賢
撮影:武田千吉郎
照明:岡本健一
録音:海原幸夫
音効:倉島暢
美術:西岡善信
装置:高地繁
擬斗:宮内昌平
衣裳考証:上野芳生
編集:菅沼完二
音楽:鏑木創
現像:東洋現像所
製作主任:村上忠男
助監督:土井茂
スチール:三浦康寛
出演:勝新太郎、田宮二郎、水谷良重(水谷八重子)、近藤美恵子、ミヤコ蝶々、茶川一郎、遠藤辰雄、赤城まり、藤原礼子、永田靖、阿井美千子、浜村淳、杉田康
1962年大映京都撮影所/シネスコサイズ・カラー99分35mmフィルム
続・新悪名 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。

続・新悪名続・新悪名
田宮二郎、勝新太郎                  続・新悪名

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