映画「女番長 玉突き遊び」


叶優子                                                                 叶優子、衣麻遼子

今回は関本郁夫監督1974年製作「女番長 玉突き遊び」をピックアップする。
本作は、女番長シリーズの第7弾にして最終作となった。本作撮影中に、主役の叶優子さんが怪我をして撮影が中断するアクシデントが起きたそうだ。その為に次回作を予定していた池玲子さん主演の「女番長 タイマン勝負」がクランクインしてしまう。その後、叶優子さんが復帰し撮影が再開され本作は完成するのである。

【女番長シリーズ】
1971年「女番長ブルース 牝蜂の逆襲」監督:鈴木則文 出演:池玲子、杉本美樹
1972年「女番長ブルース 牝蜂の挑戦」監督:鈴木則文 出演:池玲子、杉本美樹
1972年「女番長ゲリラ」監督:鈴木則文 出演:杉本美樹、池玲子
1972年「女番長(スケバン)」監督:鈴木則文 出演:杉本美樹、池玲子
1973年「女番長 感化院脱走」監督:中島貞夫 出演:杉本美樹
1973年「女番長 タイマン勝負」監督:関本郁夫 出演:池玲子
1974年「女番長 玉突き遊び」監督:関本郁夫 出演:叶優子
※予約投稿で表示しないページがありますが、後日表示されます。


衣麻遼子                                                         女番長 玉突き遊び

【ストリー】
山猫お今日こと牧今日子(叶優子)が少年院を出て2年ぶりに、大阪に戻って来た。今日子は、かつての仲間で、今は落ち目のユキ(藤山律子)、トン子(美和じゅん子)、かおる(碧川ジュン)、そして今日子の度胸に敬服した桃代(田島晴美)と弘子(城恵美)を集めて、新しい女番長グループを結成した。一方、2年前に今日子に負わされた顔の傷の復讐を誓うカトレア会の女番長三奈(衣麻遼子)は、暴力団立花興業の社員である情夫の小池(菅貫太郎)に頼んで今日子に闇討ちをかけるが、一匹狼を名乗る西条五郎(白石襄)に邪魔されてしまう。数日後、今日子は、カトレア会のマリのスポンサーである沖タイヤの経理部長・八木(名和宏)が社長の沖と結託して、会社を偽装倒産させ、10億円相当の密輸ダイヤを売りさばく事をつきとめた。そこで今日子はマリと八木の情事を写真に撮り、30万円をゆすり取るや、追って来たカトレア会を滅多打ちに倒してしまう。一方、密輸ダイヤの事を小池から知らされたボスの立花(安部徹)も動き出した。やがて、ユキたちが小池に捕われ、単身彼女たちを救い出した今日子が、今度は自分が捕われ、小池たちに次々と強姦された。心身ともに傷ついた今日子を五郎は、優しく労るのだった。五郎と組んでダイヤを手に入れる決意に燃える今日子は、まんまとダイヤを手に入れ、換金するために伊丹空港へ向かう。だが、途中でユキが殺されてしまい、空港に待ち伏せしていた立花たちにダイヤを奪われてしまった。復讐の鬼と化した今日子たちは、三奈を一撃のもとに倒すや、立花らが立てこもっている琵琶湖のホテルへと向う。モーターボート、水中ガンなとを駆使してホテルの真っ只中へ不意打ちをかけた今日子たちは、小池、立花を血祭りにあげるが、ダイヤは、モーターボートともども炎上してしまった。深手を負いながらもこの光景を見届けた五郎は、満足そうな微笑を残して息絶えた。


白石襄

題名:女番長 玉突き遊び
監督:関本郁夫
企画:三村敬三
脚本:松本功
撮影:鈴木重平、古谷伸
照明:井上孝二
録音:格畑学、中山重二
美術:竹川輝夫
装置:温井弘司
装飾:山田久司
背景:西村和比古
美粧・結髪:東和美粧
衣装:高安彦司、松田孝
擬斗:土井淳之祐
記録:牧野叔子、森村幸子
編集:神田忠男
音楽:クニ河内 挿入歌:星まり子「泣くなオッパイちゃん」
製作主任:上田正直
演技事務:伊駒実磨
助監督:河村満和、萩原将司
スチール:諸角義雄、中山健司
出演:叶優子、田島晴美、藤山律子、白石襄、衣麻遼子、星まり子、城恵美、大堀早苗、相川圭子、愛田純、碧川ジュン、美和じゅん子、菅貫太郎、金子信雄、大泉滉、安部徹、名和宏、成瀬正孝
1974年日本・東映京都撮影所/シネスコサイズ・カラー87分35mmフィルム
女番長 玉突き遊び -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


星まり子                                                                  叶優子

映画「社葬」


緒形拳                          十朱幸代

今回は舛田利雄監督1989年製作「社葬」をピックアップする。
本作は、松田寛夫氏の綿密な取材を重ねて作り上げたオリジナル脚本で撮られている。
「新聞は、インテリが作り、ヤクザが売るんだ!」大新聞社での派閥抗争の話である。
太陽新聞社屋の外観は、富士フィルム本社ビルを使っていた。


中丸忠雄、小林昭二                  江守徹

若山富三郎                      佐藤浩市

【ストリー】
日本有数の大新聞「太陽新聞」のトップでは、会長派と社長派の間で権力争いが起こっていた。関東の地方紙だったのを全国紙にまで発展させたのは現社長・岡部憲介(高松英郎)の父の大介(故人)と現会長・太田垣一男(若山富三郎)だった。その会長派は太田垣の娘婿で専務取締役の添島(中丸忠雄)ほか松崎(根上淳)、栗山(小林昭二)、寺内(小松方正)、原口(加藤和夫)の各取締役。一方、社長派は岡部憲介ほか息子の恭介(佐藤浩市)、谷(加藤武)、徳永(江守徹)、深町(菅貫太郎)、三宅(有川正治)の各取締役。取締役販売局長として腕をふるう鷲尾平吉(緒形拳)は恭介の部下だったが、太田垣にも恩があり、派閥を嫌って中立的立場をとっていた。ある日、定例役員会で谷から緊急議題として太田垣の代表権と名誉会長職の解任が提出され、鷲尾が棄権したために一票差で可決されてしまった。太田垣はショックで倒れ、病院にかつぎ込まれた。社長派は皆勝ち誇った様子だったが、その晩、岡部憲介が料亭で芸者(井森美幸、)相手に腹上死してしまう。鷲尾も手伝わされて遺体は岡部邸へ運び込まれた。通夜の臨時役員会では葬儀委員長と社長人事をめぐって紛糾、翌日、太田垣が代表取締役名誉会長に復帰し、社葬葬儀委員長に就任。しかし、病気療養中のため実行委員長は鷲尾が務めることになった。前夜、太陽新聞では三友銀行の不正融資というビッグスクープが朝刊のトップを飾ろうとしていたが、徳永がもみ消していた。社長選出は無記名投票の結果、岡部恭介4票、添島隆治4票、白票3票で物別れとなった。鷲尾は以前に穂積で飲んでから女将の吉乃(十朱幸代)と男と女のつき合いをしていた。しかし、不倫旅行から帰ると、突然北陸の販売店が添島の差し金で納金拒否の態度をとった。徳永の命令で鷲尾が何とか事態を収拾したが、添島は株の失敗で大穴を空けて自殺未遂。憲介の死で社長派は劣勢、太田垣は病室に徳永を呼んで密約を交わした。報復人事はしないが、鷲尾の首を切れというものだった。鷲尾は徳永からの辞表提出要求を拒否し、穂積で恭介と会った。彼はすでに辞表を出していたが、三友銀行のスキャンダルや社葬の場で太田垣が徳永の社長就任を指名裁定することを鷲尾に話した。「なぜ自分だけがツメ腹を切らされなければならないのか」と怒った鷲尾は子飼いの部下の裏切りで相談役に落ちている前頭取野々村典正(芦田伸介)の協力を得、すべての情報をブラック・ジャーナリズムに流すと太田垣につめ寄った。社葬の当日、葬儀委員長の太田垣から指名された新社長は、岡部恭介だった。


藤真利子                       井森美幸

野際陽子                       吉田日出子

題名:社葬
監督:舛田利雄
企画:佐藤雅夫
製作:奈村協、妹尾啓太
脚本:松田寛夫
撮影:北坂清
照明:加藤平作
録音:堀池美夫
音効:永田稔、竹本洋二、和田秀明
美術:内藤昭、柏博之、松宮敏之
装置:太田正二
装飾:長尾康久
背景:西村三郎
衣裳:豊中健
美粧:名執愛次郎
結髪:山田真左子
スタイリスト:市原みちよ、金丸照美
ヘアーメイク:石田睦夫(十朱幸代)、直江広武(藤真利子)
和楽:中本哲
配役:葛原隆康
舞踏:藤間勘五郎
記録:森村幸子
編集:市田勇
音楽:宇崎竜童
現像:東映化学 合成:宮西武史
進行主任:長岡功
製作進行:下戸聡
演技事務:寺内文夫
助監督:藤原敏之
監督助手:五大院将貴、中川祐介
撮影助手:深沢伸行、清久素延、近藤義夫、坂口勇
照明助手:横山秀樹、本田純一、中島淳司、松本勝治、大坂光希、鈴木賢一
録音助手:松陰信彦、川口三郎
美術助手:今井高瑞、松宮敏之
装置助手:中小路認、大橋豊
衣装助手:宮川信男、森勲
編集助手:小磯眞佐美、坂口由美
宣伝:福永邦昭、荒井一弥、中村範子
スチール:久井田誠
出演:緒形拳、十朱幸代、佐藤浩市、藤真利子、井森美幸、江守徹、吉田日出子、野際陽子、若山富三郎、芦田伸介、小林昭二、高松英郎、小松方正、加藤武、北村和夫、中丸忠雄、根上淳、加藤和夫、菅貫太郎、有川正治、船越栄一郎、不破万作、イッセー尾形
1989年日本・東映京都撮影所/ビスタサイズ・カラー130分35mmフィルム
社葬 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


高松英郎                           加藤武

佐藤浩市、緒形拳                     社葬

映画「まむしの兄弟 二人合わせて30犯」


菅原文太、川地民夫                    東三千

今回は工藤栄一監督1974年製作「まむしの兄弟 二人合わせて30犯」をピックアップする。
まむしの兄弟シリース”は、東映京都撮影所で1971年から1975年にかけて9作品が、菅原文太さんと川地民夫さん主演で制作された。本作は第7作になる。今回は不良少女ジュン(東三千)というキャラクターが異彩を放っている。シリーズ中で最も良かった作品ではないかと思う。

【まむしの兄弟シリース】
1971年「懲役太郎 まむしの兄弟」監督:中島貞夫
1971年「まむしの兄弟 お礼参り」監督:本田達男
1972年「まむしの兄弟 懲役十三回」監督:中島貞夫
1972年「まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯」監督:中島貞夫
1973年「まむしの兄弟 刑務所暮し四年半」監督:山下耕作
1973年「まむしの兄弟 恐喝三億円」監督:鈴木則文
1974年「まむしの兄弟 二人合わせて30犯」監督:工藤栄一
1974年「極道VSまむし」監督:中島貞夫 主演:若山富三郎 ※コラボ作品
1975年「まむしと青大将」監督:中島貞夫
※各作品のリンクは、予約投稿で表示しないページがありますが、後日表示されます。


「まむしの兄弟 二人合わせて30犯」東三千

菅原文太、女屋実和子                 川地民夫、三島ゆり子

【ストリー】
久し振りに出所した政太郎ことゴロ政(菅原文太)と、ゴロ政を迎えに来た舎弟分の勝(川地民夫)の二人は、神戸・新開地に舞い戻った。新開地は、新興やくざの加賀組が勢力を誇っており、見むきもされないゴロ政と勝は、腹いせに組長加賀の経営する高級クラブで大暴れした末に、チンピラたちに掴まってしまった。だが二人は、不良少女ジュン(東三千)に救出された。一人ぼっちのジュンは、男になりたいばかりに、まむしの兄弟を救い、その代りに五分の兄弟分としてまむしの仲間に加えてもらおう、という魂胆だった。翌日、ジュンを仲間に入れたまむしの兄弟が、加賀組への復讐戦の作戦を練っているところへ、加賀組の本家・神童会幹部・塚本(渡辺文雄)が現われた。その塚本は以外にも勝を捜しに来たのだった。というのは、勝の本名は尾沢勝彦といい、3歳の時、両親と離れ離れになったのだが、現在、彼の父は死亡してはいるが母の弥生(三宅くにこ)が大へんな資産家で、病弱な彼女は是非我が子に会いたがっているとのことだった。勝はゴロ政に引率してもらい恐る恐る弥生に会った。親子の対面に感激したのは勝よりもむしろゴロ政だった。ゴロ政は勝のたっての頼みでしばらく居候することにした。だが、この話には裏があった。弥生の財産に目をつけた塚本は、勝に遺産を継がせてから、騙し取ろうとしていたのだ。ところが、弥生の体力か徐々に回復してきたのに慌てた塚本は、邪魔なゴロ政を尾沢家から追い出し、弥生を注射で殺そうとした。塚本の不穏な動きを察知した勝は、弥生を車椅子に乗せて逃げ出し、新開地へまぎれ込んだ。ここでもジュンが大活躍して追手をまいた。しかし、翌日ゴロ政、勝、弥生、ジュンが隠れている家を、加賀組が包囲した。ゴロ政と勝はジュンが弥生を連れ出している間に、大暴れをしてカモフラージュしたが、執拗な加賀組の追跡で、ゴロ政が駈けつけた時にはジュンは倒れていた。美しい少女のように笑みを浮べて息絶えるジュンを残して、ゴロ政と勝はショット・ガンを握りしめ、日本刀を振りかざして、加賀組の事務所へ突入していった。


成田三樹夫                        菅貫太郎

題名:まむしの兄弟 二人合わせて30犯
監督:工藤栄一
企画:橋本慶一
脚本:鴨井達比古
撮影:わし尾元也
照明:中山治雄
録音:荒川輝彦
美術:井川徳道
装置:近藤幸一
装飾:西田忠男
美粧・結髪:東和美粧
衣裳:山崎武
擬斗:上野隆三
記録:田中美佐江
編集:宮本信太郎
音楽:広瀬健次郎
進行主任:大岸誠
助監督:牧口雄二
演技事務:西秋節生
スチール:諸角義雄
出演:菅原文太、川地民夫、東三千、三島ゆり子、女屋実和子、三宅くにこ、松平純子、渡辺文雄、菅貫太郎、成田三樹夫、汐路章、成瀬正孝、片桐竜次
1974年日本・東映京都撮影所/シネスコサイズ・カラー93分35mmフィルム
まむしの兄弟 二人合わせて30犯 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


「まむしの兄弟 二人合わせて30犯」東三千

三宅くにこ                        菅原文太

1 2 3