映画「華麗なる追跡」


志穂美悦子                         マッハ文朱

今回は鈴木則文監督1975年製作「華麗なる追跡」をピックアップする。
JAC(ジャパンアクションクラブ)が初めて輩出した女優・志穂美悦子さん主演第4作である本作は、多羅尾伴内的七変化でコスプレを楽しませてくれる。アクション・シーンは、千葉真一さんが推挙するだけあり、他の追随を許さない活劇を魅せてくれる。彼女は、1987年8月に歌手の長渕剛さんと結婚し、山田洋次監督1986年「男はつらいよ・幸福の青い鳥」が最後の映画出演となっている。


菅野直行、大森不二香                                           郷鍈治、志穂美悦子

【ストリー】
鈴鹿サーキット。轟音を響かせて爆走するレーシング・カーの中に、紅一点の矢代忍(志穂美悦子)の姿があった。アメリカのレースで優勝経験のある忍は、日本でのデビュー戦でも見事優勝する。忍の父、正之(浜田寅彦)は猪俣船舶の船長で東南アジア航路を担当していたのだが、その船から大量の麻薬が発見されたため、逮捕され、獄中で謎の自殺を遂げたのだった。一人娘の忍は、父の無実を信じ、冤罪を晴らすべくTESO(東南アジア特別調査機関)に所属していた。忍は父が入っていた刑務所の元看守で、現在は退職して派手にギャンブル場に出入りしているヘンリー中谷(山本昌平)を追っていたが、中谷は、パシフィック興業社長・尾野沢要介(石橋雅史)、高級ナイトクラブ経営・本屋敷義一(沼田曜一)の手下に殺害された。刑務所長であった尾野沢は中谷を使って忍の父を殺し、今、その事を隠蔽するために中谷をも抹殺したのだった。当時、麻薬運搬の責任者であった本屋敷とともに尾野沢は、現在、シンジケートの黒幕である国会議員の猪俣赴夫(天津敏)の懐刀となっているのである。忍が住んでいるマンションの一階に忍のレーシング・カーの整備をしている新平(菅野直行)と妹の凪子(大森不二香)が花屋を経営している。忍と協力して組織を追求する兄妹に、悪の手が襲いかかり、二人は虐殺された。忍はとある事から女子プロレスラー、マッハ文朱(本人)と知り合い、彼女の協力を得て、組織のチンピラを相手に大暴れ。忍は得意の変装で徐々に組織の仮面をひきはがしていき、遂に猪俣の豪邸に乗り込み、組織の用心棒として潜入していたTESOの白崎(郷鍈治)の協力も得て、組織を壊滅させるのだった。


渡辺文雄

題名:華麗なる追跡
監督:鈴木則文
企画:吉峰甲子夫、高村賢治
脚本:掛札昌裕、金子武郎
撮影:山沢義一
照明:大野忠三郎
録音:内田陽造
美術:北川弘
装置:小早川一
装飾:酒井喬ニ
美粧:井上守
美容:宮島孝子
衣装:福崎清吾
擬斗:日尾孝司
記録:山内康代
編集:戸田健夫
音楽:八木正生
現像:東映化学
製作主任:松本可則
演技事務:石原啓二
助監督:澤井信一郎
ファッション・コーディネーター:北本正孟(志穂美悦子)
協力:伊豆長岡エイトランド、池袋東武百貨店(衣装)
スチール:藤井善男
出演:志穂美悦子、マッハ文朱、郷鍈治、菅野直行、大森不二香、石橋雅史、円山理映子、天津敏、山本昌平、沼田曜一、渡辺文雄、由利徹、苅谷俊介、安岡力也、日尾孝司、田中久子、浜田寅彦
1975年日本・東映東京撮影所/シネスコサイズ・カラー83分35mmフィルム
華麗なる追跡 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


志穂美悦子

映画「女番長ブルース 牝蜂の挑戦」


池玲子                         杉本美樹

今回は鈴木則文監督1972年製作「女番長ブルース 牝蜂の挑戦」をピックアップする。
本作は、女番長(スケバン)シリーズ第2作目になる。
温泉みみず芸者」で主演デビューした池玲子さんが、巨乳を惜しげもなく披露する東映ポルノ・アクションである。

【女番長シリーズ】
1971年「女番長ブルース 牝蜂の逆襲」監督:鈴木則文 出演:池玲子、杉本美樹
1972年「女番長ブルース 牝蜂の挑戦」監督:鈴木則文 出演:池玲子、杉本美樹
1972年「女番長ゲリラ」監督:鈴木則文 出演:杉本美樹、池玲子
1972年「女番長(スケバン)」監督:鈴木則文 出演:杉本美樹、池玲子
1973年「女番長 感化院脱走」監督:中島貞夫 出演:杉本美樹
1973年「女番長 タイマン勝負」監督:関本郁夫 出演:池玲子
1974年「女番長 玉突き遊び」監督:関本郁夫 出演:叶優子
※予約投稿で表示しないページがありますが、後日表示されます。


風間千代子                       小山明子

【ストリー】
ナオミ(渡辺やよい)、知子(杉本美樹)、軽子(潤まり子)、お良(東映子)、悦子(岡邦子)ら5人の団員を指揮する京都パール団の女番長真紀(池玲子)は、愚連隊の荒木(荒木一郎)と手を組んで修学旅行売春、枕捜しなとで盛り場一帯を荒しまわり、その名を京都中に轟かせていた。ところが、大阪を根城とするズべ公グループ黒百合会が京都に勢力を伸ばしてきたため、両派の激突が相次いで起こり始めた。真紀は黒百合会の番長ユリ(風間千代子)とグループの運命を賭けて勝負するが、レーサーを夢みる栄三(宮内洋)の仲裁で一時引き分ける。栄三はユリの幼友達だったのだ。数日後、真紀達は好色坊主玄海を(由利徹)たらし込んで数百万円を捲き上げるが、地元の暴力団黒地組にバレてしまう。黒地租は牝犬狩りを実施して一大売春組織を作る計画をたてていたのだ。パール団と黒百合会の決戦で真紀に敗れたユリは、栄三の心が真紀に傾いたと誤解して黒地組に接近、黒地(小池朝雄)の情婦となってパール団と対抗しようとした。黒地組は、時をうつさず黒百合会を解散させ、いやがる団員をコールガールに仕立てあげていった。また黒地組にのりうつった一郎がパール団の根城をバラしたため真紀たちにも魔手がしのびより、真紀は軟禁されてしまう。その頃、栄三の兄貴分で今は一流レーサーとして名をあげている宮原明(梅宮辰夫)は、栄三を東京に連れ戻すために京都にやってきた。しかし、栄三は真紀、ユリの二人の身を案じてか、東京行をやめるのだった。一方、挙銃ブローカー宮内(穂積隆信)らの取引きに、黒地は、真紀を求うことを条件に、栄三を利用しようとする。これが黒地の罠とも知らず、真紀を求うために仕事を引きうけてしまった栄三は、影山たちのむごいリンチを受け、右目を失明、レーサーへの夢は断念しなければならなくなってしまう。また黒地組にあやつられていたユリは自分のあやまちに目をさまし、傷ついた真紀を救出し、脱走をくわだてる。しかし計画は発覚し、ユリは影山に殺されてしまう。翌日、ユリの助力で脱出に成功した真紀は、ユリが犠牲になって殺されたことを知ると、ズベ公の意地を見せるため、単身、黒地組に殴り込みをかけるのだった。


梅宮辰夫、宮内洋                   小池朝雄

岡八郎、荒木一郎                 山城新伍、由利徹

題名:女番長ブルース 牝蜂の挑戦
監督:鈴木則文
企画:天尾完次
脚本:皆川隆之、鈴木則文
撮影:古谷伸
照明:北口光三郎
録音:荒川輝彦
美術:吉村晃
装置:近藤幸一
装飾:山田久司
美粧・結髪:東和美粧
衣装:高安彦司
擬斗:三好郁夫
記録:石田照
編集:神田忠男
音楽:鏑木創 主題歌:八田富子「女番長ブルース」
製作主任:俵坂孝宏
助監督:皆川隆之
演技事務:森村英次
スチール:杉本昭三
出演:池玲子、小山明子、宮内洋、風間千代子、渡辺やよい、杉本美樹、女屋実和子、潤まり子、小池朝雄、荒木一郎、岡八郎、由利徹、山城新伍、穂積隆信、梅宮辰夫、東映子、岡邦子
1972年日本・東映京都撮影所/シネスコサイズ・カラー84分35mmフィルム
女番長ブルース 牝蜂の挑戦 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


「女番長ブルース 牝蜂の挑戦」池玲子

「女番長ブルース 牝蜂の挑戦」池玲子

「女番長ブルース 牝蜂の挑戦」池玲子

女番長ブルース 牝蜂の挑戦                             宮内洋、風間千代子

映画「シルクハットの大親分 ちょび髭の熊」


若山富三郎                       橘ますみ

今回は鈴木則文監督1970年製作「シルクハットの大親分 ちょび髭の熊」をピックアップする。
本作は、”緋牡丹博徒シリーズ”でお馴染みの人気者熊虎親分(若山富三郎)を主人公にしたスピンオフ企画第ニ弾最終作になる。1970年前半に第一弾「シルクハットの大親分」が制作された。


伊吹吾郎                       白木マリ

【ストリー】
四国道後の大親分、熊坂虎吉(若山富三郎)は道後温泉発展のためにと、一家をひきつれて熱海にやってきた。この地は源田産業や農商務次官の芦沢(須賀不二男)、それに東京の顔役、剣持(名和宏)をバックにもつ横川組の縄張りであった。熊虎はさっそくくつろいだ宿の女房お幸(白木マリ)を横川組の魔手から救って、貫禄を示すのだった。その熊虎の度胸にゾッコン惚れ込んでしまったのは小栗公爵(北龍二)だった。彼は日本で最初に自動車の輸入に成功した人物で、天皇陛下に献上する第一号車の運搬と警備役を熊虎に頼んだ。剣持、横川(守田学哉)らは妨害の秘策を重ねた。しかし熊虎は技師クラウス(オスマン・ユセフ)や小栗の部下、伊庭新吾(伊吹吾郎)と共に無事大任を果し終えた。ところが、小栗は「輸入許可」を正式に得ると、熊虎との関係をたちきることを伝えた。源田たちは、妨害をあきらめず、自動車爆破を計画した。行動を開始した横川に襲われた新吾を救おうとした熊虎は源田の銃弾を太腿にうけ、危機に瀕した。だが、その時颯爽と登場した兄弟分緋牡丹のお竜(藤純子)の助力でことなきを得た。一難去ってまた一難。自動車は整備中のクラウスと共にダイナマイトで吹き飛んだ。小栗と家令重兵衛(石山健二郎)も横川組の刃に襲われた。熊虎とお竜の我慢もそれまでだった。喧嘩仕度に身を固めた兄弟は、源田、剣持、横川、芦沢と、悪の根源を葬り去った。


安部徹                       若山富三郎

題名:シルクハットの大親分 ちょび髭の熊
監督:鈴木則文
企画:俊藤浩滋、松平乗道
脚本:高田宏治
撮影:塚越堅二
照明:長谷川武夫
録音:荒川輝彦
美術:石原昭
装置:稲田源兵衛
装飾:柴田澄
美粧・結髪:東和美粧
衣裳:高安彦司
擬斗:谷明憲臣
記録:牧野叔子
編集:堀池幸三
音楽:津島利章
進行主任:武久芳三
助監督:皆川隆之
スチール:杉本昭三
出演:若山富三郎、藤純子、伊吹吾郎、橘ますみ、白木マリ、石山健二郎、北龍二、名和宏、安部徹、オスマン・ユセフ、藤村有弘、守田学哉、須賀不二男、ルーキー新一、志賀勝、川谷拓三
1970年日本・東映東京撮影所/シネスコサイズ・カラー89分35mmフィルム
シルクハットの大親分 ちょび髭の熊 -DVD-
本作はゲオ宅配レンタルでご覧になれます。


シルクハットの大親分               藤純子、若山富三郎


「シルクハットの大親分 ちょび髭の熊」藤純子

「シルクハットの大親分 ちょび髭の熊」藤純子

1 2 3 4 8